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【トランプ暗殺未遂】トランプ氏演説中に銃撃を受けて右耳負傷

北米ニュース
この記事は約5分で読めます。

とんでもないニュースが飛び込んできたが、これを見て安倍晋三暗殺事件を思い出さずにはいられなかった。

トランプ氏集会で発砲音も「無事」 右耳に血

2024年7月14日 8:19

米東部ペンシルベニア州で13日に開かれたドナルド・トランプ(AFPより

怪我だけで済んで何よりである。

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卑劣なテロ行為

演説中に狙撃

どうしてこうもテロ行為が跋扈するのだろうか。先ずは動画を見ていただくのが分かりやすいと思う。

動画を見て思うのは、アメリカのシークレットサービスは優秀だということである。というより、あれがスタンダードなのだろう。

トランプ氏演説中に破裂音が鳴って、痛みを感じたのかトランプ氏が右耳を手で押さえて、手のひらを確認したかと思うと、すぐにその場で身を低くした。そのタイミングで姿勢を低くしたままでシークレットサービスがトランプ氏に近づき、囲む。

こちらの動画のほうが流れが分かりやすいだろう。

どうして安倍晋三は銃撃された時に振り向いて、犯人の方に近づくような動作をしてしまったのかと。返す返すも残念である。

犠牲者は複数人か

トランプ氏銃撃現場では、死者も出たようだ。

米メディアによると、トランプ氏を負傷させた襲撃犯とみられる人物は死亡した。集会の参加者1人も死亡したという。

米紙ワシントン・ポストはバトラー郡の地方検事の話として、犯人と思われる人物を含む2人が死亡したと報道。ABCニュースは同検事のコメントとして、別の集会参加者1人も撃たれた可能性があると伝えた。

AFPより

日本と違って、アメリカの選挙戦における演説は、クローズドな広場で行われる。当然ながら、会場に入る為にはボディチェックなどを受けることになり、それなりに厳重な警備体制が整えられる。

