お久しぶりです。何とか通常運転に戻れる環境となりました。以後、ボチボチと更新させていただきますので、またお付き合いください。
で、一週間ぶりの記事で扱うのはコチラのニュース。
[社説]北部豪雨「初動」遅れ 県は猛省し対応検証を
2024年11月14日 4:01
沖縄本島北部を襲った記録的大雨で、被災自治体への「災害救助法」の適用が困難になっている。県の対応遅れにより、災害発生中に被害の「恐れ」を根拠にした適用ができなくなったためだ。
沖縄タイムスより
流石の沖縄タイムスもフォロー不能で、社説では批判している。ただ、批判内容は弱いなぁ。
災害救助の経験不足?
水害発生
さて、災害発生のニュース自体はちょっと前の話で、皆さんも御存知だろう。
【洪水警報】沖縄県・大宜味村に発表
2024/11/10 05:25
気象台は、午前5時25分に、洪水警報を大宜味村に発表しました。
gooニュースより
11月10日の時点で記録的な大雨が降った沖縄、各地で住宅が水に浸かる被害が出てしまった。幸いにも人的被害は出ていないのだが、人々の暮らしには大きな影響が出た。
記録的大雨 15日時点の被害状況
11月15日 16時51分
今月10日にかけての沖縄本島北部での記録的な大雨では各地で住宅が水に浸かる被害が相次ぎました。
NHKが15日の時点の被害状況について市町村に取材したところ、国頭村では床上浸水が25棟、床下浸水が39棟。
東村で床上浸水が17棟、床下浸水が10棟。
名護市で床上浸水が10棟、床下浸水が12棟。
大宜味村で床上浸水が8棟。
恩納村で床上浸水が2棟、床下浸水が2棟確認されています。
NHKニュースより
沖縄でココまでの水害というのは、比較的珍しいのではないか。
法定受託事務
さて、このニュースを扱う上で重要なポイントが、沖縄タイムスの社説に書かれているので、まず指摘しておきたい。
しかし、そもそも災害救助法の適用は「法定受託事務」だ。判断ミスとの批判は免れず、県には猛省を求めたい。
沖縄タイムス「北部豪雨「初動」遅れ」より
耳慣れない言葉だが、法定受託事務とは国や都道府県などが本来行うべき事務のうち、利便性や効率性を考慮して地方に委託されている事務のこと。
例えば、国政選挙や戸籍関係の処理、生活保護の決定や実施などもこれにあたる。
災害救助法の適用は国が行うべきところ、現地の県や地方自治体のほうがリアルタイムに状況判断が出来ることから、地方行政が執行することになる。そして、その費用は国が交付する事になっている。
したがって、沖縄県が適切な時期に被災自治体への「災害救助法」の適用を決定すれば、国から避難所の設置や生活必需品の支給、臨時の仮設住宅の設置、あるいは住宅の応急的な修理などまで行う費用が支給されたのである。
こうした法制度は、地方自治体の資金力では迅速な救助が行えない場合にも、円滑に救助を行うことが出来るように定められている。
ただ、今回は「適切な時期に」というところが問題になった。
初動の遅れ
水害が発生するのはある意味仕方がない面はあるのだが、しかしその被害をおさえることはできる。
記録的大雨 沖縄県と鹿児島県 全く異なる初動対応
11月15日 16時51分
今回は、沖縄県と海を挟んで隣り合う鹿児島県とで、ほぼ同じ時間に記録的な大雨となりましたが、両県の初動対応は全く異なるものになりました。
NHKニュースより
NHKが同じ時期に降雨が酷くなった鹿児島県との対比を行っているのだが、これがまあ酷い。

鹿児島県の与論町は過去にも大雨による災害発生の経験があったこともあって、速やかに対応出来たという分析もあるのだが、それだって、災害対策本部設置のタイミングが2日もズレる理由にはならない。
まず、今月9日に、奄美地方より30分早く、本島北部に「顕著な大雨に関する情報」が出されました。
このあと、大雨特別警報は発表されなかったものの、午前3時すぎまでに名護市、国頭村、東村、大宜味村に10回以上「記録的短時間大雨情報」が発表されます。
午前5時前と午前9時前の2回、内閣府から災害救助法を担当する生活安全安心課に適用について助言するための電話がありましたが、職員が不在で伝わりませんでした。
翌10日も明け方から午前9時前までに、前日と同じ1市3村にあわせて6回「記録的短時間大雨情報」が発表されましたが、この間、災害対策本部は設置されませんでした。
週が明けた11日の午前になって、災害対策本部が設置され、夕方に災害対策本部会議が開かれました。
NHKニュースより
あまりにも遅い。
適用はできないのか
さて、沖縄県知事の玉城デニー氏の判断が遅かったためにこのようなことが起きてしまったのだが、「災害救助法」の適用はなぜ無理なのだろう。
