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政権与党SPD大敗で、変わらざるを得ないドイツ

北欧ニュース
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そーきたかぁ。

ドイツ、保守野党が政権復帰へ 総選挙で極右AfDは第2党

2025年2月24日 2:03 (2025年2月24日 10:49更新)

ドイツ総選挙が23日投開票された。暫定の開票結果によると、最大野党の保守陣営「キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)」が首位を確実にした。極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が第2党に躍進し、ショルツ首相が率いる与党の中道左派ドイツ社会民主党(SPD)は大敗した。

日本経済新聞より

SPDの支持率がヤバイとは思っていたけど、ここまで負けるかね。なお、自民党もこのままだと夏にこんな風になるよ。

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予想よりも負けたSPD

負けるべくして負けたSPD

ドイツの与党のドイツ社会民主党(SPD)が厳しい状況に置かれているという指摘はこれまでも何度か書いてきた。

そもそも、首相就任後のショルツ氏が一体何をやったのか?という状況なので、それも無理はないんだが。

で、前回の記事では政権与党陥落という可能性を紹介したんだけれど、まさかドイツのための選択肢(AfD)が第2党になるとは世も末である。

とはいえ、この時に紹介したみたいに組む相手を間違えているのがドイツの常であるからして。

どうなるんだろうか。

大敗の理由

さて、「負けに不思議の負けなし」とは良く言ったものではあるが、今回はなかなか特徴的な選挙になったようだ。

ドイツ総選挙、投票率84%に 統一後最高、公共放送予測

2025年2月24日 4:43

ドイツ公共放送ARDは23日投開票のドイツ総選挙に関し、投票率が84%になる見通しだと報じた。2021年の前回から7ポイント超上昇し、1990年の東西統一後で最も高い水準になる見込みだ。

日本経済新聞より

先ずは、投票率が84%と統一後で最高になったということ。これは、ドイツの民意をキッチリ反映した選挙になったという意味で理解して良いだろう。

ところが、右派が全体的に勝ったという分析だと、かなり危うい判断になるようだ。

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象徴的な得票になっているのが分かるが、旧東ドイツ地域はAfDが勝ち、旧西ドイツ地域はCDU/CSUが勝ったという感じになっている。

旧西ドイツと旧東ドイツの色分けにぴったり合うのが何とも。なお、CDU/CSUはAfDとは組まないという発言をしているが、連立を組まないと政権維持ができないので、どうするかが注目である。

SPDがここまで負けた理由は、ドイツ経済から非常に悪く、そのドイツ経済の悪化はエネルギー政策のミスと、組む相手を間違えて支那やロシアにご執心だったからだということなので、これを打破することができるのか?というのが今後のポイントとなる。

SPDが負けた理由のアンケートトップが「伝統的支持層である労働者を軽視し、社会保障の受給者ばかり重視するようになった」というものだったらしいのは、もう笑うしかない。2位は「もう十分に長い間政権を担ってきたのだから、野党に回るべきだ」というもので、2011年から与党の座に留まってきたことで、やや飽きられた感もある。3位は「従業員の利益を軽視」なので、トップとどう違うかちょっと分からない。

どちらにせよ、労働者階級からの支持が得られなくなったということで、それは経済の停滞と無関係ではあるまい。

そして、旧東ドイツ地域で大きく負けているというのが、ある意味衝撃的である。

連立相手は?

さて、第1党となったCDU/CSUだが、連携を組まねば政策を推進できない。

これは途中結果だが、もはや大勢は決した。

順当に考えればAfDが候補だと思うのだけれど、どうやらそれはないようだ。

AfDは、過去最高の得票率で初めて第2党になった。ただし、メルツ氏はAfDとは連携しないとしている。

~~略~~

開票が進む中で生放送されたテレビ討論会でメルツ氏は、自分の党にとって「明確な勝利」だと歓迎し、すべての国民を代表する政府にすると約束。どのような政府にするかは「これから決める」ことになるものの、連立する相手はできれば1党にとどめたいと話した。

BBCより

で、組む相手を1党に留めるとすると、消去法でAfDは消え、SPDということになるんだけど……、SPDはドイツ経済を最悪の状況にたたき落とした戦犯である。果たして、組んで政策推進出来る相手なのか?という疑問がある。過去に何度か連立を組んでいるから妥当ではあるんだろうけれど、

じゃあ、4位の緑の党は?というと、SPDと組む以上にない相手。SPDの右腕的な存在だったが、政権存続の邪魔をした上に大きく議席数を減らした。第2パートナーであった自由民主党(FDP)も議席を失って散々である。

