これはなぁ……。
「暫定大統領会議」設置 事態正常化の第一歩―ハイチ
2024年04月13日10時01分配信
ギャングからの圧力で首相が辞意表明を余儀なくされ、政情が混乱しているカリブ海の島国ハイチで、新政権発足まで国を統治する「暫定大統領会議」が12日、正式に設置された。
時事通信より
川口自警団絡みのコメントを頂いて、「そういえば」と思い出したのがこのハイチの件である。
修羅の国ハイチ
ハイチで何が起こったのか
カリブ海に浮かぶ島国ハイチだが、印象として中南米の愉快な国くらいのものだった。が、調べて見ると、ここはなかなかハードモードの国なのである。

ドミニカ共和国の隣りにあるハイチだが、カリブ海で最も人口の多い国だ。ところが、「失敗国家」のランキングに乗ってくるほど政治的混乱の続く土地で、1804年に独立して以降ずっと政治的混乱が続いている。
ハイチ革命(1791~1804年)は、アフリカ人奴隷の反乱の中で最も成功した革命と言われ、自由黒人の共和国としてハイチが建国されたのが1804年のことである。それ以前はフランスの植民地だったのだが、革命成功によって奴隷から開放された黒人たちが済む地上の楽園に……はならなかったんだよね、残念なことに。
ハイチ建国の父デサリーヌは、ナポレオンに倣ってハイチ皇帝に即位すると、残った白人を処刑した。が、内乱が勃発して1806年には暗殺されてしまう。その後、ハイチ共和国が成立するのだが、内乱は収まらずに東部はドミニカ共和国として独立。イスパニョーラ島をハイチとドミニカに分け合う状態になった。
更に、アメリカがハイチを占領したり、クーデターが勃発したり、キューバ危機に巻き込まれたりと散々であったが、国連平和維持軍が現地展開をすることで、安定化にこぎ着けた。いやそのように見えたが、ハイチ地震(2010年)の発生と、その後のコレラ大流行によって国内は混乱。更にプログラム終了に伴って国連平和維持軍が撤退し、それを切っ掛けに治安が悪化。ギャングたちが跋扈する国になってしまった。
自警団とギャングが衝突
で、今年3月にこんな事件が。
自警団とギャングが衝突 ハイチ首都
2024.03.19 Tue posted at 16:15 JST
ポルトープランス(CNN) カリブ海の島国ハイチの首都ポルトープランスにある国際空港の前を通る広い道路は最近、世界滅亡後のような静けさに包まれている。かつては車や人でにぎわっていた場所は、くすぶるごみの山から煙が立ち上り、苦いにおいが空気中に漂っているだけだ。
~~略~~
ポルトープランスのある地区では18日、群衆が付近のギャングに所属しているとして男性を取り押さえた。男性は墓地に向かって歩かされた後、殺害され、遺体は路上で燃やされたという。地元社会の情報筋がCNNに語った。
CNNが確認した映像では、シャッターが閉まった店舗の前の道路で煙を上げる遺体が捉えられ、黒くて濃いすすが一面に広がっていた。地元の治安関係の情報筋によれば、住民によって殺害された犯罪の容疑者数百人分の遺体が火によって処理されたという。
CNNより
なんというか、書いてあることも世紀末っぽいのだが、添付されていた写真がまたその感想を補強するのだ。

……リアル・北斗の拳かよ。
しかし、自衛と暴徒の正義の境界線は簡単に越えられる。国連の2023年10月の報告書によれば、自警団はギャングへの所属や「一般的な犯罪」の嫌疑をかけられた数百人の人々にリンチを行ってきた。
CNNより
救いがないのは、自警団もギャングも立場が違うだけでどちらにも正義はないのだ。もともと正義なんてそんなものではあるが、治安が悪化すればその境界線は曖昧になってしまうのだろう。
カリブ海のハイチの日本大使館を一時閉鎖 ギャング暴動で治安悪化
2024年4月10日 12時08分
外務省は10日、カリブ海の島国ハイチにある日本大使館を9日に一時閉館し、隣国のドミニカ共和国に臨時事務所を設置したと発表した。ハイチでは、武装ギャング集団の暴動で治安が急速に悪化しており、「現地の治安、人道状況の急速な不安定化」のためと説明している。
朝日新聞より
流石に日本大使館も一時閉鎖となり、外務省から渡航自粛勧告のなされる地域となっている。
正常化への第一歩
で、冒頭のニュースは、こうした事態の打開のために、暫定大統領会議が設置されたということなのだが。
