シンシアリーさんのところで扱っていたネタである。
アメリカ原子炉資料持ち出しで摘発、韓国、罪悪感募る敏感国になったか
2025.3.18. 19:28
米国エネルギー省(DOE)と契約した請負業者の職員が、韓国に原子炉設計関連資料を流出させようとして摘発されたことが分かった。最近、DOEが韓国を「敏感国リスト」(SCL)に追加したのは、これまで韓国の様々な安保技術流出の試み、米原子力企業ウェスティングハウスとの知的財産権(IP)紛争などが積み重なった結果という分析が出る。
Daumより
訳が「敏感国リスト」になっているけれど、これは先日言及したセンシティブ国指定のことだね。
要注意認定される
ベンチマーク国家
そりゃ、指定されるよ。
先ずは、先日の記事へのリンクから。
センシティブ国って、ちょっと格好いいよね?韓国は誇らしく感じて良いんだよ。
- 国家安全保障 → 内乱罪を問われる大統領、機微技術のスパイ疑い
- 核不拡散 → 核武装論が高まっている
- 地域不安定 → 北朝鮮と戦争中で非常戒厳の宣言もあった
- 国家経済の安保脅威 → 経済危機一歩手前
- テロ支援 → 北朝鮮や支那に迂回輸出している、スパイ疑い
前回こんなリストを書いたけれども、更に追加事項を強調してみた。何というか、寧ろ、何故今まで放置された?という話だよね。過去にはブラックボックス開けて叱られているしね。
初の韓国型戦闘機KF-21飛翔…「米国から怒号」受けた空軍の屈辱から11年(2)
登録:2022-07-22 11:41 修正:2022-08-22 07:20
~~略~~
独自のプラットフォームの重要性を語る時、2011年の「タイガーアイ」事件がよく登場する。タイガーアイはF-15K戦闘機の胴体の下に装着されているセンサーで、夜や悪天候でも正確に爆撃できるようにする装備だ。2011年8月、米国防総省の非拡散担当首席副次官補など11人の調査団一行が韓国を訪問した。彼らは、韓国が米国から購入した戦闘機F-15Kのセンサーであるタイガーアイの無断分解疑惑を調査しに来た。米調査団は、韓国空軍の高官と空軍の整備場の関係者を呼び、刑事が犯人を取り調べるかのようにどやしつけた。当時、韓国空軍は「タイガーアイがあまりにも故障するので、異物が入っているかを確認するために整備した」と釈明したが、米国は大声を張り上げて机と壁を拳で叩くなど、韓国空軍関係者を追い詰めたという。
ハンギョレより
タイガーアイというのは、F-15K戦闘機の胴体下に装着するセンサーなのだが、これを開封厳禁だといわれていたのに開けちゃった。
タイガーアイの封印毀損問題は「兵器は売っても技術は売らない」という米国の兵器輸出原則によるものだ。米国が韓国に対しこのような原則に固執するのは、韓国型戦闘機が量産されれば韓国に売る米戦闘機の規模が減るためだ。
ハンギョレより
ハンギョレの書きっぷりは「リバースエンジニアリングしたって良いじゃない、韓国が買ったアイテムなんだから」と言わんばかりだが、じゃあ、自分で作れよという話。
ただ、この手の製品コピーは官主導でも民主導でも韓国では当たり前の手法である。寧ろ、「何が悪いの」というレベルらしい。
ロケットの時も
ちなみに、ロケットエンジンの時にもやらかしていることは、過去にも言及している。
まあ、韓国らしい努力ではあると思う。
もちろん、国家機密を盗み出される方が間抜けではあるのだが、日本としてもなかなか笑えない話なんだよね。盗み出される対策はしっかりすべきなんだけど、何故か不思議なことに政治家がこれを拒否するんだな。
そりゃセンシティブ認定されるよ
で、今回の話は、ソフトウェアを持ち出そうとしたらしい。
17日(現地時間)、DOE監査官室(OIG)が昨年上半期に米議会に提出した半期報告書によると、エネルギー部傘下のアイダホ国立研究所(INL)の請負業者職員が原子炉設計ソフトウェアを持って韓国行きの航空機に搭乗しようとしたことが発覚し解雇された。
報告書は、「当該資料はINLが所有した排他的な原子炉設計ソフトウェアであり、OIGはこの資料が輸出管理対象であると判断した」とし、「その職員が輸出管理規定を認識して外国政府と通信したことを示すメール、チャットについて調査した」と明らかにした。続けて「この事件は、連邦捜査局(FBI)、国土安全保障捜査局(HSI)と共同捜査が進行中」と付け加えた。外国政府」は結局、韓国政府と解釈される。
Daumより
しかしまあ、良くもソフトウェアを盗み出して韓国に持って帰ろうとするもんだよね。そんなにスバラシイツールだったのだろうか。
記事には、過去の様々な事例を踏まえた判断だとしているので、明らかにされなかった話を含めて、「アイツは信用出来ない」「要注意だ」というリストに載ったというだけの話。僕は素直にそうだよね、と思ったが、大半の人はそうではないか。
これと関連し、米国は以前から韓国の核の潜在力確保についても注視してきた。韓米外交に詳しい別の情報筋は、「韓国が過去にウラン濃縮、プルトニウム分離実験を行った事実を2004年に国際原子力機関(IAEA)が遅ればせながら確認したハプニング以降、米国は韓国を引き続き注視してきた」とし、「その後、未公開だが、関連技術の流出問題もあったと聞いている」と伝えた。ただ、韓国政府はこの事件との関連性に線を引いている。OIG報告書にも資料の最終目的地、職員が通信した国などは明記されておらず、単純な規定違反の可能性もある。
Daumより
公開されていない件も含めて様々な産業スパイをやらかしていて、「そろそろいい加減にしろよ」とそう言われたのだという分析だね。
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