ええと、スゴイネ?
砂漠の上に…中国、「400キロ太陽光長城」構築
2025.01.02 09:45
砂漠の上に青い太陽光パネルが広がっている。中国のクブチ砂漠に構築された駿馬太陽光発電所だ。19万6320枚の太陽光パネルが作り出した馬の形状はクリーンエネルギー大国に向けて疾走する中国の「太陽光崛起」を象徴しているようだ。
中央日報より
以前も触れた話なんだけど、支那では砂漠を有効活用しているようだ。
砂漠に太陽光パネル設置は有効なのか
砂漠の有効活用
太陽光パネルも余りがちだし、砂漠も有効に使えるとあって、実にスバラシイ政策だね!机上の空論という点を除けば、だが。
以前触れた時のは、タクラマカン砂漠の話であった。
まあまあ大規模な太陽光発電設備で、地域の電力を賄えるとあって、なかなか意欲的なプロジェクトだとは思う。
で、今回はクブチ砂漠らしい。

漢字になってしまったが、右側がクブチ砂漠、左側がタクラマカン砂漠である。実に広大な土地なんだけど、砂漠はなかなか有効に活用することが難しいという問題もあって、支那ではこの砂漠を緑化しようというプロジェクトを推進している。
だが、そう簡単ではないんだよねぇ。
国家プロジェクトで
クブチ砂漠に太陽光パネルを設置する話は、2020年頃に報じられている。
空から見たクブチ砂漠の太陽光発電基地 内モンゴル自治区
2020年9月17日 12:29
発電設備の製造を手掛ける中国の中建中環工程が建設を請け負う内モンゴル自治区(AFPより
凄く大規模で、感心する。


流石、ダイナミック・チャイナである。なお、クブチ砂漠はオルドス砂漠の北部にある砂漠で、大部分が砂漠で一部はステップ(草ないしは低木におおわれている)である。写真を見ると、確かにまばらではあるが植生が確認できる。
その3 クブチ砂漠活動地の現在と今後の計画
クブチ砂漠の活動地では、現在も様々な活動を行っています。緑も広がり自然の力で更新・拡大を順調に続けていることから、主体は植栽事業ではなく砂漠を緑化するための研究、開発、そして現地の人々自らが活動を継続できるよう自立化に向けた取り組みへと移行しつつあります。また、砂漠化と緑化の現状を多くの方々に知っていただくために、砂漠緑化体験ツアーも実施しています。
地球緑化クラブより
よって、日本からも資金援助なされて緑化活動が行われているが、水の確保という点で苦戦しているようで、部分的に成功したところもある様だが、全体的に見ると劣勢だ。
砂漠緑化の父
そういえば、クブチ砂漠といえばこんな人物が。
「砂漠緑化の父」遠山正瑛とクブチ砂漠 中国内モンゴル自治区
2023年5月2日 16:45
中国内モンゴル自治区(AFPより
なかなか立派な人物だったようだが、京都大学に勤め、定年退職後に家族を残し私財をなげうって支那に渡り、緑化活動に尽力したようだ。
恩格貝の砂防・治砂事業は、長年にわたり国内外の各界から力強い支援を受けてきた。園芸学者で砂漠緑化の専門家だった遠山氏もそのうちの一人で、90年代初めに恩格貝砂漠開発モデル区の指導責任者として招かれた。恩格貝での砂漠化防止活動は91年から十数年に及び、ボランティア7千人余りを率い、内モンゴル自治区のほかにも新疆ウイグル自治区や甘粛省、寧夏回族自治区などを回った。2001年には国連の「人類に対する思いやり市民賞」も受賞した。
AFP「「砂漠緑化の父」遠山正瑛とクブチ砂漠」より
偉人と言えるとは思うが、個人的に暴言を吐かせて貰うと、家族にとってはとんだロクデナシだったようだ。
そこまで支那に尽くして、一体何の利益が得られたのか。自己満足だけではなかったのか。と、心が曇っている僕には余り感動が伝わってこない。感動ポルノのプロジェクトXでも取り上げられた人物らしいけれどもね。
さておき、緑化ではなくて、太陽光パネル設置ということになったクブチ砂漠だが。
その拠点となる蒙西基地クブチでは昨年11月29日、200万㌔㍗の太陽光発電の砂漠化防止プロジェクトに成功し送電網に組み入れられた。同プロジェクトの建設担当者である趙金泉氏は、「太陽光発電と砂防にはもともと資源の補完という優位性があります」と話す。さらに、「砂漠は面積が広く、日当たりも十分なので、太陽光発電に必要な土地と光の資源を提供しています。ソーラー発電パネルは太陽光を吸収する一方で日光を遮り、砂漠の水分蒸発を減少させ、風速を下げることに効果的で、植物の生態環境を改善することもできます」と紹介した。
プロジェクトの建設期間中、ヨシによる砂防と流砂の固定工事も同時に展開され、現在、太陽光発電エリア全域が全てヨシの砂止めに覆われている。
peoplechinaより
太陽光パネル設置によって、緑化にも期待が持てるのだとか。緑化の父は、草葉の陰で今何を思うのやら。
巨大な発電団地
で、冒頭の記事にある様に、宇宙から見ても大規模な発電施設が確認できるのだとか。

米航空宇宙局(NASA)は30日(現地時間)、中国内モンゴル自治区クブチ砂漠に建設されている中国の太陽光発電所を衛星で撮影したイメージを公開した。
中央日報「砂漠の上に…」より
2020年に敷地面積約120万平方メートルだったものが、2024年には137.21平方キロメートルになったそうな。え?137,210万平方メートルってこと?!