令和6年11月8日からの大雨にかかる 災害救助法の適用について
こちらは与論町に適用する旨の資料なのだが、「災害救助法施行令第1条1項4号適用」とある。
(災害の程度) 第一条 災害救助法(昭和二十二年法律第百十八号。以下「法」という。)第二条第一項に規定する政令で定める程度の災害は、次の各号のいずれかに該当する災害とする。 一 当該市町村(特別区を含む。以下同じ。)の区域(地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百五十二条の十九第一項の指定都市にあっては、当該市の区域又は当該市の区若しくは総合区の区域とする。以下同じ。)内の人口に応じそれぞれ別表第一に定める数以上の世帯の住家が滅失したこと。 二 当該市町村の区域を包括する都道府県の区域内において、当該都道府県の区域内の人口に応じそれぞれ別表第二に定める数以上の世帯の住家が滅失した場合であって、当該市町村の区域内の人口に応じそれぞれ別表第三に定める数以上の世帯の住家が滅失したこと。 三 当該市町村の区域を包括する都道府県の区域内において、当該都道府県の区域内の人口に応じそれぞれ別表第四に定める数以上の世帯の住家が滅失したこと又は当該災害が隔絶した地域に発生したものである等被災者の救護を著しく困難とする内閣府令で定める特別の事情がある場合であって、多数の世帯の住家が滅失したこと。 四 多数の者が生命又は身体に危害を受け、又は受けるおそれが生じた場合であって、内閣府令で定める基準に該当すること。
2 前項第一号から第三号までに規定する住家が滅失した世帯の数の算定に当たっては、住家が半壊し又は半焼する等著しく損傷した世帯は二世帯をもって、住家が床上浸水、土砂の堆積等により一時的に居住することができない状態となった世帯は三世帯をもって、それぞれ住家が滅失した一の世帯とみなす。
e-Govより
基準を見ると、確かにかなり厳しい基準となっていて、例えば、人口5000人未満の市町村で住宅が消滅した世帯の数が30を超えた場合がそれにあたる。が、今回は床上浸水程度に留まっていて「消滅」とは言えない。
では、与論町はいかなる根拠で適用されたかといえば、「多数の者が生命又は身体に危害を受け、又は受けるおそれが生じた場合」という4号の規定を用いて、最大が拡大している最中であれば甚大な被害が発生していなくとも請求が出来るようになっているのだ。
いち早く被災者を支援
なお、流石に沖縄タイムスも完全に批判ばかりしているわけではなく、国に対しても注文を付けている。
だが災害救助法の目的はいち早く被災者を支援することにあり、早い段階での適用が求められる。災害は激甚化しており、県の適用の在り方を根本から見直すべきだ。
今回被災した地域では、住宅浸水による生活必需品の不足や建物の一部倒壊など住民生活に大きな影響が出ている。
仮に災害救助法が適用できなくても、被災者にしわ寄せが来ることのないよう県と国が協力して公的な支援を届けるべきだ。
沖縄タイムス「北部豪雨「初動」遅れ」より
ふーん、理想論は分かるんだけどね。ただ、必要なところに必要な支援を届けるという観点からすると、緊急性のない事案に大盤振る舞いするというのはちょっと無理がある。

玉城氏は「猛省する」とか言っているんだけど、こんな話は基礎も基礎で、何年も知事をやっていて「経験不足」とか鼻で嗤う。
珍しいケースであれば仕方がないが、災害救助法の適用申請など、毎年のようにあっちこっちの自治体から請求されていて、真面目に知事をやっていたら「知らない」で済まされない話である。実際に、適用申請が遅れて適用受けられなかったケースなど、今まで聞いたことがないのだ。
県に責任を押し付けて、被災者が困るというのは本末転倒ではあるが、この話は逆なんだよね。国が全てをやると細かいところに行き渡らないので、地方にその業務を委託している部分があり、そこが出来ていないから今回のような話になったのである。
やっぱり国がやれ、というのは通らない内容なんだよ、これ。
まともに治水をやっていたのか
過去に3度申請
さて、「基地反対」をうわ言のように繰り返すしか能のない玉城氏だが、どうやら災害対策などはかなり疎かだったようだ。
氾濫した国頭村の比地川 村が県に過去3度しゅんせつを要請
11月13日 13時48分
今月10日までの記録的な大雨で氾濫した国頭村の比地川について、村が県に対して過去3度にわたってしゅんせつ工事を行うよう要請していたものの、工事が行われなかったことが分かりました。
県は「近年の大雨で被害があった河川の工事を優先していた」としています。
NHKニュースより
