オール沖縄ってなんだっけ?
沖縄・宜野湾市長選で佐喜真淳氏が当選…「普天間飛行場、政府と交渉して方策講じる」
2024/09/08 23:05
米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の市長選は8日、投開票され、与党系で元市長の 佐喜真淳氏(60)(無=自民・公明推薦)が、基地問題で政府と対立する玉城デニー知事ら「オール沖縄」勢力が推した前市議の 桃原功氏(65)(無=立民・共産・社民推薦)ら新人2人を破って3回目の当選を果たした。
讀賣新聞より
この選挙の結果が沖縄の民意であって、「民意を示していない」とか言い出す人の気は知れない。
オール沖縄の影響力は今や……
民意反映
今回、投票率はそれなりに高かったようで、これで民意を否定するのはかなり厳しいだろう。
宜野湾市長に佐喜真淳氏 6年ぶり返り咲き 桃原氏に7978票差 投票率は53.27% 沖縄
公開日時 2024年09月09日 00:05更新日時 2024年09月09日 05:53
松川正則市長の急逝に伴う宜野湾市長選は8日、投開票され、市政継承を訴えた無所属元職の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=が2万4173票を獲得し、当選した。佐喜真氏は2018年8月以来、6年ぶりに市長に返り咲いた。
選挙戦は事実上の一騎打ちとなり、無所属新人で前市議の桃原功氏(65)=立民、共産、社民、社大推薦=は1万6195票を獲得し、7978票差がついた。
琉球新報より
8,000票弱の差が付いたということなんだけど、その差がどの程度なのか?といえば。

こうやって並べてみると、結構な差が出ているのが分かるよね。佐喜真氏は元市長だという実績があるので、有権者としても投票先としての安心感は高かったと思う。
得票率を計算すると、佐喜真氏が58.9%、桃原氏が39.4%、比嘉氏が1.7%だ。
飛行場返還跡地の開発
この話は、宜野湾市に普天間飛行場が存在するという点がポイントで、沖縄県知事の玉城氏が県政そっちのけで基地建設反対運動を展開していることに、みんなウンザリし始めているということでもある。
玉城デニー知事が米国へ出発 新基地建設・PFAS漏出など米軍基地由来の問題解決訴える 4回目の訪米
2024年9月8日 13:24
沖縄県の玉城デニー知事は8日、沖縄県内で相次いだ米兵による女性暴行事件など米軍基地問題の解決を訴えるため、米国へ出発した。玉城知事の訪米は昨年3月以来で4回目。8~15日の日程で、名護市辺野古の新基地建設問題や米軍基地から漏れ出したとみられる有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」などに対する沖縄の声を米側に伝える考えだ。
沖縄タイムスより
肝心の知事は、アメリカに遊びに行っている最中なんだけどね。
デニー知事、宜野湾市長選結果は「有権者の判断」 米国到着 基地負担の現状「沖縄県の考え方訴える」
公開日時 2024年09月09日 10:26更新日時 2024年09月09日 10:44
沖縄県の玉城デニー知事は8日午後(日本時間9日未明)、米国に到着した。首都ワシントン郊外のダレス国際空港(バージニア州)で報道陣の取材に応じ、宜野湾市長選挙で元職の佐喜真淳氏が当選したことについて「有権者の方が候補者の政策を見て判断した結果だと受け止める。市民の声をあまねく行政に生かし、市長として職務にまい進していただくことを期待したい」と述べた。
琉球新報より
玉城氏は「民意の結果」と受け止めてはいるようだが、自身の方針を転換する気はないようだ。
というか、地元の意見を無視してアメリカに遊びに行っているのは、どうなのよ。
同飛行場の名護市辺野古への移設を巡る県と国の法廷闘争がほぼ決着して工事が進展し、移設の是非は大きな争点とならなかった。移設を容認する佐喜真氏は、移設完了前の同飛行場の段階的な負担軽減や、政府と協調した飛行場返還跡地の開発を訴え、支持を広げた。
讀賣新聞「沖縄・宜野湾市長選で佐喜真淳氏が当選」より