事態正常化に向けた第一歩。迅速に暫定首相を任命するほか、2026年2月までに選挙で選ばれた新大統領に権力を移行する計画だ。
時事通信より
説得力は無い。
モイーズ大統領暗殺で夫人と元首相が共謀、ハイチ裁判官が結論
2024年2月20日午後 2:50
ハイチで2021年7月にモイーズ大統領が暗殺された事件を捜査する裁判官は、マルティーヌ・モイーズ夫人が当時のジョゼフ暫定首相と共謀し、大統領を殺害したとの結論を示した。夫人が大統領職を狙っていたという。
ロイターより
何しろ、今年2月に大統領がその夫人によって暗殺されてしまった。大統領夫人は暫定首相と共謀してクーデターを起こしたらしいのだが、もはや意味不明の事態である。
で、この件でアンリ氏が首相に就任するのだが……。
首相辞任表明も先行き不透明 ギャングの暴力横行―ハイチ
2024年03月14日07時14分配信
非常事態を宣言しているカリブ海の島国ハイチのアンリ首相は11日、暫定首相が選ばれ次第、辞任すると表明した。政権移行を進めて、ギャングによる暴力の嵐が吹き荒れる事態を収拾する狙いがある。最貧国の同国にとって困窮した人々の生活への対応は待ったなし。だが治安を改善して、早期の選挙を通じた新政権発足につなげられるのか不透明感が強い。
時事通信より
一月足らずで逃げ出す始末。
もう、めちゃくちゃである。
そもそも自警団が組織されているということは、その地域の警察が信用されていないということであり、その自警団とやらも組織基盤がしっかりしているわけではないので、容易に内部分裂が起きるし、地域住民から信頼されるわけでもない。経済基盤も崩壊しているので、容易にギャングに転落するという。実に悪循環である。
ハイチの混乱は当面収まりそうにない。
コメント
このギャングどもの最大組織のボスは元警察官ですよね。人を燃やすのが好きだとか。それが民兵団を指揮している。
ほとんど意味不明なのですが、思い当たる事がないでもない。
トントン・マクートですよ。独裁者のデュヴァリエ親子の時代に、秘密警察を担った民兵組織。秘密警察なのは良いのでさけれど、この人たちは無給なのです。
ヴードゥー教の教会(?)組織も大きく関わっていたので、まぁ地域ごとに宗教や経済の顔役が、警察署長とツルんで監視網を引いていたのだ推測しますが。
とにかくローカルな中で手弁当で活動してますから、構成員は恐喝やら強盗やら薬物やら(人を廃人化するゾンビ薬あるくらいで、もともとブードゥー教はドラッグ使用について厳しくない)犯罪を収入源にしていた。
あまりに資料が少いので、ハイチの今の無政府状態を語る時に、デビュバリエ親子の独裁の、話がほとんど見られません。けど、今の混乱は21世紀に始まっているものではなく、1950年代以降のデュヴァリエ独裁の時に作られた歪な社会が原因になってると思います。
警官がギャング組織のボスになってしまうのも、もともとローカル地域のエリアの統治を、民間人とも警察とも宗教団体ともつかない奴らに丸投げしていた。
ゾンビ伝説って、地域社会に反抗的な人間に、ゾンビ状態になるゾンビ薬を飲ませて、奴隷に使ってたのが実態ですから。ホラーゲームの田舎ですよまんま。
デュヴァリエ(息子)の統治下のハイチ社会に詳しいルポって「蛇と虹」くらいしかない。この本は薬物学者がゾンビ薬の実態を掴む為にハイチ社会へ潜入し、
ブードゥー教に入信した日々のルポですが。映画になっていて題名が「ゾンビ伝説」(笑)ただ。そこから良く見えるのは
地域社会の力が大きくて、政治が宗教と警察と有力者に丸投げされてる事ですね。ガルシア・マルケスのノンフィクション「予告された殺人」に良く似た、
地縁、恩讐、宗教、有力者、警察で、
法治よりローカル地域での現場判断が優先されるという社会構成が原因では。
もともとシチリアのマフィアやコルシカのユニオンコルスがそんなですし。
元警察官がギャングの元締めというのは、救いのない話ですね。
トントン・マクートの話は知らなかったのですが、Wikiとかには紹介されていて、パパ・ドク(フランソワ・デュヴァリエ)にも触れられていますね。調べたら面白そうなんですが、なかなか理解出来そうにない感じです。ブードゥー教は馴染みがないので。
こんにちは。
とりあえず、死体は口に塩詰めて縫っておきましょう。
それはともかく。
きっと、クーデター側にも、自警団側にも、聞けば「正義」を口にするんでしょうけれど。
「正義」ってのは、どうしてこう、人を狂わせるのでしょうね?