実は、今回、氾濫被害のあった比地川だが、しばらく浚渫が行われていなかったようなのだ。
ところで、NHKはあまり使わない漢字だからって「しゅんせつ」と平仮名で書いても何も伝わらないんだが……。
このため村は、県に対して3年前から3度にわたり川を流れる水の量を増やすためのしゅんせつ工事を行うよう要請していたということです。
県によりますと、比地川では平成24年度に一部でしゅんせつ工事を行いましたが、要請を受けてからは行っていないということです。
今年度、県がしゅんせつ工事を計画しているのは比謝川や報得川など9つの2級河川で、比地川は対象になっていません。
NHKニュースより
浚渫とは、河川や港湾、貯水池などの水底に堆積した土砂や泥土を取り除く土木工事のことで、今回は比地川の川底を掘って深くすべきだったという指摘である。
まあ、これは同時にあっちもこっちも出来ないという意味で、言い掛かりに近い話ではあるが。それでも、沖縄県が防災対策に力を入れているという話は聞いたことがないわけで、そういう部分も含めて、玉城氏何やってたの、と。
色々県政が疎かになっている
他にも、沖縄タイムスはこんなツッコミを。
PFAS(ピーファス)を含んだ泡消火剤漏出事故の公表遅れや、補助金申請漏れなど昨年から県のミスが相次いでいる。
頻発するミスの背景まで踏み込んだ検証が求められる。常に想定外を考えるなど、県の災害対応を一から見直す必要がある。
沖縄タイムス「北部豪雨「初動」遅れ」より
このへん、改めて突っ込むつもりはないんだけど、そもそも玉城氏の県政ってかなりポンコツらしいんだよね。
その結果、ここのところ選挙でかなり負けが混んでいるのが「オール沖縄」陣営である。
「オール沖縄」と自民引き分け 共産と社民は唯一の選挙区死守 沖縄
2024年10月28日 1時26分
沖縄4選挙区は、立憲、共産、社民いずれかの公認で米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する政治勢力「オール沖縄」が推す候補が、自民候補と2議席ずつを分け合った。前回同様、1、2区で共産と社民の各候補が当選を確実にし、両党とも全国唯一だった小選挙区議席を守った。
朝日新聞より
それでもまだ、勢力は強いんだけどね。
ただまあ、沖縄県民もいい加減に目を覚まさないと、自分たちの安全に関わることになりかねない。防衛の話は今回書かなかったけど、かなりやばいからね?
コメント
こんにちわ。木霊様が復帰を臨む環境になられたのが嬉しい。でも無理はしないで欲しい。ついでにポリープ切除して女房が家にいろとうるさいので更新は嬉しい。
んで……なんなの鹿児島との違いは?
与論町が過去に被害を受けてきた経験て迅速なのだとしても、彼らは真っ先に災害対策本部を設置してる。沖縄は(内閣府に2度も言われてから)「最後に」設置ししてる。
デニーに知事たる資質がない事を表してますよ。自衛隊に災害出動を願う時って、お前が判断して国に言うの分かってるのか? 給料返せ!
基地がぁ基地がぁ、と基地外だから自分の仕事とは何なのか忘れるんてすよ。
知事ってのは沖縄の行政官トップなんてせよ。基地外のプロじゃござんせん!
こんにちは。
ぼちぼち更新はやっていきたいと思います。
本件、不可解なのは、なぜ災害対策本部をすぐに設置しなかったのか?ですよね。

まあ、分かりやすいのは発災が9日土曜日深夜で、10日は日曜日です。11日月曜日になってから、やっと災害対策本部を作ったというのが、おそらく真相でしょうね。土日はお休みなので、災害対策もお休みと。まあ、馬鹿にするにもほどがあるわけで。
噂では、9日は式典で酒飲んで酔っ払って寝ていたので対応できなかったとかなんとか。玉城氏は「土日は公務で庁舎につめていた」ということらしいのですが、それなら「何していたのか」という話になってしまいます。救いがありませんよね。
横合いから失礼。
>噂では、9日は式典で酒飲んで酔っ払って寝ていた
画像出回ってますからね……
>土日は公務で庁舎につめていた
公費で(ここ重要)人に言えないことでもしてたんでしょう。
あの画像が信用のおけるモノかは、検証のしようが無いんですよねぇ。
あくまで「噂」としているのはそういう意味ではありますが、おそらく知事の言動を見る限りは疚しいことはあったのでしょう。
こんにちは。
まずは、ご無理されませんよう。
>NHKが同じ時期に降雨が酷くなった鹿児島県との対比を行っているのだが、これがまあ酷い。
おやおや。
赤い親玉に習って、放送のブラックアウトは現地ではやらなかったのでしょうかね(笑)
>どうやら災害対策などはかなり疎か
「コンクリから人へ」ですかね?
