五輪ネタはあまり擦りたくないのだけれど、気持ち悪い記事があったのでご紹介。
高まる中国企業の存在感 スポンサー、グッズ製造も―パリ五輪〔五輪〕
2024年08月05日07時07分配信
世界的なスポーツイベントで中国企業の存在感が高まっている。パリ五輪では2社が最高位スポンサーを務め、資金面で大会を支える。ユニホームや関連グッズの製造を請け負っている中小企業も多く、国際オリンピック委員会(IOC)の関係者は「今や中国なしで五輪は成り立たない」と認める。
時事通信より
時事通信、キモチワルイよ、最高に。
スポーツは金!
五輪スポンサーを降りる企業
この話は何が言いたいかというと、こちらの話と関連づけて擦っているのだ。
トヨタ、五輪スポンサー更新せず パリ大会で終了、スポーツ振興は継続
2024年05月27日16時15分配信
トヨタ自動車が、国際オリンピック委員会(IOC)と締結している最高位スポンサー契約を今年夏のパリ五輪を最後に更新しない方向で調整していることが27日、分かった。今後は選手への直接の資金提供や、障害者競技への支援を通じたスポーツ振興に力を入れる。
時事通信より
トヨタも積極的にマスコミを嫌っているのだけれど、何やら国交省からも嫌がらせを受け始めている。
トヨタの不祥事について、ここのところ報じられていて、メディアの態度もかなりキモチワルイ。
トヨタ認証不正「自動車業界の信頼失う」 系列8社決算
2024年8月5日 5:00
トヨタ自動車系の主要8社が2024年4〜6月期決算(国際会計基準)を発表した。アイシンやトヨタ紡織など4社が前年同期比で減益となった。為替の円安が利益を押し上げるものの、各社の幹部からはトヨタの認証不正問題や、中国などでの販売不振の影響を懸念する声が相次いだ。
日本経済新聞より
日経新聞は露骨すぎやしませんかね?「支那などの販売不振」って、まあ露骨。国交省の認証不正問題も中身を明らかにされていない部分もあるんだけど、前回までの認証不正部分に関してはどちらかというと国交省の問題だろうよ。
正直、日本のこの手の認証の規則は細か過ぎるし、嫌がらせに近い内容になっている。金かけて検査しても「これかよ」というレベルの内容なのだ。まあ、何とは言わないけどさ。
不祥事といえばその側面は確かにあるし、トヨタの体質もどうかとは思うんだけど……。
一定の役割
トヨタとしては、スポンサー契約を降りる理由についてこんな発言をしている。
トヨタは2015年にIOCと最高位スポンサー契約を締結し、資金支援や五輪開催期間中の移動手段の提供などを行ってきた。契約期間は24年までの10年間で、21年に東京五輪も開催されたことから、一定の役割を果たしたと判断した。
時事通信「トヨタ認証不正「自動車業界の信頼失う」」より
「一定の役割を果たした」と。
つまり、日本の東京五輪開催に尽力した為に、これ以上は付き合いきれないというわけだ。
「日本がまた開催地に」 IOC五輪統括部長〔五輪〕
2024年08月04日07時20分配信
国際オリンピック委員会(IOC)のクリストフ・デュビ五輪統括部長は3日、パリ市内で日本メディアの取材に応じた。開催中のパリ五輪で、2021年東京大会のレガシーが生かされているとし、日本の国際大会の運営能力などを評価。「日本が開催を検討するかは分からないが近い将来、また冬季大会などの開催地になるだろう」と述べた。
時事通信より
腐りきったIOCに付き合いきれないと思うトヨタに同情するよ。こんなことをIOCから言われているが、正直、国際大会の運営能力とか言われても、引くわ。
冬季大会の開催地なんて御免被る。
- 2026年冬 ミラノ開催(イタリア)
- 2028年夏 ロサンゼルス開催(アメリカ)
- 2030年冬 仏南東部開催(フランス)
- 2032年夏 ブリスベン開催(オーストラリア)
- 2034年冬 ソルトレークシティー開催(アメリカ)
- 2036年夏 未定(メキシコ、インドネシア、トルコ、インド、エジプト、中国、カタール、韓国が立候補検討中)
当分、五輪は日本で開催する必要はないと思っているし、正直、色々と手を広げすぎなんだよね、五輪自体が。
国威発揚のために支那企業が金を出す
で、そんな流れの中で支那が金を出すという。
「世界が中国人の強さを目にするだろう」。中国乳業大手、蒙牛乳業のホームページには愛国心をくすぐるメッセージが掲載されている。同社は電子商取引大手アリババ集団とともに最高位スポンサーに名を連ねる。北京市内のスーパーでは、五輪マークをデザインした商品の特設コーナーが設けられていた。
