決まれば、なかなかの決断だと思う。
ウクライナに支援可能な非殺傷装備 韓国政府が選定に着手
記事一覧 2023.05.22 11:43
韓国政府が、ロシアの侵攻を受けるウクライナが要請した非殺傷装備のリストから支援可能な品目を選び出すための実務検討に入った。
聯合ニュースより
韓国政府はウクライナ政府からの要請を受けて、「非殺傷装備」に限って支援することにしたそうな。
障害物開拓戦車
それってK1戦車ベースでは?
非殺傷装備を支援という事そのものは、特に問題ないと思う。寧ろ、殺傷兵器であっても、支援すべきだ。そしてそれは日本政府においても同じ。日本は確かトラックを100台送るとかなんとか。
それはそれとして、選んだのはこちら。
地雷除去装備については、陸軍が用いる障害物開拓戦車(K600)や携帯用の新型地雷探知機(PRS20K)などを提供する可能性が高いという。
聯合ニュースより
うんうん、地雷除去は重要だよね。
ん?K600?

実は、K600戦闘工兵車(記事では障害物開拓戦車)は、K1A1戦車ベースの車両で、車体前面に大型ドーザーと障害通過口位置表示装置などが装備されたものだ。
非殺傷装備と言うものの
というわけで、韓国政府は随分と思い切ったものを提供するつもりらしい。思いっきり、前線で活躍できる車両だからだ。
ウクライナは地雷除去装備、緊急搬送車両、装甲救急車、移動型X線装置、防空レーダーなどを韓国政府に要請したとされる。
聯合ニュースより
K600戦闘工兵車は、2019年に導入された最新車両なので、それなりに実績ありということなんだろうね。戦力化は2020年からか。
磁気を発して爆発…韓国軍、地雷除去戦車を初めて配備
2020.12.30 14:25
韓国軍が各種地雷を掘り出して除去する戦車を初めて戦力化した。防衛事業庁は「大量の対人・対戦車地雷を探知・除去できる『障害物開拓戦車』を29日、軍に初めて納品した」と30日、明らかにした。現代ロテムが2014年から4年かけて開発した戦車で、2023年までに計80台ほど導入される計画だ。事業規模は4113億ウォン(約390億円)。
~~略~~
障害物開拓戦車は車体の前面の地雷除去ショベルを利用し、時速5-10キロで移動しながら対人・対戦車地雷を掘り出して除去する。平常時の戦車の移動速度は平均時速30キロ、最高時速60キロと、地雷除去現場に迅速に投入できる。
中央日報より

こんな感じで地雷除去する模様。
朝鮮半島には多数の地雷が埋まっていて、特に非武装地帯(DMZ)にて多数の地雷が埋まっていることは有名である。
そこでどれほどの地雷が除去できたかは知らないが、効果があったからこその提供なんでしょ。
いつも韓国兵器の不思議な点を指摘する事が多いけれども、今回の決断は評価したい。え?まだ決断していない?いや、もう報道しちゃったら、出すでしょう。
コメント
こんにちは。
このタイプの地雷対策車は初めて見た気がします。
普通はローラー転がすタイプ(陸自の90式のアタッチメントはこれですね)か、ドーザーでほっくり返す(米軍のM1のアタッチメントはこっち)ヤツですが、見たことないソリが付いてますね、韓国のヤツは。
地雷撤去はこれからウクライナの復興に欠かせないので、任務の成果が上がることを期待します。
確かに。
このタイプの地雷対策車は珍しい様に思います。
ただまあ、おそらくは作戦投入して効果があったから、と信じたいところですね。
こんにちわ、
韓国の「K600障害物開拓戦車」は、優秀な地雷除去車のように見えます。
↓のように武装が可能ですので、ウクライナの最前線でも貢献できるでしょう。
車体が戦車ですから、戦場に直行じゃないでしょうか。
https://twitter.com/rockfish31/status/1660614484606726144
日本も高機動車や資材運搬車をウクライナへ送りますが、こちらも武装可能です。
戦場でたたかう自衛隊車輛の勇姿がそのうち見れるでしょう。
https://twitter.com/Gachar1203/status/1660413362822602752
これで日本も一皮むけたでしょうか。
退役予定のMLRSなども、実績づくりの意味でも、供与できるといいですが。
優秀かどうかは定かではないんですよね、残念ながら。
しかし、ウクライナで実証されることは間違い有りませんから、貴重なデータを採る機会であるとも言えます。
しっかりその辺りの覚悟を踏まえた上で、積極的に機会を活かして欲しいですね。
一方、今回は日本の方の記事はあまり積極的に取り上げませんでしたから、別記事で触れるかも?です。
韓国のオモシロ兵器は、ロシア軍に供給した方が、ウクライナに有利では?
防弾チョッキとか、軍靴とか、当たらないミサイルとかいろいろ。
そういう考え方もありますが、実現は不可能でしょう。
横流しされる可能性はなきにしもあらず。