実際、地元が求めているのは普天間基地移設後に予定している開発促進である。ここでも大規模工事が行われることになるので、沖縄県としては産業振興という意味では旨みはある。
ただ、産業の継続性という意味では、この話もイマイチではある。
市の将来像 桃原氏「海外から企業誘致」 佐喜真氏「市有地へ企業立地」<宜野湾市長選2024 政策アンケート>(4)
公開日時 2024年09月04日 05:00更新日時 2024年09月04日 19:54
宜野湾市長選では、市の発展に向けた市街地活性化や企業誘致・雇用創出、行財政改革も大きな争点の一つとなる。新人で前市議の桃原功氏(65)=立民、共産、社民、社大推薦=と元市長の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=がそれぞれ掲げる取り組みついて聞いた。
琉球新報より
それに関して、選挙でも政策の提示が行われたのだが、なかなか興味深い。
<企業誘致・雇用創出の手法について>
- 桃原:桃原氏はアジアを中心とした海外からの誘致を掲げ「各種支援・助成策の充実を図り実現する。雇用の質の改善にも取り組む」
- 佐喜真:市有地への企業立地の取り組みを継続し「家賃補助や店舗リフォーム補助で空き店舗を活用しての誘致にも取り組む」
<市街地活性化策>
- 桃原:商工会と連携した独自の市街地活性化基本計画策定による実効性のある支援策の導入
- 佐喜真:市北部の普天間地区と南部の真栄原地区の2カ所の商業地域再興を目指して市が進める「普天間飛行場周辺まちづくり事業」「企業誘致による活性化にも取り組む」
何か二人とも良さげなことを言っている感じなんだけど、桃原氏の主張はどうにも支那頼みのように思える。まあ、その辺りがバレちゃったんだろうねぇ。
追記
……。
「沖縄を日本の領土と認めない」と揺さぶりか 中国の国立大学が「琉球研究センター」設立を計画
2024年9月5日 06時00分
中国・遼寧省大連市の国立大学が、沖縄を巡る研究を目的とした「琉球研究センター」の設立を計画していることが分かった。設立されれば中国の大学で初めてとみられる。日本が台湾有事を巡り中国をけん制しているのに対抗し、沖縄を持ち出すことで日本を揺さぶる狙いがありそうだ。
東京新聞より
勝手なことを言わせていると大変なことになるよね?
追記2
ちょっと記事の意味が分からないのだけれど、沖縄タイムスは錯乱状態なのだろうか。
[社説]宜野湾市長に佐喜真氏 国に返還時期明示迫れ
2024年9月9日 4:01
宜野湾市長選は8日投開票され、自民、公明の推す元市長の佐喜真淳氏が当選を果たした。「オール沖縄」勢力が支援する前市議の桃原功氏との事実上の一騎打ちで7978票の差をつけた。
沖縄タイムスより
オール沖縄惨敗という結果は認めざるを得なかったようだが、民意が示されたという路線は守っているようだ。流石に「民意に反した結果」とは言えなかったようだ。
国に返還時期を明確化させた上、跡地利用開発を前に進めるなど「次のステージへ進める」とする訴えが市民に受け入れられたと言える。
沖縄タイムスより
そこで、「市民に受け入れられた」という謎の主張をしている。
……ええぇ?
基地返還と移設はセットなんだが。
ただ、新基地建設は軟弱地盤の存在で今後も困難な工事が予想されている。松川氏は政府に対し繰り返し普天間の返還時期の明示を求めてきたが、いまだに明確な回答はない。
沖縄タイムスより
相変わらず、「新基地建設」という謎ワードを使っているが、辺野古の記事は機能移設に伴う拡張工事であって、新基地建設などではないんだよね。
返還時期が分からなければ跡利用にも支障が出る。新基地建設の完成にはあと12年以上もかかるとされ、その間、住民を危険にさらすことはできない。「5年以内-」がどう検討されたのかを含め政府にはっきりと迫るべきだ。
沖縄タイムスより
散々、移設に伴う辺野古の工事に反対してきたのに、「その間、住民を危険にさらすことはできない」とはいったい如何なる意味なのだろうか。
もう、錯乱状態なんだろうね。
コメント
こんにちは。
>オール沖縄ってなんだっけ?
オールド沖縄、の間違いになってきましたね。時代遅れの口先だけの革命家。
こんにちは。
座布団1枚!
