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韓国空軍に早期警戒管制機E7の導入決定!

韓国空軍
この記事は約4分で読めます。

え?E7早期警戒管制機って、持ってなかったっけ??

韓国に早期警戒管制機「E7」 米が売却承認=総額49億ドル

2024.11.05 09:02

米国防総省傘下の国防安全保障協力局は4日(現地時間)、国務省が韓国への早期警戒管制機(AWACS)「E7」売却を承認したと発表した。関連装備などを含めた売却総額は49億2000万ドル(約7500億円)。

聯合ニュースより

調べてみると、E-737 AEW&CをE7と呼ぶようになったらしい。紛らわしいな。

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早期警戒管制機E7

ピース・アイは絶賛運用中

アメリカ空軍が運用するE-7早期警戒管制機「ウェッジテイル」は、ボーイング社のB737をベースにレーダーを搭載した空飛ぶ管制室と呼ばれる機体である。

韓国では、韓国空軍が運用する「ピース・アイ」という愛称を持つ機体になっていて、4機を運用しているのだが……、3機が飛べないとか噂されている奴である。

まあ、韓国空軍は否定している噂なんだけどね。

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過去、2機くらい増やそうかな?という話が出ていたんだけど、今回は4機買うという報道である。

韓国は「E7」4機を購入する意向を示していた。国防安全保障協力局は米議会に契約関連資料を同日中に通知する。

聯合ニュース「韓国に早期警戒管制機「E7」」より

4機+4機で8機体制とするってな話なんだけど、そもそもB737の製造ラインが無くなったので、部品調達には苦労するんじゃ無いか?という噂があっただけに、4機も買うのかとちょっとビックリである。

アメリカ軍との相互運用にはメリットがあるが

さて、早期警戒管制機の導入自体はソレほど悪い選択肢ではないと思うのだが、それでも8機体制にしてアメリカ軍との連携を高めるというのは、筋の良い話なのかどうかちょっと悩む。

同局は売却について「インド太平洋地域の政治的安定と経済的進展の動力である主要な同盟の安全保障を強化することによって、米国の外交政策目標と国家安保目標を支援する」と表明。韓国の情報収集・警戒監視・偵察(ISR)能力や早期警報・統制能力の向上により、脅威への対応能力が強化されると強調した。

聯合ニュース「韓国に早期警戒管制機「E7」」より

アメリカ側としても同盟の安全保障強化というメリットがあるよということになっているのだが、別にE7早期警戒管制機でなくとも良かったように思うんだが、どうなんだろうね。

ロシアの方にまで目を向けねばならなくなったという意味では、韓国空軍も保有する意味はあるんだけど、そうすると随伴機の性能も重要になってくる。北朝鮮の防空防衛網はザルなので、北朝鮮上空を飛ばすこと自体は然程困難性は無いのだろうが。

ザルだった話はこちらの記事でも紹介したが。

無人機も易々と北朝鮮上空に侵入して、色々と情報収集していたっぽいしね。

何のために使うのか

そんなわけで、韓国空軍がイマイチ何のために買うのか良く分からない早期警戒管制機E7だが、基本的には一定空域を監視し、敵性・友軍の航空機などの空中目標等を探知・追跡し、なおかつ友軍への航空管制や指揮・統制を行う機能を持っている。

北朝鮮空軍の保有機を考えると、対北朝鮮の配備としては運用にメリットがあるとも思えない。

そうすると、恐らくはこれも対日装備という風に理解した方が分かり易い。或いは、対支那装備ということも考えられるのだが、韓国は支那に対して随分と気を遣っている様子が散見される。本当に対峙する気があるのかは不明だ。

あと、米軍もE-7Aを増やす予定にしているので、渡りに船といった感じの話だった可能性はある。

Access Denied

そして、ボーイング社としても「助かる」と思っているかも知れないね。

ただ、問題は韓国にその費用が賄えるかどうか?ということかも知れない。韓国経済は低空飛行だからねぇ。

コメント

  1. sabakunootoko より:

    運用されているE7の実働が間もなく終わりそう(?)だから、
    新型E7を49億ドルかけて調達するとか、太っ腹というべきか、乱脈投資というべきかw
    砂漠の男の理解力では、49億ドルをかける意図が不明デス。まぁ、韓国の勝手ですけど。
    この買い物で、少しは国内雇用が増えるといいですね。

    そういえば、空自のAWACS構想は進んでいるんでしょうか。
    調査分析は始めているようですが….
    https://jm2040.blogspot.com/2024/02/awacs-feature.html

    • 木霊 木霊 より:

      もともと4機のピースアイでは、運用的にも問題がありましたから、2機増やしたいという需要があったのは理解できるのです。
      ですが今回は4機増やすのだとか。まさか、2機は部品取り用?!

      日本のAWACSに関しては、ご指摘のような動きはあるのですが、具体的に取得する話はまだ先になりそうです。
      日本こそ、E7買っても良いような気はしますが、KC-46A「ペガサス」の取得でやらかした感じが拭えません。ちょっと慎重になった方がいいかも知れませんね。

  2. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    >韓国空軍がイマイチ何のために買うのか良く分からない

    「日本が持ってるから」アレもコレも欲しい!ですかね。
    自分の身の丈と、置かれた状況からの優先順位付けってのが出来ないんですよね、あの国。
    まあ、日本の国民も馬鹿ばっかだってのが、今度の選挙ではっきりしましたが……
    ※先日の選挙は、老害というものの恐ろしさと、若者の政治への無関心が浮き彫りになったと思ってます。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      日本が保有しているのはE-767なんですよねぇ、独自採用した。
      アレの更新はそろそろあっても良さそうなんですが、なかなか。そういう意味ではE-7の購入は羨ましい気もします。日本も4機しか保有していませんから。

      • 七面鳥 より:

        米軍もE-3セントリーの退役準備に入ったと聞きますし、後継はE-7になるそうですから、その意味では羨ましくも……どうなんだろう?
        737ベースだと、P-8の用途ならともかく、AWACSとしてはどうなんでしょうね?電子機器が進化したから707や767程の容積はいらないのかな?
        空自はE-767とKC-767で共用出来る部分もあるでしょうから、そこは良いのですが。
        どっちにしても、レドームぶん回すのはこれで終り、これからはフェーズドアレイレーダの時代ですね、ちょっと寂しい。
        ※あのレドームの中身が、巨大な八木アンテナだとは……

        • 木霊 木霊 より:

          あのドームの中身って、巨大な八木アンテナなんですか?!

          今後は回転させない方向らしいので、どちらにしても更新する時には大きなお皿を載せることは無いのでしょう。
          でも、更新はどうするんだろう?というのはついて回りますね。