ほーん。
BYD、日本専用の軽EVを26年投入 国内4割市場狙う
2025年4月21日 18:00
中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は日本の軽自動車市場に参入する。日本専用車を開発し、2026年にも軽EVを発売する。新車販売で約4割を占める軽自動車は日本の独自規格で、海外勢にとって「非関税障壁」となってきた。価格競争力の強いBYDが参入することにより、日本勢の牙城が切り崩される可能性がある。
日本経済新聞より
偶にはEVネタを引っかけていこうか。
「良質なEV」が日本市場を席巻?!
EVは日本市場で売れるのか
日本の市場において、軽自動車の販売台数はなかなか大きな数字になっている。

相変わらず人気が高いのはN-BOXで、以下小型車がずらりと並んでいる。傾向としてガソリン代が高い事も販売台数に影響しているのだと思われ、そして、実は割安なクルマが買われているというわけでもない。
1位のN-BOXは普通車並みの価格だし、4位のヤリスもかなり割高である。2位のスペーシアは値段が安い部類のクルマだがカローラは……、ちょっとランキング詐欺だからなぁ。
カローラに含まれるのは、「カローラスポーツ」「カローラ」「カローラツーリング」「アクシオ」「フィールダー」「カローラクロス」と、傾向の異なる車種が含まれている。
なお、ランキングの10位までにチラホラとハイブリッド仕様のクルマが含まれるが、EV単独設定がある車種はない。
EVサクラは失速
登場時はかなり売れたEVサクラなのだが、今はランキングには出ていない。では、軽自動車ランキングはどうかというとこんな感じ。

いないね?
前年比3割減の日産「サクラ」は“売れていない”のか? 購入者のリアルな評価と軽EV市場の動向
2025.04.04 07:00
日産「サクラ」は、2022年6月の発売以来、軽BEV市場で圧倒的なシェアを誇るモデルとして高い人気を維持してきました。
発売直後の受注は好調で、2023年度の国内BEV販売台数No.1を獲得するなど、順調に実績を積み上げてきました。
しかし、2025年2月の販売台数は1760台と、前年同月比で32.5%の減少を記録しています。
car viewより
どうやら、販売台数は下落しているらしい。
「BEVはまだ過渡期にあり、特に軽BEVというカテゴリーは市場規模が限られています。
特に、近年ではBEV推進の波がやや落ち着いてきた部分もあり、そのなかで販売台数が落ち着いてきたのは自然な流れともいえます」と業界関係者は指摘します。
car view「前年比3割減の日産「サクラ」は“売れていない”のか?」より
そもそも軽EVは近距離移動に特化したカテゴリーなのだけれど、これがあまりニーズが高くないというのが実情である。その理由は簡単で、充電手段が限られるからということだ。急速充電すると蓄電池が劣化することもあって、どうあってもメリットが薄い。
何より、価格が高いことがネックなんだよね。
2026年度を目処に
こんな日本市場にBYDが殴り込みをかけるということらしいのだけれども、何というか、市場調査はきちんとできているのか?と問いたい。
中国BYD、日本市場に低価格の軽EVを投入へ[新聞ウォッチ]
2025年4月22日(火)08時42分2025年4月22日(火)08時15分
桜前線が津軽海峡を渡り、北海道に春が届いたという、ほのぼのするニュースも流れているが、こちらの“サクラ”は散る時期が早まらないか心配になる。中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)が、日本の軽自動車市場に参入するという。しかも、日本専用車を開発し、2026年にも軽EVを発売するそうだ。
~~略~~
価格も日本の代表的な軽EVの250万円程度を目安に、最安水準での価格帯での販売を目指すとしている。
レスポンスより
日本でBYDを選ぶ人の気が知れないのだが、近所の人も購入したようである。ちょっと、おかしな人を見る目で見ないように気をつけたい。
さておき、軽EVを250万円程度出して買うかというと、EVサクラの状況を見れば分かる。恐ろしく高性能なEVが投入されれば違うのかも知れないが、狙うのは安価な価格帯だという。しかし現状ではEVサクラと市場を分け合う未来しか見えないし、既に市場が飽和状態にあるという分析を信じるのであれば旨みは少ない。「国内4割市場」とは一体……、軽自動車の市場全部塗り替えどころかEVサクラの対抗馬となれるかすら怪しいのだけれど。
うーん、ダメじゃないかな?僕自身はこちらの方が可能性を感じるんだが。
次期ツインがBEVとして再挑戦? スズキは新型の軽×電気自動車を検討中か
2024/10/20
スズキのBEV(電気自動車)戦略において、タウンコミューターのような極小モデルの投入を検討している可能性がある。
カーセンサーより
尤も日本の自動車会社各社も同じ考えで、そして既に失敗してきている。小型のコミューターは何より航続距離を犠牲にしてなり立つ。だが、需要はそうではないんだよね。そこそこオールラウンドに使えるタイプが欲しいと。だからこそワンボックス形状がよく売れているわけで。
個人的にはミゼット2やツインのような小型車に期待しているけれども、販売台数を考えると
BYDをけっして侮ってはいけないけれども、評価されるビジョンが僕には見えてこない。でも、念のために関税を125%ほどかけてみようか?