中央日報はちょっと違う解説をしているが……。
NASAの衛星イメージを見ると、2017年には何もない砂漠だったところが、わずか数年間で大規模なエネルギーを供給する発電団地に変わった。衛星イメージを分析した結果、クブチ砂漠の太陽光発電面積は2017年の11.14平方キロメートルから昨年は137.21平方キロメートルへと12倍以上に拡大した。砂漠の上にソウルの4分の1の面積の太陽光パネルが設置されたのだ。
中央日報「砂漠の上に…」より
何れにしても、実に広大だな。
中央日報の数字があっているとして、それにしても19万6320枚の太陽光パネルが設置されたわけである。実に壮観だろうね。そして、それらを繋ぐケーブルも実に大量の金属を必要としたということだろう。そうすると、日本で銅ケーブル盗難をしても割に合うわけだ。これに関しては想像ではあるが、巨大マーケットとなり得るところが隣国にあったことだけは間違いないし、ケーブルの販売先が「そうだった」としても何も不思議はない。
掃除はどうやって?!
さて、ここで気になるのが、この広大な砂漠に広がる19万6320枚の太陽光パネルを、どのように掃除しているか?という点である。
エアダスターでも使って一斉に掃除しているのだろうか?
前回の記事でも書いたが、砂漠で太陽光パネルを使う為には、定期的な洗浄が欠かせない。
砂漠地帯に太陽光発電パネルの清掃ロボット|未来機械の事例
2022年2月1日 更新2024年7月24日
気候変動による異常気象が多発しており、地球温暖化の1番の要因だと言われている二酸化炭素の削減に向けて、世界中で脱炭素の動きが加速しています。
~~略~~
アラブ首長国連邦・ドバイの出力400MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)清掃に必要なコストの削減と作業品質を安定させるため、未来機械の製造する清掃ロボット60台に加えて、複数の企業が開発する清掃ロボットが導入されていました。
Earth Sustainabilityより
そう、清掃ロボットの導入である。

こんな感じの清掃ロボットが日本で開発されているのだが、似たような物を導入している可能性は高い。だって、流石に19万6320枚の太陽光パネルを手作業で掃除するなど、正気の沙汰ではない。では掃除をしないとどうなるかというと、ホコリや砂がパネルの上に堆積してしまう。
とはいえ、ロボットで清掃作業の手間は軽減できるかもしれないけれども、数千台程度はロボットを導入しなければならないと思うので、そのメンテナンスを考えると目眩がする。また、ロボットは充電タイプなので、充電するか充電の終わった蓄電池を電池交換するかという手間もあるだろう。
どうやって運用しているのか、かなり不思議ではあるのだが……、支那は若者の雇用に苦戦しているので、案外人海戦術でやっている可能性は否定できない。
砂漠での日中作業はかなり過酷だと思うので、夜間作業をやっている可能性も。
鬼城を想起させる
とまあ、やや疑問の多い発電設備ではあるが、余りがちな太陽光パネルと無駄に広い砂漠の有効活用という意味では、意義はある可能性も。
しかし、個人的には太陽光長城などと言っているが、どちらかというと太陽光鬼城になるのでは?との危惧の方が強い。
こちらの記事で、支那の鬼城物件を紹介した。今更ながら、「鬼城」とは、人の住まないマンションが林立する場所の事を指し、ゴーストタウンの事を意味する。


これは支那最大の鬼城のあるオルドス市の様子らしいのだが、オルドス市って内モンゴルにあるんだよね。奇しくもクブチ砂漠の近くなのだ。
というか、恐らくは因果関係が逆で、内モンゴルだからこそこんなメチャクチャな開発が罷り通ってしまうのである。実質、支那の植民地的な位置づけで、経済的にもかなり疲弊した地域である。
一時期は石炭産業で賑わった地域なのだが、今やオルドス石炭の生産量は急激に低下……、していたんだけど、最近はやや盛り返しているらしい。
中国、内モンゴルの72炭鉱に即時増産を指示 年1億トン増産へ
2021年10月8日午後 5:51
深刻な電力危機と石炭不足に見舞われる中、中国の当局者は内モンゴル自治区にある72の炭鉱に対し、年間生産量を直ちに合計1億トン近く増やすよう指示した。北部の内モンゴル自治区は国内第2位の石炭産地。