時事通信「高まる中国企業の存在感」より
はいはい、スゴイねー。
不動産開発業の不調を囁かれながらも、未だに金を持っているのが支那である。「構造的にヤバイよね」という話と、現実的に金がないかという話はまた別だ。
実際に、外貨準備が激減している中で金保有は増やしているという状況である。つまり、金は未だあるのだ。
中国外貨準備、4月は予想以上に減少 金保有は増加
2024年5月7日午後 7:14
中国の公式統計によると、4月末時点の外貨準備高は前月比448億3000万ドル減の3兆2010億ドルだった。ドルが主要通貨に対して上昇した。
ロイターより
うんうん。
- 3兆2320億ドル 外貨準備高(市場予想)
- 7280万トロイオンス 金保有高(ドル建てでは1679億6000万ドル)
どこまで本当かは分からないのだが、外貨準備高は減り、金保有高は増えているという傾向は本当だろう。
IOCはスポンサーに尻尾を振って、必死にお金を引き出そうとしている。支那は気持ちよくなっちゃってお金を出しているというような構図だね。
国力とメダル数はそれなりに比例していくので(要はどれだけ選手にお金をかけられるかということになる)、良くも悪くも金がある国が活躍する傾向というのは避けられないのが五輪である。
スポーツはお金がかかるからね。
そして、国際的なイベントをやるためにはまたお金がかかる。過去にはIOCの金満体質が災いして内部を改革する話があったけれども、たいして変化はしていないよね。
そういう部分との親和性が高い支那は、このシーンで活躍しているよという話になるわけだ。
選手達が頑張っている中で水を差したくはないのだけれども、こういうキモチワルイニュースをみるとガッカリするね。
追記
ドーピング五輪とは言われてきたんだけれど、騒ぎが再燃か。
パリオリンピック、中国競泳選手のドーピング問題再燃…「色眼鏡で見ないで」反発する選手も
2024/08/03 17:31
開催中のパリ五輪では、中国の競泳選手によるドーピング問題が注目を集めている。2021年のドーピング検査で陽性だったにもかかわらず東京五輪への出場が認められた問題を受け、頻繁に検査が行われているためだ。「色眼鏡で見ないでほしい」と反発する選手も出ている。
讀賣新聞より
誰がドーピングしているか?とか、そういう話をする積もりはない。しかし、疑わしいことになっているという話は出てきている。そのまま気にせず五輪は始まってしまったけどね。
中国国営新華社通信によると中国の水泳選手は今年に入り、1人あたり平均21回のドーピング検査を受けた。他国と比べて最も多く、米国の6回、豪州の4回と比べて突出している。張選手も5~7月に27回検査を受けたという。
讀賣新聞より
何故こんなに検査を頻繁にするのか?といえば、疑わしかったからだろう。
結果は知らないし、全くの誤解ということも考えられはするんだけれど、これ、大丈夫?選手のモチベーションは随分と下がると思うよ。
コメント
もちろん冬季五輪は中華様のものですよ。我ら小東洋などおこがましい!
中華様のご資力で東アジアのスポーツ発展を望みますので、是非是非、中華様が
開催ください。小東洋としては距離を置いて応援いたします!
北京で冬季五輪やったというのは、なかなか驚きましたが、あそこまで力業でも開催できるんだと感心はしましたね。
金の力で解決するスタイルを貫いて欲しいと、そんな風に思いました。まる。
トヨタは経団連や経産省を始めとした国の組織から距離を置いていますからね
自分の力で十分稼げるのでああいうのに頼る必要がないのですな
トヨタがクリーンな企業かと言うとそうでもなくって、結構政府の恩恵を受けている面もあります。
持ちつ持たれつという関係であれば良いのですが、独立してなにかやるというのは流石に1企業にはシンドい話でありまして。自分の力で稼ぐだけならばまだしも、政策レベルで細かい嫌がらせをされると、流石に企業としては立ち行きません。それが分かっているからこそ、国交省が嫌がらせをしているんですよね。
これ、流れによっては自民と公明が袂を分かつ可能性が出てきますよ。
そうそうパリ五輪でグルジアの柔道選手が、負けた腹いせにフランス選手の金玉蹴り上げましたね。アレどう思います?
私は球技や陸上や体操の選手を試合直後に金蹴りしたら犯罪だ思います。
だが柔道・柔術はいやしくも武道しょ?