人柱出すの意味だったのか?
>ところで、NHKはあまり使わない漢字だからって「しゅんせつ」と平仮名で書いても何も伝わらないんだが……。
NHKに限らず、マスコミの「言葉狩り」「漢字狩り」ですよね。
「子供」が報道その他では使われなくなってずいぶん経ちますよね。
お隣の国は、漢字が完全に失われて、本来は漢文のルビに過ぎなかったハングルオンリーになって、ずいぶんと「意味的文盲」が増えたようですが、同じ事をこの国でもしたいのでしょうかね?マスゴミは……
※「マスゴミって呼ばないで!」ってうるせーよ!むしろ産廃だおめーらは!
※漫画家の名島啓二氏(「波打ち際のむろみさん」が代表作)の「増すコミ」は面白いです、この文脈の意味で。
この政権、この知事を未だに生かしておく沖縄って、バカしか居ねーのか?って本気で思いますが、バカしか居ねーんでしょうね。
こんにちは。
ご心配ありがとうございます。
日本では未だ「報道しない自由」は駆使できても、事実隠蔽というのはなかなか難しい状況です。
幸いにと言うか、色々とネットに開示される情報もあるわけで、頑張れば何とか対向できる状態なのが救いですよね。
漢字狩りは本当に酷いし、支那や朝鮮の人々の現地での呼び方を宛てるのも止めて欲しいと思っています。シー・チンピンとか言われても日常会話じゃ誰も使わないんだけれども。歴史で教える人名もそうなっているみたいですね。
う〜ん。シナ読みはまぁ…流行りの起源は判ってるんですよ。私の若い頃の知人に馳さん言う作家かいて、金城武主演映画になった「不夜城」でブレイクした方。不夜城は日本の中国マフィアを描いたノワールなんですが。
それまでのエンタメではチャイナマフィアとかは日本語読みでした。
でも歌舞伎町でバーテンやりながら彼らを観察していた馳さんはカタカナ表記にした。コレがヒットして平成のVシネマや、ゲームの「龍が如く」や、
劇画「地雷針」など中国人をカタカナ表記にするのが流行して定着しちゃうんですよ。
んで……私は日本語にない漢字を経穴(ツボ)で用いる鍼灸師でもあるので
想う。経穴には「厥」とか通常の日本語では用いられない漢字が出てきます。コレを中国人の施術者と会話する時にどう表現するかと言うと、直接にツボの位置を示してビジュアルに見せて伝えるか、はたまたGV13とか、完全にヨーロッパ人むけに説明した「座標」でコミュニケーションします。
まぁ上海薬科大学で解剖実習した時(あの国は金を積むと医師でなくても解剖が出来る…????????)はそうでした!
んで、在日の中国人や帰化人に言わせると「カタカナ表記は誤解の原因」だそうで。だって母音の数が日本語より多いから、土台はカタカナ表記ムリなんですよ!
より混乱させるだけ!!というのが中国人や帰化人の意見ですね。
ただこの問題、事がエンタメから発しているだけに厄介。エンタメでは正確性より伝達し易さが大事!
そこは異世界やチベットなど舞台の小説を書いてらっしゃる七面鳥様に聞けば解ると思います。クトゥルーなのかクトゥルフなのかク・リトル・リトルなのかカルク・ルなのか?
オーディンなのかオージンなのか?
結局は全て「外れ」なんですね!
その時々の「使い勝手」によって、作者も読者も読み方を変える!
だいたい言語は様々でないすか!
「福音」は英語でゴスペル、ギリシャ語でエヴァンヘリオ、ラテン語でエヴァンゲリオ……そしてカタカナ表記は全て「外れ」になる????
ましてや中国となると、福建省出身の御老人と黒竜江省出身の御老人だと
「筆談」するんですよ!!
音韻変化が南北で違いすぎて、北京話を覚えてない世代同士だと会話にならない????