内モンゴル自治区のエネルギー局は7日付の緊急通知で、烏海、オルドス、フルンボイルの各市とシリンゴル盟に対し、安全確保を条件に即時増産を許可すると管轄内の炭鉱に伝えるよう指示した。
ロイターより
尤も、これも一時的な話で、全体的には脱炭素を進めているようなので、先行きの怪しい産業であるとは思う。
中国、北部地域のグリーン水素で工業分野の脱炭素化を加速
2024年2月9日
中国は2020年9月22日、国連総会で2030年にカーボンピークアウト、2060年に実質的なカーボンニュートラルをそれぞれ目指すことを宣言した。この実現に向けて、風力や太陽光などの再生可能エネルギーを用いて作られるグリーン水素の普及が注目されている。
JETROより
色々トライしているみたいだけれど、どうなんだろうか。グリーン水素って、嘘くさいと個人的に思っているので、この情報にも懐疑的なんだけれど。
環境への影響は
さて、そんなわけで、冒頭の巨大な太陽光発電設備が本当に支那で有効に機能しているかについても疑いの目を向けてはいるのだけれど、そこは心配しても仕方がないのだ。
ただ、こういった巨大設備を作った場合、環境にどのような影響がでるのか、ということには懸念はある。
地球上を緑化することで起こる「デメリット」も知っておこう
世界最大の砂漠であるサハラ砂漠は、実に1.000万平方キロメートルもの広大な土地に広がっています。 そのため、この砂漠を緑化つまり草木を植え、持続的に成長できる環境にできたら大きな効果をもたらすと考える人は多くいます。 実際に、数千年前までは緑が広がる土地が多かったとされていて、動物や木々が見られたのです。 それを気候変動前の姿に戻してあげようと、様々な取り組みがなされています。
~~略~~
アマゾンは地球上の二酸化炭素の吸収に大きな役割を演じていて、もし熱帯雨林が消滅すれば、今でさえ深刻な温室効果がさらに進んでしまいます。 このように、地球上の動きは微妙なバランスの上に成り立っていますので、総合的に物事考えないと思わぬところで深刻な影響が出る可能性もあるのです。
きれいな地球を守る会のサイトより
やや身構えてしまう名前(失礼)のサイトからの引用なのだが、書いてあることは荒唐無稽なことではなく、むしろ念頭に置いておく必要はあることだと思っている。
どの程度の影響がでるかはハッキリしないが、例えば風力発電をすれば、風力をエネルギーに変換するのだから、変換した分の風は減衰する。そうすると、風下にある自然環境には当然ながら影響がでる。
それは軽微な影響かも知れないし、大きな影響がでるかも知れない。
では、太陽光パネルはどうかというと、直接的には日陰をつくることで、植物の成長にプラスに働く可能性は否定できないが、例えば黄砂の飛散が少なくなる効果が出た場合には、風下にあった黄砂が供給されることで植物や動物の成育を助けていた場合には、悪影響を及ぼす可能性だってある。
問題は、これが国を跨いで地球規模での影響として出てくることなんだよね。
二酸化炭素を出すのも迷惑だけど、太陽光パネルを設置しても迷惑な事になる可能性はあるんだよね。まあ、こればっかりは予想が難しいのだけれど。
追記
文章を書いている内に、バタフライエフェクト的な話に進んでしまった。だけど、この話は太陽光発電の問題を主軸とした話であって、支那が巨大な太陽光発電設備を構築したことで、「無駄な物をつくったんじゃないの」という疑惑と、「色々な悪影響もあるよね」という話に辿り着きたかったというのが本音である。
時々あるんだよね、書いている間に結論がぶれてしまうことが。
という反省はさておき、ちょっと面白いニュースがあったので追記したい。
三菱商が中国国内の金属取引停止へ、銅取引の不正受け-関係者
2025年1月14日 15:25 JST
三菱商事が中国での銅トレーダーの不正行為を受けて中国国内での金属取引事業を停止し、現地法人も閉鎖する方向であることが分かった。中国に関連する輸出入の業務は継続する。事情に詳しい関係者が明らかにした。
