財務省職員による情報漏洩事件

不可解な事件だな。

187人の容疑者個人情報、不正薬物密輸事件　財務省職員が書類紛失　横浜で飲酒後発覚

2025/2/10 19:19

財務省は10日、同省関税局調査課の職員が不正薬物の密輸事件の容疑者など計187人の氏名や住所が記載された書類を紛失したと明らかにした。発見できておらず「漏洩を否定できない」としている。

産経新聞より

この財務省の職員、スパイじゃないの？

省内規則はどうなっているのか

財務省職員の不可解な行動

そもそも、重要書類を省内から持ち出せること自体がおかしいのだ。

職員は6日、横浜税関で打ち合わせをした後に横浜市内の飲食店で飲酒した。帰宅途中の7日午前0時ごろ、書類や業務用のノートパソコンが入ったかばんを紛失したことに気付いた。

産経新聞「187人の容疑者個人情報、不正薬物密輸事件」より

日常的に「業務用のノートパソコン」に「機密を入れて」持ち歩いていたということそのものが、省内の規則に則ったものであるかどうか疑わしい。

民間企業であれば、そもそも情報をノートパソコンに入れて持ち出した段階でアウトだ。企業スパイを疑われかねない。

財務省は「深くおわびする。今後このようなことが起きないよう再発防止に取り組む」とコメントした。

産経新聞「187人の容疑者個人情報、不正薬物密輸事件」より

再発防止云々以前に、この職員を処分するのが相当ではないか？

持ち出したこと自体が問題だが

そして、漏洩して困るような情報を省外に持ち出したことも不可解ではあるが、そのまま飲食店に行ったというのがまた信じられない。

横浜税関で打ち合わせをした後に横浜市内の飲食店で飲酒した。

産経新聞「187人の容疑者個人情報、不正薬物密輸事件」より

別に、仕事が終わってからのプライベートな時間に飲食をするなとは言わないが、機密情報を持ったまま飲みに行くなよ……。あり得ないんだが。

重要な打ち合わせをした後、重要データを持ったまま他の行動をするというのは理解に苦しむ。

なおかつ、何故ノートパソコンにその手の情報が入ったままだったかも気になる。うっかりとかそういうレベルの話ではない。公用データが業務用のノートパソコンに「保存できる状態」というのが、そもそも今の時代にそぐわない在り方なのだ。

スパイを疑われても仕方がないし、職員を処分できず、省内ルールを徹底できないようでは、財務省は「国民の敵」認定されても文句を言えないぞ。解体した方が良い省Ｎｏ．１になって久しいので、そろそろ答えを出すべきだ。

追記

NHKがもう少し詳しく報じていた。

かばんの中には当日の打ち合わせで受け取った不正薬物の密輸入の容疑者や大麻の実の受取人など187人分の住所や氏名、事案の概要が書かれた行政文書9枚のほか、自身や調査課の職員の個人情報が含まれた業務用のノートパソコンなども入っていたということです。

NHKニュースより

行政文書とパソコンは別々だったと！

ノートパソコンにデータが入っていたものと勘違いしていたが、どうやらそうではなくデータは紙で受け取って、ノートパソコンと一緒に紛失と。

なるほど、データの受け渡しをするのにノートパソコンを使うのは変だとは思っていたが、更にアナログだったか。

そして、「自身や調査課の職員の個人情報が含まれた業務用のノートパソコン」って、調査課の職員？！大丈夫なのかな、これ。

財務省は「国民のみなさまの信頼を大きく損なうもので深くおわび申し上げる」としたうえで、紛失した職員については厳正に対処するとしています。

NHKニュースより

で、流石に処分対象か、失敗した職員は。

そりゃそうだよねぇ。

追記２

おーい。

( д) ﾟ ﾟ

（　 Д ）　ﾟ　ﾟ

【あ然】ビール9杯飲んだ後に“個人情報記載の文書”入ったかばん紛失か　不正薬物密輸入に関与した可能性ある人物・大麻の送り先など記載

2025年2月11日 火曜 午前8:55

財務省は、関税局の職員が、不正薬物の密輸事件に関わった可能性のある人物など187人分の個人情報が記載された文書を紛失したと発表しました。

～～略～～

財務省によりますと、2月6日に関税局調査課の職員が横浜税関で関税法違反に関する行政文書を受け取ったあと、午後6時ごろから横浜市内で税関職員と飲酒を伴う会合に参加しました。

FNNプライムオンラインより

横浜関税の接待で飲食会合かね。

そりゃ、そういう付き合いも大切だとは思うけれども、重要書類を持ち歩いての会合というところに既に危機意識が足りていない。