だから中国人は表意文字(漢字)を使い続けてきたわけで。
ラテン語という共通の「読み言葉」があったキリスト教圏とは事情が全く異なる!
私しゃ下手なカタカナ表記は混乱の元だと想うすが、じゃエンタメはどうなの?と言われるとカタカナの方が臨場感が出るちう事がありますからねぇ。
止めて欲しいが、止められないだろうなと言うのが本音ですねぇ。それ文学表現を全て大和言葉にするようなもので、解るけど無理です!!
訂正)
エヴァンヘリオ
→エヴァンヘリオン
付記)
『ベルセルク』の台湾版と大陸版を見比べるとフキダシのセリフが、漢字の配列がかなり違う!
ジェット・リー主演のカンフー映画『天地争乱』シリーズで、
ジャッキー・チェンが広東語でテーマを歌ってますが、これ北京のカラオケバーでセレクトすると、
「北京語の字幕」がつく????
連中自身がこの体たらくなので、
カタカナ表記で表すのはムリ!
張作霖をカタカナ表記すると、
ジャン・ヅォリンですが、日本人が発音すると「やはり違う」と。
ただ……言葉というものは「生物」であり、社会構造や文化が変わるにつれて変化するのは仕方ない。
何語であろうと変わるのは止められない。日本だって平安以前は母音が現在より多かった!
ただ……お二人が問題視するのもまた仕方ない。
言語は「政治」ですから。
「民族」とか「国民国家」を規定するのは、領土、言語、宗教(文化)なので、この言語を外部からの変化圧力に保守が反発するのは当然なんですよ!
とても重要な政治問題です。
ただ……別にシナ語の個人表記だけでなく、あまりに安易に戦後日本が「外来語」のカタカナ表記を使い過ぎてきた経緯がある!
「僕と木霊さまは同じスタンス」
と申した時に、なんで外来語使うの?となる。頑として日本読み漢字に拘るのは自衛隊くらい!
コレは「掩体」を「シェルター」にしてしまうと、塹壕とテントの境がつかなくなり、任務の伝達に齟齬が生まれるからです。
こういう実用面も無視して、やたらとマスコミがカタカナ表記の外来語を使い過ぎているのが、全ての元凶と私は思います。
結論)
マスゴミが全て悪い!!
色々書いて頂いて、興味深く読ませて頂きました。
まー、アレですよ。表音文字だけにして盛大に失敗している国家がお隣にあるわけですから、カタカナやひらがなで表現するというのが必ずしも悪いわけではありませんが、表記できる漢字があるのなら、使えば良いと思う次第であります。
カタカナ表記は便利ではあるんですが、ちょっと使いすぎなんですよね。「アジェンダ」(計画・予定表)とか「エビデンス」(証拠・言質)とか「アテンド」(随行・案内)とかどうかと思いますよ。え?話がズレすぎ?大変失礼しました。
七面鳥は「く・りとる・りとる」派であります。
それはともかく。
日本語は、発音に関してはかなり簡潔になるように特化した言語で、その代わり文法は曖昧で、文字に至ってはひらがなカタカナ漢字の三つをまぜこぜで使うという、多言語取得者殺しにも程がある言語ですからね……同じ単語を、ひらがなカタカナ漢字の三つで表記するとニュアンスが変わるという……
発音はアレですね、同じ英語圏の同じ国でも、”I go to hospital today”が「今日行く」と「死にに行く」に間違う英語のコックニー訛りなんてのもありますし、完全なトランスレートは不可能ですよね。
※サンダーバード原語で観てると、パーカーはコックニーで喋ってますね。
その意味では、共産党のカンタン漢字教育はある意味正しかったのだとは思います。漢字文化に対する破壊行為ではありますが。意思疎通だけならカンタン漢字で充分イケるというかそれしかない。
その逆を行ってるのが韓国ちゃんですが……
※文章中では「らしさ」が最優先!これ鉄則ですね。
※七面鳥は、中国っぽいのは「拳児」がバイブルです。
七面鳥さま
アカの簡単漢字って初めて知りました。要するに中国の簡体字ですか。まぁ本家が簡体にするのだから……
とはいえ、それ必要?
木霊さま済みませぬ雑談
クトゥルの店)
タコ焼きの「くくる」の前を通ったら、看板の題字に黒テープが貼ってあり、
『クトル』に細工してあった????。タコにクトル……やはりコレは「心得ある者」の犯行でありますな。
面白いから店員には言わなかったです。
訂正
クトル→くとる