関係者によれば、三菱商傘下のRtMチャイナは先週、顧客に事業停止を通知し、既存取引の解消を始めた。中国現物市場における精錬金属および鉱物資源の売買を停止し、現地企業への関連サービスの提供も行わない予定だ。
同社では銅取引を担当していたトレーダーが自身と関係のある地元企業などと無許可で取引をしていたことが判明。三菱商は、7-9月期(第2四半期)決算で、「中国関連取引損失」として138億円の純損失を計上し、それ以上の懸念はないとしていた。
Bloombergより
ほほう、銅取引とな。
三菱商、中国での銅不正取引疑惑で138億円の損失-関係者
2024年12月4日 10:46 JST 更新日時 2024年12月4日 14:55 JST
三菱商事が、中国拠点のトレーダーが関与した疑いがある銅取引での不正行為で、138億円の損失を被ったことが分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。
Bloombergより
支那拠点のトレーダーが、銅取引に関連して私腹を肥やしていた事件だったようだが、それだけ支那内での銅の取引が活発であったという意味でもあるのだろう。
住友商事銅取引巨額損失事件(1996年)のような事件は、偶に発生するのだが、今回は三菱商事が被害に遭ったとのこと。興味深いのは三菱商事は、この事件を受けて支那国内の全ての金属取引から手を引くことにしたようだ。
直接的に発電設備に影響するとは言い難いが、影響はあるだろう。なかなか興味深い話になりそうだね。
コメント
あーなるほど……ついに諦めたか(笑)
十年前の資料で、砂漠化・土漠化が北京の
100km先に迫ってるって話がありました。
どんなもんか江戸日本なみに情報を遮断してる国ですから判らんですが。
内モンゴルは実は清朝末期にウンゲルン男爵(ロシア白軍幹部のドイツ系ロシア人。詳しくはシベリア出兵で調べられたし)が
中華民国から武力解放した時ですでに、
砂漠化が進んでいて、その後の中華人民共和国の入植で砂漠化がいっそう進んでます。
モロに該当地域でせう?
プロジェクトXどころの騒ぎでなかったすからねぇ(まぁNHKのやる事だから????)
んで〜鬼城になるリスク無視で、太陽光鬼城を量産してるのって「諦めた」んでないすかね、砂漠化を食い止めるのを。
別に北京は政治都市として残れば良いのだから、将来的に邪魔な人間を移住させて米国のラスベガスみたいな砂漠都市であっても運営できれば良しと。
三国志の董卓が洛陽を焼き払い長安へ(逆でしたっけ?)民を強制移住させたように。時代が違う? んにゃ20世紀末にも三峡ダム建設で100万人は移住させてますよ。
あの国ならやりかねん!
しかし「人海戦術でメンテ」には笑いました。そか、その手があの国にあったか?
朝鮮戦争でタコツボに潜んで、殺されても殺されても突撃して米軍を発狂させた国ですからねぇ。あり得そう。
強制移住ですが、そんなに馬鹿げた話でないと思いますよ。頭のイカれた為政者はそういうの大好きですから。
スターリンは朝鮮族を大量に中央アジアへ強制移住させてますし。
ヒトラーのユダヤ人虐殺も、もともとは「強制移住」だった。ただ誤算でポーランド支配したら大量のユダヤ人が合算されてしまって(ポーランドはユダヤ人の農地所有を歴史的に認めていたので、実は大量のユダヤ人農民がいた!)、手がつけられなくなって「抹殺」へ向ったのが真相。
誤算を計算せずに、変な事を企画して、
文革みたくなるのは、独裁国家の常ですからねぇ。
ヒトラーが活躍した時代のドイツは、第1次世界大戦の後始末で巨額の賠償金の支払いで苦しんでいて、商売の上手いユダヤ人に経済の深い部分にまで食い込まれていましたから、「排斥すべき」「アーリア人の手にドイツを取り戻すんだ」という流れになったのは、それほど不思議ではありません。
ご指摘のように、最初は裕福なドイツ人の移住抑制をやっていたけれども、そのうちに強制移住させるという流れになったみたいですが、経済に食い込んでいる存在というのは、独裁者にとっては都合が悪いのでしょうね。
諦めたのか、苦し紛れなのか。
何というか、砂漠化を食い止めるのとか、太陽光パネルとか、なんとなく金貰えるからやっている雰囲気が強いんですよね。真相の程はどうかわかりませんが。
支那共産党の「指導」があれば、何だってやるんでしょう。