それでもこんな事件が発生してしまうとは。民主主義を脅かすような卑劣な行為は、どんな理由があれ絶対に許してはならない。

だが、幸いにもトランプ氏は命に別状はないようで。

会場を去る際には、拳を突き上げて民衆に応えていた。そして、会場で湧き上がるUSAコール。

これは、選挙戦に大きな影響が出そうだね。

追記

NHKも遅ればせながら報道している。

速報中】トランプ氏 集会で発砲音「前大統領は無事」死者も

2024年7月14日 9時18分

AP通信は、地元の司法当局者の話として、「銃を発砲した疑いがある人物は死亡した」と伝えました。また、集会の参加者少なくとも1人が死亡したということです。

~~略~~

ペンシルベニア州の選挙集会では、NHKのクルーがカメラ撮影のために設けられた壇上から撮影を行っていました。

トランプ氏の演説が始まってから10分ほど経った時に銃声が断続的に10発ほど聞こえました。

NHKニュースより

現地にカメラを持ち込んでいたのか、NHKは。

トランプ氏を狙う組織は色々ありそうだからなぁ。特に支那はトランプ氏が再びアメリカ大統領になってもらっては困るだろう。

ロシアはどうなんだろうね?むしろ、ウクライナ側のほうがトランプ氏を嫌う可能性はあるが。

あとは、パレスチナ関係者はトランプ氏の再登板を歓迎しないだろう。

ただ、何れの陣営も暗殺をしてまでメリットが得られるか?というとかなり怪しいところ。どちらかというと、アメリカ国内にこそ敵が多そうな人物だから。

ところで、すげーいい角度の写真もあったが、これでまた人気は出そうね。

そら、USAコールしたくなるわ。

追記2

未確定情報だけれども、こんな話も。

射線の通る高所を警戒していなかったとも思えないのだけれど。そして、会場で破裂音が響き渡ったことから考えても、少々この話には疑問を感じるのだけれど。

現地の別の報道でも、狙撃の可能性について言及しているね。

なお、警察側も狙撃犯を屋根に配置していたとかなんとか。この辺りは日本の考え方とは全然違うんだね。

追記3

カウンタースナイパーの情報も出てきたね。

x.com

こうやって、動画に撮られているのはどうかと思うんだけどさ。

追記4

これはなかなか衝撃的な。

ここまであからさまに屋根に登っていて、周囲の人に発見されていたのに対処が遅れたというのはまた、どういう警備だったのか心配になるね。

そして、こんな状況で屋根に上るような人物に、精密な射撃ができたのか?という点はなかなか信じがたい。経歴を見てもスナイパーの訓練を受けたという話は聞かないし、そもそも武器がAR15というのもちょっと不可思議な感じはする。必ずしも狙撃に向いている銃とは言い難いからだ。狙撃用に改良されたタイプならともかく、市販のタイプで犯行に及んで、あと数cmというところに銃弾を撃ち込めたというのは、なんとも。それも父親が購入した銃だというが、どの程度練習したというのだろうか。

安倍晋三暗殺事件の時にも、偶然が重なって不幸な事件になってしまったが…。今回は、最後にトランプ氏が幸運を引き寄せたのだ、ということかもしれない。

コメント

  1. 河太郎 より:

    いまの米国が内戦に突入しかねないマグマが溜まってるのが感じられる映像。
    マグマは溜まってるけど、そうそう簡単には事は転ばないと想うてましたが……
    そうではなかった。

    • 木霊 木霊 より:

      この事件の一報を聞いたときは衝撃が走りました。
      しかし、特に大事ないという続報を聞いて、「持っている者」というのは世の中にいるものだ、と思った次第。
      おそらく、アメリカが不安定な状態にあるというのは本当なのでしょう。しかし、それを率いていけるのはやはり「タフガイ」である必要があり、トランプ氏はそれを見事に体現して見せたわけです。
      勝負は水ものですから、どうなるかはわかりませんが、それでもこの一件でかなりのアドバンテージを得たものと見て良いと思います。

  2. がっつ より:

    命に別状が無くて本当に何よりです。

    そばにいたシークレットサービスの動きは、日本も見習うべきです。

    ただ、ライフルで狙う可能性は想定内だったと思われるので、なぜ防げなかったのかという点では残念でなりません。
    (昔、鹿を狙った狩猟をした人から直接話を聞いたのですが、向かいの山にいる鹿を狙ってたものの、それでも察知されて逃げると。・・・つまり、狙う距離はそれぐらいでもまあよくある事だと)

    今回はケネディの時みたいに守る人が動くわけではないので、周辺の建物を警戒すれば分かったはずです。
    警戒区域外と言われてもね・・・。

    他国の話なので、各陣営が訴える内容の話はしませんが、最後まで、いわゆる通常の選挙であってほしいです。

    ところで、日本も、安倍さんの件みたいな事はそれ以降ないですが、ルール無視のような件は散見されるので、関係当局もしっかりしてもらいたいものです。

    P.S.
    日本のマスコミで(何処とか誰とかは言いません)「トランプ有利に導いた」とか、「ヤラセではなければ」とかほざく馬鹿がいますが、なぜ「命に別状がなくてよかった」とか言えないんでしょうね。
    見れば一目瞭然、ちょっとずれれば確実に亡くなってたのに。

    マスコミは「人の命や尊厳は大事である」というのを忘れてんじゃないかなと思う次第です。

    • 木霊 木霊 より:

      結果から見ると実に幸運だったと言えるでしょう。
      数cmズレていれば命はなかった可能性が高い。

      ただ、ご指摘の通り、なぜ射線が通る高所の警備を怠ったのかは疑問ですよね。
      カウンタースナイパーが配置されていたとはいえ、です。

      日本の選挙制度は、本格的に見直されるべきです。その洗礼を受けた岸田氏がトップにありながら、放置というのはチョット理解できませんが…。

  3. 河太郎 より:

    狙撃現場の屋上だか何かに犯人らしき不審者の通報があったのに、地元警察の動きがトロいの不審ですね。
    射殺したのシークレットサービス言うし。警察なにやってるの??
    シークレットサービスはたしか財務省管轄ので偽札とか追う機関。大統領護衛は余技。そういやアル・カポネを逮捕したエリオット・ネスも財務省の臨時職員だったような。組織が違うから連携が悪い……とも考えたのですが、財務省はアルコール・火器取締局や麻薬取締局を持っていて、日頃から州警察と合同しますし、FBIほどローカル警察と仲悪くないと聞きますが。
    それに自作自演説は行き過ぎですよ日本の報道。よほどトランプ嫌いと観える。
    耳を撃ち抜いているのだから、ちょいと逸れれば頭部に命中。どんな名手でも僅かなハプニングで逸らす事はある。リスク高すぎます。
    しかしトランプ氏ガッツあるというか度胸ありますね。あの直後のポーズ。
    男を上げたのは間違いない。でも、それを自作自演だ〜とか報道するのって、あまりにも品性がなさすぎる。

    • 河太郎 より:

      訂正)
      シークレットサービスは現在、
      財務省管轄から、国土安全保障省の管轄に移動してきるそうです。

    • 木霊 木霊 より:

      警察とSSの連携が取れていない印象ですね。
      つまらない諍いで、国のトップを狙おうという人物が暗殺されかけたのですから、職務怠慢どころの話ではないんですがね。

  4. 河太郎 より:

    記事内の引用の、星条旗バックに獅子吼するトランプ氏の写真、APのイヴァン・ブッチ氏の撮影だそうです。この人はたしかピュリッツァー賞受賞者ですね。
    不謹慎かと想うが「良い仕事」と思います。「硫黄島の星条旗」や、ロバート・キャパの「崩れ落ちる兵士」、沢田恭一の「安全への逃避」級の報道写真における大傑作と思います。
    この写真一枚が世界を変えるかもしれない。凄いシーンを撮ったカメラマンは沢山いますが、心を撃つ写真は少ない。
    久々に報道写真の凄さを感じました。

    • 木霊 木霊 より:

      どこかの動画に撮影シーンが映されていましたが、なかなか場所取りといい、撮影に対する嗅覚といい、大したものだと思います。
      まさに、良い仕事であったと。
      不謹慎ではありますが、多分、後世に残るような1枚だと思います。

  5. 河太郎 より:

    130〜140mの距離で5発〜8発と続報されてますね。最初の3発はゆっくり狙ってる。銃声が連打してませんから。その後は乱射してますね。
    これどうなんだろう?
    映像最後の2発の銃声は犯人射殺のものでないでしょうか?
    そしてスコープの調整が妥当であれば、
    その距離ならゆっくり3発撃てば1発は当たると想う。それにスナイピングで乱射します?
    プロなら乱射せずに、呼吸を乱さぬよう、慎重に撃つと想うけれど。
    それに撃ち終えてから射殺しているのって、どうなんだろう? わざと?

    初弾が最も的中率が高く、乙矢以後は呼吸の乱れと、射線のズレで命中率が下がるのは実銃でもエアガンでも同じと想うんですよ。アサルトライフルが使われたと言われてますが、米国では法的にピストルに分類されるタイプがあって、セミオートカービンに転じる奴が流通している。これは機関部に刻印のない3Dプリンター製の部品でゴーストガンを作りやすい。ストックやサプレッサを外せば、かなりコンパクトに運べるかと。
    状況を観ると素人くさい犯行で、しかも「泳がされた」事を疑うんですけれど。

  6. 砂漠の男 より:

    WSJのクリップを見ると、むしろシークレットサービス(SS)の大チョンボにみえてきます。
    https://www.wsj.com/livecoverage/trump-rally-incident

    2組のSSの対狙撃チームがトランプ氏後方の建物の屋根の上に待機しています。そのうち少なくとも1組(2名)は、トランプ氏の演説中に暗殺犯のほうを向いて狙撃銃を構えているのですが、トランプ氏が撃たれるまで反応していないように見えます(1:27~1:37)。
    現場の上空写真を使った解説では、暗殺犯とトランプ氏の距離と暗殺犯と対狙撃チームの距離はほぼ同じです。