倒れても顔面蹴りされぬよう立ち上がる「柔術立ち」とか。ブラジリアン柔術は柔道でない反論するならお門違い!
コンデ・コマのブラジリアン柔術は「もともとの講道館柔道」を海外遠征で果たし合い用に改良したもの。それで講道館の名を高めたが、嘉納治五郎後の講道館と技体系がズレてしまい袂を分かっただけ。むしろ「講道館」が柔術だった創生期の体系を残している原型!
んで、柔術立ち見ても解るように、武道家が試合を終えたといえ、金タマ蹴られるほどボケっとしとる方も悪い!
昔、私が極真の道場で、黒帯の先輩の顔面に入れた時に、大山倍達総裁は「色帯に顔を殴られる黒帯も悪い!」と言われたてすよ。武道なら急所蹴られてはいけんし、控室に戻るまで気を抜いてはいかんのです。ようは武道家としての心をフランス選手は持ってないわけで、競技人口が多いからと、フランスが日本武道を貶めた退化させた結果がコレっす!
歴史や文化は(半島みたいに嘘でなければ)それぞれ固有の深いものであり、それを競技人口で勝手に書き換えてゆくのが五輪やヨーロッパ文明なのです。
講道館は五輪と手を切るべきだ。やらんだろうけどね。金が欲しいから。
アレですか……。
ジョージアの選手もフランスの選手も論外ですよ。
ジョージアのグラム・ツシシビリ選手は、フランスのテディ・リネール選手に直前に河津掛け気味に倒されています(谷落としで「一本」の判定)。その後に、ツシシビリ選手の金的蹴りが真下から入るわけですが、その直前までリネール選手が相手の襟を絞めている。その状態で勝ち誇り葉を舌を出して挑発をしたから相手の怒りをかったわけですが……。
静と動を基調とした柔道とは一線を画すパワーで押すJUDO、勝った途端に相手を馬鹿にするJUDO。アレが世界一になるとは。
日本だと、下手すれば二人共反則負けしてもおかしくないシーンですよ。
まあ、僕自身は柔道家ではありませんから、素人の感想です。でも、武道場の隣でいつも柔道の練習を見ていた身としては、あんなのが世界一とは世も末だとため息しか出ません。
うん、確かに両方酷い。
ヒップホップのラップ合戦でも、互いに罵りポエムを歌いながら、最後は相手をリスペクトする。それは
Djの皿回しも、ストリートダンスもラップも、「ガンやナイフで戦わないで済む為」に産み出された文化だから。両選手はスラムやゲットーの不良ラッパー以下ですなぁ。
ただ私は想うんですよ。
そもそも日本武道に必ず残心があるのはなぜなのか?
柔をやるなら、そうした武の真髄を考えないなら、レスリングいやバグラチオンで充分なのではないすか?
モスクワで柔道試合を観た事があるけれど、ロシア人の方が日本武道としての柔道の精神を受け継いでると思いますよ。別に自分プーチンを持ち上げるわけではないが。
PRIDEで活躍したロシアの現役スペッナズ隊員の選手いましたね。米国の選手たちがビビるほどの凶暴な戦いをする選手でしたが、軍人らしくきちんと礼をしていましたよ。UWFでプロレスしていたヴォルク・ハンとか、ガチでアフガン戦争に参加した元軍人の選手や、ユーゴ内戦に少年期を送ったミルク・コップは、勝った相手を侮辱するような「無駄なリスク」は侵さなかった。
やはりユーゴ内戦で戦闘員だったチャクリキの選手は凶暴そのものなファイトでしたが、やはり相手を侮辱などしなかった(挑発されない限り)。
結局、フランスもグルジアもスポーツなんですよ。武道じゃない!
勝ちが決まったら余計なリスク行為はしないし、ポイントにならない反則行為もしない。ロシアや旧ユーゴの軍人あがりの格闘家の方がよほど武人でしたね。
解りにくいでせうが、
残身を取るのは「試合終了でも戦いが終わっていない」からであり、
礼を交わすのは「武装解除、戦闘終了」の合図だからです。
礼を交わすまでが武道・武術の試合なのです。それは精神論ではない!
例えば殺傷目的で競技していなくても、
「人を殺せる技」を用いて競技してるからです。武道の本質は殺人技術です。
だからこそ、きちんと礼を交わすまでは終わってないし、気を抜いたり、侮辱したりしてはいけない!
それが出来ない競技者には、闘技場に立つ資格はありません!
柔道が殺人技術と言うと反発さらるかもしれまさん。が、タタミやマットでなく、アスファルトのキャンバスなら? ストリートなら?