以下、少々悪ノリですみません。
人工衛星写真では 周りの白っぽい砂漠に比べ、太陽電池部分は黒っぽく、明らかに宇宙から見た太陽光反射率(アルベド)が低下している。
すなわち、深刻な温暖化要因に見えて笑える。
実際にはソウル市程度の面積で、人工衛星写真も何らかデフォルメ処理していて 大したこと無いのでしょうが(笑)
あ、ちょっと補足 Wikipedia情報で申し訳ありませんが、
「惑星地球」のエネルギー収支の99.97%が太陽光の入反射(+熱放射)(率がアベルド)
(例によって詳細原理式は省略m(_ _)m)
なので、アルベドにそこそこ影響し、もしかしたら制御可能なCO2がワルモノ扱いされてます。
だけどCO2減らす、代わりにアルベド下げてたら本末転倒
と言うのが笑いどころな訳どす
すなわち、世界中の砂漠の緑化に成功すれば 恐らく温暖化は爆発的に進むでしょう。
ちゃんと計算した事ないけど、誰かして(酔っ払いゴメンなさい)
太陽光反射率ですか。
アルベド・フィードバックという言葉は知っていましたが、あれは氷河期が加速する話だった気がします。
逆だと温暖化要因というわけですか。
なるほどー、そういう考え方もあるのか。
ご指摘通り、面積的には余り大きな影響はなさそうなんですが。
>そういう考え方「も」あるのか。
地球の気温の支配要因は「も」じゃなくアルベド9割強 残り「補正要因」が温室効果です
何故 補正要因?かと言えば、アルベド「反射率」は、太陽光スペクトルで定義されますが、
反射以外の地球からの光伝熱放射である「熱放射」は、地球が太陽より遙かに低温なため、スペクトルが随分と赤方向に偏ります。
すると赤外線を吸収しやすい水蒸気やCO2により、宇宙に出ていく熱放射の成分が減り、これを「温室効果」と呼ぶようです。
(個人的見解ではアルベド定義を太陽光反射率としてるのが変で、赤外放射まで一般化すると、アルベド要因99.97%)
いささか脱線しちゃいましたが要するに
温暖化/寒冷化の主要因は、地表・海面・氷・雲 の総合反射率と、補正要因としての大気の赤外線吸収率です
最大&桁違いの温暖化ガスである「水蒸気」は制御ほぼ不可能なので、何となく制御可能なCO2がワルモノ扱いされてます。
あと、周りのエンジニアでも誤解が多くて驚きましたが、工業要因発生エネルギー:石油・石炭・化石燃料燃焼 + 原子力 + etc.
合わせて0.1%以下、 誤差要因程度 なのでエネルギーの無駄遣い は温暖化と関係ありません(笑)
失礼しました。
しかしそうするとアルベド問題の解決のためにジオエンジニアリング的なアプローチの方が正しいという話にも一定の説得力が。
地球規模の機構改編には批判も多いようですが、実験の価値はありそうですね。
実験をやってみて効果が出ちゃうと、二酸化炭素ビジネスは絶望的になっちゃいますけどね。
こんにちは。
これ、アレですね。
何世代か後の歴史家、考古学者が発掘して、
「……なんだこれ?」
「何がしたかったんだ?」
になるヤツ。
あの国のことだから、まともな資料も残らないでしょうし。
こんばんは。
鬼城からして、「何がしたかったのか」という話になりますよね。
「何がしたかったのか」のノリで、チベットのヤルツァンポ渓谷にダム造るつもりらしいですが……
※これ、国境越えた下流の国の水資源を絞る目的が明白すぎて……下流は連盟で戦争起こして良いレベルになると思います。
ヤルツァンポ渓谷って貴兄の小説のアレのアレ??
エネルギーと水資源不足(飲料より工業化による、とくに半導体生産の為と想うす)どうにもならないんだなぁ。周辺国に嫌われる事ではロシアに負けないだけある。
まさにそれであります。
ほんの十数年前までは、前人未踏の「最後の秘境」だったそうですが……
https://www.webdoku.jp/newshz/azuma/2010/11/17/100259.html
現在は、すぐ側まで道路が通り、宿泊施設や見晴台まである始末。
※GoogleMapで確認出来ます。
https://maps.app.goo.gl/Zo35nmLfam5H2aKV8
ダムに関する話は、別に書かせて頂きました。
結構、深刻な問題になりそうなんですよね。