なるほど、オールドですわ。
米海兵隊普天間基地は、故ラムズフェルド国防長官の進言から閉鎖に向けた交渉が始まり、長い時間をかけて辺野古への基地移設が決まったわけですが、沖縄左翼がしきりに「普天間基地閉鎖」に拘り、辺野古移設に反対し続ける真の理由は、普天間基地地権者とそのおこぼれを吸う人たち(自称・オール沖縄の皆さん)の権益でしょう。
その公金チューチューの巨大な経済利権を護るためであって、基地周辺に住む県民の皆さんの安全を護るためではないことはバレバレです。つまり、「普天間基地を閉鎖するなら、俺たちの権益を保証しろよ」と。その中核が”普天間基地跡地再開発”なのはいわずもがなです。その交渉が進まないので、辺野古基地反対運動で政府を揺さぶり続けているのでしょう。
ところが、今回の宜野湾市長選挙で与党推薦候補者が当選したため、「お前が政府と交渉しろ!」と尻を叩いているわけですね。
デニー玉城知事とオール沖縄は、普天間基地跡地に”海外から”企業を誘致して、新たな利権をつくりたい思惑があるのでしょう。それと支那大連市での「琉球研究センター」話も関連しているとみてよいと思われます。支那は直接沖縄に橋頭堡を確保したいのでしょう。
その知事さんとオール沖縄は、ワシントンDCで米海兵隊員による県民婦女暴行と司法権限の問題を訴えて、沖縄県民の反米意識を煽っている模様です。発言内容はもっともらしいのですが、それは日本政府の仕事(外交)でしょうと。
https://www.military.com/daily-news/2024/09/10/okinawa-governor-blasts-us-militarys-lack-of-transparency-sharing-alleged-crimes-troops.html
本土から見ていますと、沖縄左翼は基地問題で政府を乱戦に持ち込んで、少しでも多額の保証金と利権をせしめようとしているようにみえます。そこに支那(や南鮮)が入り込もうと画策している。沖縄はやがて国際紛争のホットスポットにされてしまうかもしれません。
横合いから失礼。
>安全を護るためではないことはバレバレ
小学校にF4が突っ込んだ事件がありましたが、じゃあ小学校をどかそうか、となった時、
「運動のシンボルが無くなるからダメだ!」
って小学校移転に反対したって聞きます、左翼の平和主義の方々。
子供の安全を言うなら、小学校を絶対に飛行機が落ちてこないところに持って行くのが一番なのに、ですよね。
こういう話しが、エビデンス付きでもっと広まるといいのですが。
※裏取るのが難しいですが。昔だとICレコーダとか無いですし。
ずいぶん昔に沖縄の小学校への米戦闘機墜落事件がありましたね。
いまでも米軍ヘリが故障で不時着などすると、鬼の首を獲ったように騒ぎますし。
彼ら沖縄左翼は、本土へのルサンチマンだけでなく、どこか某民族のように、
騒げば騒ぐほど政府や官憲が折れると信じて疑わないのでしょう。
そして、そのために沖縄はどんどん反日勢力に付け込まれてしまうだろうと思います。
その後にも、「オスプレイが部品を落とした!」という騒ぎがありましたね。
なお、その部品は今のオスプレイには使われていないというオチ(大型輸送ヘリCH53の部品だった)がついた気がします。そして、その部品が本当に空から落ちてきたモノかどうかは、ハッキリ分からず、有耶無耶な状態で話は終わっています。
後日「ステンレス製の水筒が落ちてきた」という騒ぎもあったようですが、落下したのは住宅地で、こちらは本当だったようですね。何れにしても、これらの事例を持ち出して「安全だ」とは言えない状況ではありますね。
そういった話があったからこそ、普天間基地から辺野古に機能移転を加速するという話になれば良いのに、なぜか建設に反対するという意味不明なことになっています。
保育園や小学校の移転の話もあったらしいのですけれど、活動家によって阻止されたらしいという話を聞き、何とも残念な気持ちになりました。
基地経済に依存する構造になっている事が沖縄の欠点なので、基地を返還するというのは考え方の1つだとは思います。
でも、地政学的に防衛を真面目に考えないと、容易に他国から攻められる土地柄なんですよね。だから、根本的に沖縄に基地がないということは考えられない。これが「国防の一環だ」という補助線の引き方をしているから、補助金が出される構造になっているのですが、そこから論理飛躍をして「沖縄基地負担ガー」ってなことになってしまいます。
一方で、基地の跡地が返還されることになったら、その土地を開発するために巨額の費用を捻出しなければなりません。
美ら海水族館は、運営するのに年間80億円程度かかるので、利用者が350万人を切ると赤字になってしまいます。建設費は20年前で145億円かかっていて、恐らくは修繕費などをかんがえると、将来的にも県が責任を持って維持することは不可能でしょう。そういった開発を、沖縄県が責任を持ってやれるのか?というと不可能で、おんぶにだっこの状態が続くと沖縄県は考えているのでしょう。観光業で生計を立てているにもかかわらず、そこに投資する気はなくって国任せという辺りがそもそもどうしようもありません。そして、そこに群がっているのがサヨクであり、利権に食い込もうとしている支那や韓国などの勢力もいて、収拾が付かない状況になっていますよね。
国防の要となりうる場所だけに、現状はなんとも頭の痛い感じですね。
沖縄問題の全ての宿痾が、この木霊様のコメントに凝縮されている気がします。
何より問題なのは「自分で汗かいて何かを勝ち取る」気概が毛頭からきし存在しない事、なのでしょう。
昔、中学の教師だったかに言われたのが
「寒いところは努力しないと死ぬから文明が発達する。南方は果物食って生きていけるから努力しない」
でした。
これにつきる気がしてます。