欧州は全体的に左派政権から右派政権へと傾いていて、ドイツもその傾向になってきたと言えるかというと、AfDが東ドイツ地域で大きく勝ったということに危機感を覚える。

構造的課題

何に危機感を覚えるのか?といえば、相対的に旧東ドイツ地域は旧西ドイツ地域に対して貧しく、労働者階級が多い。

これは社会主義体制だった旧東ドイツが、「ベルリンの壁崩壊」と共に民主主義に吸収されたことで、旧西ドイツ側が旧東ドイツ側の人々を「遅れた文明で育った人々」扱いしたことが関係している。そして、旧東ドイツ地域の人々は右傾化していった。

その一方で、壁の崩壊後、もともと東ドイツだった地域は徐々に「右翼化」していきます。

失業率が高く、生活の質が上がらないことについて「こんなはずではなかった」という思いを強くする人が増えました。ドイツ民主共和国(東ドイツ)の時代、「東ドイツに定住する外国人」はあまりいませんでした。東ドイツは、社会主義国家だったため、同じ社会主義国であるベトナムや北朝鮮から留学生が来ることはあっても、彼らは「何年かすると国に帰る外国人」でした。

~~略~~

たとえばシリアからやってきた子だくさんの難民家族が、ドイツ政府の支援を受けて広めのマンションや一軒家に住んでいることがあります。それは家族の規模に応じた広さの家であるわけですが、(一部の)東ドイツの人からすると「なぜドイツとは本来縁のない人、『きのう今日でドイツにやってきた外国人』を国(ドイツ)は手厚くケアするのか」「なぜ昔からドイツに住んでいるドイツ人の自分たちは放ったらかしにされているのか」という考えにつながりました。

GLOBE+より

ドイツは外国人を多数受け入れ、難民を手厚く保護した。これは旧東ドイツ出身だったメルケル氏の方針が色濃く関係しているのだが、旧東ドイツ出身の人々にしてみれば、ドイツ人である自分たちは放置されているのに外国人を何故優遇するのか?何故、自分たちの支払った税金で?と、思うわけである。

ドイツ政府、2025年成長率を0.3%と予測、構造的課題は依然として残ると指摘

2025年02月18日

ドイツ連邦経済・気候保護省は1月29日、2025年のドイツ国内経済の見通しを発表した。同発表によると、実質GDP成長率は0.3%と見通し、2023年(マイナス0.3%)、2024年(マイナス0.2%)の2年連続マイナス成長からは景気がやや上向くことを予想。

~~略~~

ロベルト・ハーベック経済・気候保護相はGDP成長率予測の下方修正の理由として、高いインフレ率とエネルギー危機は回避でき、実質賃金も上昇傾向にあるものの、労働力・専門人材不足、過剰な官僚主義、民間・公共投資の弱まりなど、ドイツが抱える構造的課題は解決されておらず、同時に重要な経済成長促進対策が2024年末の連立政権崩壊(2024年12月19日記事参照)により実現に至らなかった点を挙げている。また、米国の経済および貿易政策に関する不確実性や、2025年2月23日に行われる総選挙後に発足する新政府の経済方針が不透明であることも、投資や消費意欲を押し下げる要因になっていると指摘。同相は、景気対策として公共投資を第一に挙げているが、同時に投資を可能にするより大きな裁量の余地、つまり債務ブレーキ(注)の緩和も求めている。

JETROより

以前の記事にも書いたが、ドイツは債務ブレーキが憲法に書かれているために、公共事業投資が極めて鈍い状況にある。

統一ドイツになって以降、旧東ドイツ地域のインフラ整備には莫大なお金が使われてきたが、そのことも東西の軋轢を生み出す原因になっている。インフラ整備にお金を投じてなお、旧西ドイツ地域の方が優れたインフラを持っているのだ。

一度生まれた分断は、容易には元には戻らないのだろう。

そして、それに付け込んでいるのがロシアなのである。AfDに対しても秋波を送っていたが、分断を煽ってロシア側に取り込むような工作を考えているのだろう。或いは、何かの工作が今回の選挙結果に影響した可能性もある。まあ、根拠のない話なのでここは真剣に考えても仕方がない。

が、ドイツ経済が拙いということが、選挙結果に大きく作用したのは間違いがない。

追記

選挙結果が確定したようだね。

ドイツ総選挙で極右政党が第2党に躍進:欧州政治で強まる右傾化とトランプ政権の介入懸念

2025年02月25日

2月23日に行われたドイツの総選挙では、事前予想通りに最大野党で中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が勝利を収めた。与党の社会民主党(SPD)は第3党に後退する。SPDのショルツ連立政権は、予算協議の破談を受けて2024年11月に解散総選挙を決めた。任期途中の解散総選挙はドイツでは異例で、シュレーダー政権下の2005年以来、20年ぶりのことになる。