「正義」ってのが、役に立った試しを、歴史上で見たことないのですが。
※七面鳥の基本ロジックとして、「絶対悪」はある(盗むな殺すな等)が、「絶対正義」は存在せず、「悪」のカウンターとしての「正義」ないしは組織をまとめるための、組織の敵に対する「正義」としてしか存在し得ないのでは、という考え方を持っています。
こんにちは。
ハイチは「どうしてそうなっちゃったのか」レベルの混乱っぷりで、調べて見ても「何が正義なのか」という風に感じました。
「絶対正義」は存在しない、は共感できます。が、絶対悪も存在しないような。
まあ、この辺りは色々な考え方があると思います。
そして、ハイチの問題は一体どうやったら解決するのやら。
しかしハイチはもったいないというか。
ハイチのゾンビは単なる伝承ではなくて、テトロドトキシン(脳に作用しない)を主成分として、仮死状態にする毒物で死を偽装し、墓を掘り返して蘇生、奴隷として働かせるものです。
民族植物学者の書いた「蛇と虹」にくわしいですが、この薬はNASAなどが火星はの有人探索などのコールドスリープ技術の為に血眼になっていた。21世紀にも調査隊が行われてます。けどテトロドトキシンだけでは、意識を保護しながらロボット状態にしたり、脳機能を保持したまま
仮死状態にする作用が説明つかない。
何かの成分が複合的作用しているのですぎ、その「何か」が不明のままでいる。
それが発見されれば、医学的にも火星探索にも大きな飛躍なる想うのですが。
この有り様だと、ハイチが落ち着いた頃には、それら伝統的文化は消えているてせう。惜しい事ですよ。
いわゆる「ゾンビパウダー」のお話ですか。てっきり創作の類いの話だと思っていました。
件の民族植物学者といえばエドモンド・ウェイド・デイビスでしょうかね。魔術師なのでは?という話もあるようですが(実際はカナダの人類学者のようですね)、その程度には胡散臭い主張だと理解されているのだと感じました。
例えば、テトロドトキシンといえば河豚の毒として有名ですが、神経毒で、第2段階で「知覚マヒ、言語障害、呼吸困難、血圧降下」に至り、第3段階で「全身が完全な運動マヒ状態」という経過を辿るので、脳に酸素が行かなくなると機能に重篤な問題が生じる。何らかの成分が複合的に作用するというのは、可能性としては十分にありそうです。とはいえ、僕が調べた限りでは、テトロドトキシンが関係しているとする話はデイビスの仮説で、調査でゾンビパウダーとされるものの中に微量に成分が検出されたという報告もあったようですが、主成分ではないとのこと。
何れにしても、しっかり調査が進んで何かが分かると面白いですし、民間伝承に纏わる物質から新たな科学的知見が得られるという話にはロマンを感じますが、現状のハイチでは難しいんでしょうね。
あ、木霊様の仰る通りでした。
ディヴィスノ゙ゾンビパウダー2種を東北大学の安本健氏が試験して、フグ毒は微量で効果を生むほどではないと発表されてますね。ゾンビパウダーは毒虫だの毒蛙だの数十種類の毒性化学物質を含んでいて、どれが作用してるのか判明してない。脳損傷に(窒息効果以外では)影響してない点でテトロドトキシンを上げたのでしょうが。ただゾンビ現象についてはアメリカ統治時代に米軍なども調査していて、実在は状況証拠たけは山ほどあるんですね。1996年にナショナルジオグラフィックの支援でロンドン大学が調査してますが、その時にゾンビ経験者3人を分析した時に、統合失調症、酸素欠乏症による脳障害、胎児性アルコール症候群と、別原因ばかりだったそうで。
指揮したローレンス・リトルウッド教授は社会学的な問題だと申してる。つまり
1000万人が1万平方マイルにひしめいてるハイチでは、土地の需要度が高く、土地の分配を巡る対立を避ける為に、