    このニュースで、WSJは言外に、SS対狙撃チームはそれを知っていて暗殺犯を撃たなかったのではないかと疑義を投げかけているようです。(またこれとは別に、SSは暗殺犯をトランプ氏からわずか450フィートの至近距離まで接近させたことを非難されています。)

    SS対狙撃チームは、撃たなかったのか、撃てなかったのか、どちらにしてもSSの大チョンボでしょう。SS隊長と現場指揮官はクビですね。

    • 河太郎 より:

      ああ、やっぱり。
      SSを褒め称える動画が多いですが(自衛隊出身のレンジャー資格持ちが感動したとか言ってました)、いや、そもそも130m先の屋根に犯人を見逃した時点で失敗だろうと思ってました。発砲させないのが一番の警護だろうに。
      そして御指摘のように犯人が発砲し始めてから動き出してる。状況的に先制攻撃して無差別乱射されるわけにはいかないので、後手になったのは止む得ないとしても(先に屋上に上げるなが正解ですが)、撃ち終えてから反撃してるのはミスか、あえて撃たせたとしか思えない。

    • 木霊 木霊 より:

      SSのチョンボだという指摘は説得力がありそうですね。
      そのうちその辺りは明らかになると思いますが。

      ただ、SSのカウンタースナイパーは、「ワザと撃たなかった」というのは、写真や動画を見る限りは説得力に欠けるという意見もあって、僕はそちらの方を支持したいと思っています。ワザと撃たせるにはリスクが高すぎますし。実際、死者も出ちゃいましたからね。
      案外、撃たれるまでは「怪しいけど、あれ、警察のスナイパーか?」とか思っていたかもしれませんね。
      対応が遅れたことは間違いありませんが、どちらかというと狙いを定めている最中に発砲されてしまった印象を受けたからです。とはいえ、結果的にとんでもないことになるリスクは高かったのですから、処分は避けられそうにありませんね。

    • 七面鳥 より:

      横合いから。

      ※件の写真のTシャツが欲しい七面鳥です。

      シークレットサービスのポカ、というのは大いにあるらしいですね。
      検証した人によると、射程125mとして、犯人が使ったAR-15だと、横風3mで10cm弱横に逸れるらしく、犯人は風の偏差を見込まないで撃ったのでは、という意見に賛成するものです。

      で、例の屋根上のスナイパーは、初動で大きく動揺している。
      警備範囲も狭すぎるし、あんないい狙撃ポジションを見落とすとは……ねえ。
      地元警察とFBIの上の方、相当数首が飛びそうですね。
      と同時に、『民主党が嫌う方向』に大きなうねりが起きるのは避けられないでしょう……

  7. 砂漠の男 より:

    事件の影響があまりに大きすぎるため、連邦議会の下院国土安全委員会がチアトルSS長官を査問会に召喚したそうです。
    SSの警備体制に不備があったーとの観点で、徹底的に調査が行われる模様です。
    https://edition.cnn.com/2024/07/14/politics/secret-service-faces-serious-questions-about-security-footprint-and-rooftop-access-at-trump-event/index.html

    未確認情報ですが、暗殺犯を射撃したSSスナイパーの1人から、「(トランプ氏が撃たれる前に、)指揮官に射撃許可を求めたが許可されなかった」とのコメントが出ているそうです。

    7/15は、ミルウォーキーで共和党全国大会が開かれ、共和党の大統領選候補者が正式に選ばれる日でした。今回の暗殺未遂事件は、その直前を狙って行われたのではないかと米オールドメディアでも指摘されていました。

    これから証拠や証言がイロイロ出てくるはずですから、今回の事件がどう転んで行くか見守っていくしかないでしょう。

    • 木霊 木霊 より:

      そうでしたか。
      そりゃ、民主主義の危機ですから、こんなことが再発しないように対策を講じるのは当然ですよね。
      アメリカ大統領選挙は、目が離せない展開になってきましたね。