~~略~~

CDU・CSUの勝利は、ドイツおよび欧州の国民の間に広がる保守化、右傾化傾向を反映したものであるが、CDU・CSUがより国民の支持を得て、ドイツおよび欧州でリーダーシップを発揮できるかが注目される。さらにそのリーダーシップに基づき、トランプ政権に対峙して、欧州政治への介入を阻止できるかが、メルツ氏の大きな課題となっている。

野村総合研究所のサイトより

右派の台頭によって移民政策の見直しは必至だろうと分析されているが、既に受け入れてしまった移民を追い出すわけにもいかず、そう簡単にドイツ経済が回復するとは思えない。

意外に左派党など得票数を伸ばしていて、ポピュリスト政党が支持を伸ばした印象が強い。BSWもポピュリスト政党だし、AfDもどちらかというとポピュリスト向けのアプローチが多い。CDU・CSUのトップであるメルツ氏は、果たしてリーダーとしてドイツを率いていけるだけの実力があるのだろうか。

追記2

コメントで紹介して貰った記事を見て驚いたのだが、ドイツも大変なことになっているな。

日本のメディアが報じない「ドイツのいま」がヤバすぎる…「難民問題」「極右打倒」で大混乱の「異常事態」に!

2025/02/10

~~略~~

しかも、これは多くの国民が希望していることでもある。増え過ぎた難民のおかげで、治安が悪化し、住宅が不足し、学校も医療も機能しない。皆、難民をこれ以上、無制限に受け入れることには、限界を感じている。

ところが、この明くる日、驚くべきことが起こった。突然、メルケル元首相が浮上し、「AfDとの協働は良くない」というコメントを発信したのだ。メルケル氏はCDUの党員であり、かつては党首だった。それなのに、総選挙で首相府を取り戻そうと頑張っているメルツ党首の背中を、冷酷にも後ろから撃ったのである。

現代ビジネスより

AfDはなかなか過激な党で、政権担当能力があるかは極めて怪しい。

ただ、メディアは常にAfDを締め出し、「とんでもない党だ」、「彼らが政権に入ればドイツは再びナチ独裁になる」などという情報だけを流した。だからこそ、それを信じた人たちが、存在しない敵に向かって拳を振り上げているのだ。多くの独立系のメディアも同じ考えだったようで、今回のデモを「幻の敵を倒すためのデモ」と評していた。

一方、CDUのメルツ氏はブレまくり、今や、「我々は絶対にAfDと協働することはない」と必死で弁明。しかし、そうなると、第1党になっても社民党と緑の党以外、連立相手はいない(ドイツでは得票率が5%以下の政党は、国会で議席を持てない)。

現代ビジネスより

しかし、AfDの意見まで締め出すのは違う。メディアで世論誘導をやってもAfDの支援は広がったというのが今回の選挙なんだけれども、SPDや緑の党と組むのか?というと、情勢的に余り宜しくなかろうと思うというのが僕の感想だ。

尤も、そんな個人の感想とは別にSPDと手を組む可能性が高そうだ。

「ドイツは移民を吸収する能力が限界に達している」「政策是正しなければ」駐日大使初会見

2025/2/26 15:30

ドイツのペトラ・ジグムント駐日大使は25日、東京都内の日本記者クラブでの記者会見で「ドイツ国民は移民の流入に非常に不安を感じている」などと指摘。23日の連邦議会(下院)の総選挙で反移民の右派「ドイツのための選択肢(AfD)」が第2党に躍進したことを踏まえ、「議論の方向性は移民政策の是正にある」と述べた。

産経新聞より

移民対策に強硬に反対していたのは、SPDよりもFDPだといわれているので、政策変更の可能性はあるのだが。

コメント

  1. 山童 より:

    兄貴の嫌な予言が当たったなぁ……
    前にも書きましたが、実兄はゲーテ財団の招聘で統一ドイツに修士留学してます。
    その時に学費&生活費を支給してもらう条件で旧東独で高校の教鞭を取った。
    旧東独は非常に階級分化が進んでいて、知識層と労働者層で「言葉が違う」んです。
    学力(主に数学)の成績が良い生徒に、「知識層の言葉」を教えるドイツ語教育を受け持っていた。その時にシュタージ(東独秘密警察)の基地を改造した宿舎に住みながら、階級を越えた西側的大学生を育てるのが与えられた任務でした。
    そして、核廃棄物ドラム缶が山積みの町で、
    工員の子弟に教えていた。その関係上、
    労働者階級の生徒が多く、すでに流行りだしていたネオナチの構成員にインタビューとかしてるんです。
    というのは、やはり統一後に西側企業に勤められる人は、やはり高等教育を受けたエリート層からだった。混乱する東独での不満を観ながら聞いた。
    兄がネオナチと接触できたのは、ドイツのエリート大学生の証である決闘参加の経験者である事と、決闘での向う傷を顔に負っていた事が大きい。武闘派って、そういうの好きですから。
    で、格差に対する相当な怨嗟の声はあったし、東独体制で進学できた知的層が、先回りして西側に受け入れられる事への憤懣もやるせない程であったと。
    その彼が、あれから何十年かしたが、格差が埋まりきってない。旧西ドイツ側からすれば、莫大な費用で東独の負の遺産(とくに公害。先ほども申したように、核廃棄物が野ざらしになる酷さ)を解消してやったのに……という観点は絶対に残ってる!
    実際EU統合にユーロ導入で好景気となる前のドイツの不振は、東独の公害後始末とインフラ再整備によるところが大きい!
    なので、ドイツ人とドイツ社会の為に、後回しになるのならば、それなりに旧東独地域でも理解は成される可能性はある!
    しかしメルケルつまり自分たちと同じ出身の者が、他国の異民族を優遇し、それによって保守が多い(ネオナチだけでなく)東独地域で冷飯を食わされる事には我慢がならないに違いない!
    この両者の歩み寄りは絶望的であると。
    かようにコロナ前に申してました。

    • 山童 より:

      言葉の違い)
      同じ国で…です。ドイツ語わからんので詳細は説明できませんが……
      例えば米国の大都市のゲットーで、地元のヤンキーみたいのに
      「チャ?」
      と言われて「ホワット?」とか答えるとタコにされます!
      チャとは、What are you doing? のスラングで「てめえ何をやってやがんだ?」です。
      だからホワット?とか言うと「何ぃ?」と答えた事になり殴られる😂
      こういう略語が、2〜3世代も階級別に定着すると、文法(語順)や音韻が変化してしまって、同じ母国語で詳細を伝達できなくなる😂 とくにインド・ヨーロッパ語族は、
      語順より音韻変化が重要な言語です。
      ヒーローもののヒーローの覆面みれば解るすよ。バットマンとか目を隠し口元を見せますよね? 日本の時代劇とかで暴れん坊将軍とか大岡越前や遠山金さんは、目を出して口元を隠す。
      これは映像化した時に、西欧人種は口元を観て言葉を理解するかるです。つまり音韻変化が大事で、略語などが定着すると、相手の言ってるWordが何だか解らなくなるからです。そういう意味です。

      • 山童 より:

        補足)旧東独地域は、
        もともとはユンカー(土地貴族)が農民を支配していた地域で、身分制度の影響が2次大戦期まで濃厚に残ってた
        それで東西に分裂した時に、都市化がもともと遅れている地域だから、
        政治や軍務や技術を担う階級は共産圏になっても割と継承された。
        農民や労働者はよほど有能な奴でないと、階級上昇していかないので、それで19世紀いらいの言語の分化が進んだのだろうとも言われてます。

      • 山童 より:

        ドイツの高校)
        ギムナジウム制だと想うのですが、
        旧東独のそれがどうだったのか?
        統一後はどうなったのか?
        そこを聞いてないので、あえて「高校」と表記いたしました。
        諸事情で実兄と連絡を取ってないので、確認はしてません。あしからずお願いします。

      • 木霊 木霊 より:

        >ヒーローもののヒーローの覆面みれば解るすよ。バットマンとか目を隠し口元を見せますよね? 日本の時代劇とかで暴れん坊将軍とか大岡越前や遠山金さんは、目を出して口元を隠す。

        ほー、そんなことがあるのですね。
        考えても見ませんでしたが、確かにそうですね。勉強になりました。

        • 七面鳥 より:

          遅れ&横合いから失礼。

          これ、テキスト時代の「顔文字」に明確に表れているそうで。
          国産の顔文字は、(全角が使える事もあって)目の表情を重視。
          欧米の顔文字は(横書きで横に倒れた顔で)口を重視。
          の違いだとか。