追記
安全性が大切だよ?
中国モーターショーで「暴走EV」事故…ファーウェイ車が展示中に突如加速!安全機能はどこへ?
2025年04月17日
中国で開かれたモーターショー会場内で展示中の電気自動車が突然暴走し、他の車両に衝突するという事故が発生した。この事故により、1人が負傷したと伝えられている。
17日、中国メディアの中華網などによると、去る13日午後6時頃、瀋陽市で開かれたモーターショーで、ファーウェイの電気自動車「M7 Pro」が突然制御不能に陥り、会場内を暴走したという。
江南タイムスより
うーん、意味が分からない記事だね。
また、展示会の安全管理にも問題があったとの指摘が出ている。展示スペースと試乗エリアが明確に区切られておらず、運転者が車両を制御できなかった状況が明らかになったためだ。
江南タイムスより
暴走したことより、展示スペースと試乗エリアをどうして区切らなかったのかが良く分からない。単に「制御不能」が問題という訳でもなさそう。
が、展示中のEVが暴走するパターンは、珍しくないんだよねチャイナでは。
コメント
これ誰か買うの??
農園や妻とジムニーを共用してるけれど、
あの踏破力は電気じゃムリでしょ。ランキングの多くがスズキなの気づいたけれど、昔からアルトとかそこそこ売れてたものなぁ。軽自動車の実績においては日本はダントツで、いくら安くても比べるよしなし。
タウンユース限定いうても、四輪というのは、ちょいとした用事で遠出する用向きが出来たりします。対応性で難アリかと。
安い……としてもねぇ。
介護ビジネスでデイケアの送迎用とかしか思い当たらないのですよ用途が。
もともと車に興味ない(途上国で4WDに揺られすぎて四輪嫌いになりました)ので的を得た感想か分からんですけれど。
そういやスズキって、ガンマ250てバイクを
昔、借りて乗ってたけれど、速くてよく走るバイクでした。コレとRZ(YAMAHA?)が80年代のレーサーレプリカの双璧では?
つまり軽量にして馬力でる奴が得意なメーカーなのかも知れんですね。
そういう意味では軽自動車開発には適したメーカーなのかも知れない。
ただ、レーシングに開発した技術を、一般汎用車に転用するのはHONDAが一番に優れていた気がします。
80年代の話ですけれど。
蛇足)ホンダはベトナムやタイで売っていた125CCのスポーツタイプ・カブみたいのが高性能で現地で人気ありましたね。
当時のタイは救急車はレスキューと言って、NGOの民間ボランティアが運営してたのですが。ホンダの125カブ(みたいの)を暴走族あがりの特攻隊長みたいのが、強引に前の車線をこじあけて道を開くんですよ。
レスキューは不良少年たちが功徳として(僧侶体験の代わりに)「卒業」のイベントとして挑戦するもので、とても速く現場に駆けつける。
(ただ乱暴なので救出率とともに患者の死亡率も高い)
で、救急車を牽引する先導役や、バンコクのTV局のプレスライダー(死語)がほぼホンダ命だったので、やはりホンダの技術は凄かったのだろうです。
追記)タイのレスキューが乱暴運転だったのは、日本と違い「死体も運ぶ」役割を持っていたからです。
生者も死者も一緒に運ぶんですよ。
仏教が葬儀仏教に墜ちてない国ゆえの
死生観がなせるもので、レスキューが反社的な集団であったからではないです。むしろ「今まで社会にかけた御迷惑を贖罪する」意味が強かった事は付記しておきます。
ガンマ250って2ストのエンジンじゃありませんか。
友人がRGV250ガンマに乗っておりまして、なかなか良い音をさせていましたねぇ。当時はバイクの免許を持っていなかったので、乗せて貰えませんでしたが。
なお、スズキのバイクも車も保有していた時期がありまして。
独特の魅力のあるメーカーですよ。
HONDAもイイバイク、イイクルマを作るメーカーだと思いますが、僕の肌に合わなかったので手は出しませんでした。あ、でも教習車はCBでしたから、素直な良いバイクだとは感じましたよ。
案外買う人はいるかも知れません。ただ、多くは無いでしょうね。
電子制御の自動車はそれなりの性能を付与できると思います。
だから、EVがダメということではないと思うわけですが、安くはならないと思うんですよね。何を売りにするかは、期待して待っていたいと思います。