殺せますよ。
そういう「武器(技)」を用いて競技しているという事に対して、あまりにも無頓着でありすぎる。
はっはっは。
大丈夫です。
武道場の隣で柔道の練習を見ていた理由は、僕が剣道をやっていたからでありまして。
残心をせずに1本取り消しなんてのは、剣道では常識の範疇であります。
剣道では技術は非常に大切なモノですが、それ以上に心構えを説かれます。心技体の一致の教えは伊達ではありませんし、剣業一致は社会人として持つべきとされる矜持です。まあ、それでもパワーの前にはなかなか太刀打ちできないこともあるわけですが。
こんにちは。
>腐りきったIOC
>次の開催地
IOCのあのバカ会長が、中国行って、そこで日本と間違う発言でもして見せれば、少しは考え変えても良いですけどね。
今回、観客の「台湾応援旗」を、客席の警備が奪う、なんて事もあるとか(旧ツイッターで地味に拡散されてますね)。
オリンピックもF1も、拝金主義&白人至上主義で日本を目の敵にしてますからね。
柔道のあれやこれや、七面鳥は絶対に許しませんよ。ええ、許しませんとも。
※同じ理由で、剣道の国際ルール化は断固として反対するものです。
そして、中国。
金の切れ目が縁の切れ目になるか、それとも、台湾侵攻でパブリックエネミーになるか。
請う御期待!
※おフランスのパンダハガーっぷりがよく見える大会でもありますね
こんにちは。
今回の五輪でも随分と支那は頑張っているようですが。
何故か警備も頑張って余計なことをしているようで、フランスはダメですねもう。あ、元からあんな国でしたっけ。
柔道は…、途を間違えたかもしれませんね。
日本から出た以上、それはもはや柔道ではなくなったのだということかもしれません。ブラジリアン柔術は割と稀有な成功例ではありますが、アレも代を経る毎に別物に変化するのは避けられないでしょう。地域化するのは悪いことではありませんが、日本国内においては世界のJUDOとは別の研鑽を積んで欲しいものです。ただ、そうした時に弱体化したのでは情けないという部分もあり、なかなかバランスは難しいのかもしれませんね。
そうでしたか木霊様は剣道なさってたか、これは上から目線になっていたら、ほんとにごめんなさいm(_ _;)m
残心忘れてる一本取り消しとか、意味が判ってる。剣道は好き見るのだけど。
とにかく速い! 何やってるのか攻防が解らない(笑)
遊びで銃格と剣道部で他流試合したことがあるのですが、すげかった!
面しか打たないとする練士に、こっちは反則なスコップ突きで……面を打ち込んできたら眼前で両手受けする。
ところが……その方の剣は「ゆっくり大振り」に観える。大きな動作だから、残像のようにスローぽく映る。
んが、どうやっても撃ち込まれた!
いちおう中隊対抗戦の選手でしたから、なんとか一矢を報いたいが、全て見えているのに斬られた。
思うほど痛くはなかった、けど……「斬られた」と思った。上手く言語化できませんが 斬られたと全身で感じました。
だいたい後ろに下がりながら有効打を放てるとか、あれは異次元の武術かと。
剣道は世界選手権もあり、西洋人でも参加してくるよりました。だが武道である事を放棄してない。スポーツにならず
五輪でなくとも武道の精神のまま世界選手権を開いている。これからも剣道は剣道であって欲しいです。
いえ、とんでもありません。僕なんか、へぼ剣士でしたから剣道の神髄などかすりもしないところで。精々チャンバラに毛が生えた程度でしたよ。
寧ろ、「銃格と剣道部で他流試合」ということは、自衛隊員時代に剣道部の剣筋を体験されたのではありませんか?
僕自身は高校生の時に機動隊と練習させて貰った事がありましたが、その時の記憶が今尚鮮烈です。隊員の気迫にもビビりましたが、何より指導をされていた老剣士に度肝を抜かれました。高校生の体力で押せば折れそうなご老体だったのですが……、その身で機動隊の指導者をしていたと言うことを嫌と言うほど思い知らされました。
軽い掛かり稽古だったのですが、文字通り小手を切って落とされました。河太郎さんは「見えた」と書かれていますが、僕自身は剣の起こりは「見えません」でした。
気がついたら斬られていたわけです。
剣道の試合って、知らない人が見ていても楽しいものではないと思うのですが、知っているとスゴイ技術を繰り出している方がいてビックリできます。
達人というのは世の中にいるのだなと。
ただ、あれが外国で普及した時に何が起きるのかは……、余り考えたくありません。外国の方でもスゴイ方はいるんですけどね。