          個人的に面白いと思うのは、映画「カーズ」(※柱の男とかじゃないです)の車たち、日本人ならヘッドライトが目になるのに、欧米だとフロントガラスが目なんですよね。
          「文化がちが~う!」

          • 山童 より:

            七面鳥様、解答ありがとうございました。おかげでほぼ全ての案件解決しました。サバゲーp226とm452丁で比べてみます。

          • 木霊 木霊 より:

            カーズのデザインって違和感があったんですが、そう言われて見るとちょっと納得しちゃいますね。
            顔文字もデザインが随分と違う理由は「文化」だと思っていましたが、そういう違いに目を向けるとなるほどと。

    • 木霊 木霊 より:

      ドイツの惨状はなかなか。
      そういえば東ドイツには原発がありましたね……。ドイツの原発廃止に拍車がかかった背景にも、どうやら東ドイツの原発の後処理が結構関係しているようでして、なんというか因果なものですね。南北統一には夢がありましたが、本当に統一できるかどうかはなかなか難しいところでしょう。強い指導者がいれば、もっとマシになるかもしれませんが……。

  2. BOOK より:

    AfDが天下を取ってヴァイデル氏が首相となり、 独も米(トランプ政権)に続き転落を踏み留る。ような奇跡は起きませんでしたね。
    大方の予想通りとは言え、虚し、、、

    まあジゴクwoke道への独の転落速度は、米より相当激しく、ぶっちゃけ手遅れで、中途半端に止めるより次の歯止めまで早く転落した方が良いのかも?

    次の歯止め? 個人的に思い付くのはイスラム国家化ですかね? (LGBTや妙なポリコレはイスラムではNG?SDGは どうだっけ?)

    • 山童 より:

      転換点はタイミングがありますからね。
      次の分岐点は、イスラム系移民絡みか解りませんが、かなりな衝撃が来るまでダーニングポイントが来ないという点は賛成いたします。

      • 砂漠の男 より:

        メルツ氏は、ドイツの先進的政策の失敗を認めて、反メルケル路線を訴えて支持されたんですから、到底SPDと緑の党とは折り合えないよね、とは思っているのですが、どうなるでしょう。

    • 木霊 木霊 より:

      AfDに政権担当能力があったかは怪しく、先ずは連立を組んで政権担当経験を積んで欲しいところ。
      それもなかなか望み薄のようですけれども。
      地獄への道は善意で舗装されているそうですから、その上をひた走っていくのでしょう。

      イスラム国家化は、僕自身は困難だと思っています。

      • BOOK より:

        イスラム国家化は半分冗談ですが、破滅より前の歯止めとしては、個人的には他にみつけられず やばい😥

      • BOOK より:

        川口マーン恵美氏:極右との評価もあり言説鵜吞みはどうかもですが、引用した「シュトゥットガルト通信」をしばらく読んで来た身としては

        イーロン・マスク氏のAfD支持発言も、
        ヴァイデル米副大統領のミュンヘン安全保障会議での、欧州の言論の自由への注文も、
        特に違和感なかったですね(^^;

        毒されてる?

        • 木霊 木霊 より:

          川口マーン恵美氏の記事は注意して読まねばならないとは思っていますが、過去にもエネルギー関連の記事で真相に迫った内容を書かれていましたし、情報源の1つとしては有力だと思います。少なくとも他のメディアにはない切り口が見えますから。

          イーロン・マスク氏のAfD支持発言は、「ナニゴトか」と思いましたが、結果から見るとなかなかの結果になりましたね。
          「毒されているか」という疑いは常に持っていたいですが(苦笑

  3. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    CDU・CSU+SPDの連立=結局、何も変わらない。決められない決まらない。
    ドイツ沈没は確定路線ですね。

    ※本邦与党も……ねぇ。公明切って国民と手を組む方がナンボかマシになるか。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      SPDの路線が否定された以上、大連立を組む相手としては不適切なんですよね。
      これでAfDと政策で折り合わないと、また何も決められない状況が続く感じですね。

      本邦は……、好き嫌いで言えば公明党は与党から追い出して欲しいのですが、まあ、自国公で連立組むくらいが妥当なのでは。維新は前原氏がいるから不要ですね。

      • 七面鳥 より:

        貧すれば鈍する。
        維新は前原を入れてグダグダに(元から、とは言ってはいけない)、自民も、ムネオを入れるとか入れないとか……

        で、ドイツの追記部分ですが、「正気のまま狂う」を地で行ってますな……
        「こうするしかなかったのはわかるが、そこまでしてやる理由がわからない」
        ドイツはいっつもこれで、最後には自分の首絞めますね。