「こいつはゾンビたから」という理由で、農園に里子に出すような社会システムが存在したのでは?と申してます。
そこに国防義勇軍(いわゆるトントン・マクート)の誘拐監禁や失踪が重なって伝説化したと。
とはいえ20世紀初頭から、時には数百人が身元確認したゾンビ例などがあり、
またリトルウッド自身が診察した患者3人の胸骨には、カテーテル挿入痕らしき傷が同じ位置に同じ形で残っているのを確認していて、未知の物質を投与した可能性は否定できないとも語ってます。
その後のハイチはアレなので、追跡調査は成功してないと。
ううむ……何とも言えませんな。
とはいえ、とはいえ素朴な疑問もある。
胸骨のカテーテル痕すが、胸郭部にカテーテルで劇薬を入れるなら、フツーはIVHで鎖骨窪から静脈に入れんか?
バイタルエリアど真ん中の胸骨から入れるかなぁ?
リトルウッド教授の逆を言えば、宗教的儀式、聖痕みたいなイニシアルとして、
なんらかの傷跡を付けたとも考えられますよね。とくに里子説を取れば。
だとするとゾンビ薬は関係ない。タトゥーみたいなものですから。
あやー、さっぱり解らなくなりました(笑)
ほうほう、なかなかすごい話ですね。
コメント頂いた内容をネットでは追いかけることが難しそうなのが残念ですが、ゾンビという存在はなかなかに魅力的ではあります。
映画で出てくるような吸血鬼要素が混ざっているとギャグ方向に振れてしまいますが、学術的に存在が確定できるのであればやっぱり研究はすべきなのだと思います。
……いまのハイチではアレですが。
この国はコロンブスに遡る複数欧米列強による植民地化etcの複雑な事情があり、ニワカにはすぐには理解不可能と思われたため、失礼ながら木霊様解説によらずwikipediaで大外から
(理系・独自用語(笑)で、(熱力学的解釈と思ってます(笑)、、、一般的には木を理解するため、まず森を、、とするところですが、そこまで高尚なものじゃない(笑)、、、理解を試みたところ次のフレーズA.Bがヒットしまして、これで大体説明可能な気が。。。。。
A「前略・・・独裁時代は、国際的にも孤立していたため・・中略・・・食糧自給率は80%、米の自給率は100%を誇った」
B「が、民主化後はアメリカの米が多量にハイチにも入るようになり、米価は暴落・・・中略・・・仕事にあぶれた農民が都市部へと流れた」
A.から伺われること。ハイチは土俵を選べば自立できる人と土地を有する。
(この土俵が地獄かどうかは熱力学的に
考慮外(笑))
B.から伺われるC.(特にここからはBOOK独自解釈です)
C.グローバル土俵ではアメリカに負けて主要産業と雇用が失われ、中央政府は信用と税収を失った。結果夜警国家というコトバが指す最低限の国家機能も維持できず崩壊した。
。。。 これが中世なら諸侯が中央政府に取って代わっただろうが元が近代国家で諸侯は無く、部族社会にまで後退する乱世となった。
そりゃ乱世の部族社会で、部分を切り取ればギャング(犯罪組織)と自警団(正義?の組織)に分かれるかも知れないが、それは表層あるいはどっちかを悪者にすると得する外部勢力のフェイクにBOOKには見えてしまう。
D.どうすれば? 無責任な一般論、代表的には以下イロの2つ
イ。より強大な外部勢力が部族をまとめる。ただこの方法はハイチの歴史上結局破綻した。
ロ。ハイチ内部の部族or諸侯の大頭「天下統一」を待つ。
理想だけど、時間がかかるし現状外部からの妨害がヒドイ
ハ。その他
E.外部からの妨害
そもそもB~Cに不自然な点が多い。主要産業と雇用が農業なら経済をグローバル解放する場合、条件として農業保護・高関税を掛けるのが,,日本もそうしてるし、、、、世界の常識。
また例えそこでヘマしても、主力産業が打撃を受けたならハイチ通貨が暴落して輸入品価格は暴騰し、国産農産物の価格競争力は維持されるハズ?????
不思議なことにどちらも機能せず、、、、手遅れで自国通貨も信用なくハイチの実質通貨がドルだと言うなら現状も理解できるけど、、、陰謀論爆発しそう(笑)
F.国際社会、ハイチを救いたければ?
ここまで来たら、D.イ. 一番手っ取り早いのは米国による「併合」中途半端な援助や植民地化でなく51番目の州としての併合・可能なら。。。あ。米国はこういうの下手だから上手かつ責任ある英・仏が適任か。。。現在の国際法上無理だけど(苦笑)
やっぱロ、国連主導の「逆鎖国」が出来ればねぇ。。。インド・ブラジル等で先住民相手だとやってる例もあるけど、ハイチは地政学的にムズカシイかも???
ハ。
で、今の「恒常的に食糧不足で、食料需要の大半を海外からの輸入と援助に大きく依存している」は、どこがやてる?国連の何かの組織? 外から見る限り最悪の選択肢としか言いようがない。
もともとB ハイチ農業は米農業との価格競争で惨敗なわけで、
海外援助「米の商売農業より安い:価格競争力最強:その名も支援食糧」が出回ってる状況で「ハイチ農業」が復興、ハイチ自立、出来るワケがない。
地政学的には結構ヤバイ地域みたいだし、この「慈善・偽善」的な状況を放置すれば10年ぐらいでギャングの首領がハマスにハイチ全体がガザみたいになっても不思議じゃない。気がする。
そもそもハイチの産業がダメダメな所が問題なんですよね。
経済活動人口の6~7割が農業に従事している状況で、主要産業は繊維、製糖、製粉、セメント。
アメリカに太刀打ちするにはちょいとキビシイですな。
鎖国は現実的ではありませんし、強力な指導者の登場というのも期待できるのかどうか。
国際社会にとってもハイチを統治してまともな状態に戻すということは、コストに対するメリットがあまりに少ないので放置状態ですし。
八方ふさがりですね。
たしかにコスト面を考えると木霊様の言われる通りなのですが、
あの辺りは米国の裏庭なわけで。
放置してガザ地区とハマス化すると、それこそ紅海周辺のエチオピア海賊とフーシ派ミサイルが跋扈するような無法地帯になりかねないと。
この辺のギャングや海賊に中国が金や武器を密かに渡して、フェンタニル原料の中継地点とかにされると、
かつてのコロンビアとコカインの二の舞いになる気がするんですよ。
BOOK様へ謝罪
前々から色々と親切に教えて頂いたのに、信仰の話の時にキツイ言い方をしてしまい、ごめんなさい。謝る機会を望んでました。私も言い方が悪かったです。
貴兄がそういう意図でない事は、きちんと読めば解った事ですのに。申し訳ありません。できることならお許し願えませんか。以後はセンシティブな内容の時は読み返して、一呼吸おいてから発言いたします。
コメ感想)
◯なまじっか近代国家だったか故に、中世どころか(実質的に)部族社会に退行してしまったという説は眼から鱗です。
けれど、20世紀半ばからのアフリカが、
まさにそんな様相ですものね。
なので、
①どれかの勢力が天下統一するのを待つ
②米国に統合しての州として再出発。
くらいしか妙案が無いと言うのは正しい気がします。
その過程で一般市民が味わう苦痛を考えるとゲンナリしますが、①か②ならば、
「今より悪い」ことにはならないでしょうね。規模が小さいだけ、アフリカの内乱よりは打開策があるかもと。