ちょっと韓国ネタが続いたので、国内のニュースでも扱おうかと。
元中国大使館書記官をコロナ支援金の詐取容疑で逮捕へ 警視庁公安部
2025年2月5日 13時46分
新型コロナ対応の国の支援金をだまし取ったとして、警視庁公安部は5日、東京・六本木などで中華料理店を展開する会社の代表取締役で、元中国大使館3等書記官の中国籍の男(62)ら2人を詐欺容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。元書記官らがだまし取った総額は数億円に上るという。
朝日新聞より
え?どうして事件記事を選んだかって?
スパイ容疑で捜査か
給付金詐欺で逮捕
今回このニュースで注目した理由の1つは、逮捕されたのが「元中国大使館3等書記官の支那国籍の男(62)ら2人」であったこと。
もう1つが「警視庁公安部」が動いたこと。
事件は、「御膳房」を経営する支那人が起こした詐欺事件ということなんだが。
捜査関係者によると、男の会社は「御膳房」などを運営する東湖(東京都港区六本木6丁目)。ほかに逮捕されたのは、同社経理担当だった男(28)。
朝日新聞「元中国大使館書記官をコロナ支援金の詐取容疑で逮捕へ」より
なかなか大規模な店を経営しているようで、武漢ウイルス感染症が広がった時期に「経営が悪化した」ということで、支援金を受け取っている。
端的に言えばそれが不正受給だったということだ。
元書記官らは共謀して2020年11月上旬から22年7月下旬、13回にわたり、国の「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」に関して虚偽の申請をして、約375万円をだまし取った疑いがある。
朝日新聞「元中国大使館書記官をコロナ支援金の詐取容疑で逮捕へ」より
虚偽の申請をしたことが問題になったらしいが、それ自体は良くありがちな話ではある。
公安警察のお仕事
ところで、警視庁公安部は、「国家規模で対応しなければならない犯罪に対して活動を行なう」と説明されているように、国際テロ組織、過激派、右翼などによるテロ、ゲリラの未然防止に向けた諸対策をやっている部署である。
単なる詐欺事件じゃまず動かない。
つまり、「そう」じゃないと判断しているんだよね、警察は。
公安部は5日午前、同社や元書記官の自宅など約20カ所を家宅捜索し、関係書類などを押収した。今後、受け取った金の流れなどについて調べる方針。
同社のホームページなどによると、中国籍の男は、中国・武漢の大学を卒業後、1986~89年に在日中国大使館に勤務。95年に東京・六本木に「御膳房」を開業し、現在、都内で8店舗を経営しているという。
朝日新聞「元中国大使館書記官をコロナ支援金の詐取容疑で逮捕へ」より
でなければ、375万円程度騙し取ったくらいで20箇所の家宅捜索をやるなんて事にはならないだろう。都内で8店舗の高級店を経営していて、恐らく事務所は1つか多くても2つだ。どう考えても「そうはならんやろ」というレベルである。
「受け取った金の流れ」の方が重視されていて、恐らくはスパイ事件の拠点として使われていた疑いを持っているのだろう。詐欺事件は単なる動機付けだ。
逮捕の中国籍元外交官、日本の政財界との関係示唆 公安部は資金の流れ解明進める
2025/2/5 20:44
国の新型コロナウイルス対策の給付金を巡り、警視庁公安部は5日、詐欺容疑で中国籍の元外交官、徐耀華容疑者(62)らを逮捕した。公安部は過去にも、コロナ給付金を巡る詐欺容疑で、都内の中国人の関係先を捜索していた。
産経新聞より
そして、産経新聞がその動機について言及している。
このビルは、スペインのNGO「セーフガード・ディフェンダーズ」が、中国が世界各地に設置した「海外警察拠点」の一つに挙げていた。国外の中国人の政治活動の監視などを任務としている。
公安部の摘発により、ビル内で在日中国人への中国での運転免許更新支援が行われていたことや、元幹部が一時、国会議員の事務所に出入りしていたことも明らかになった。
産経新聞「逮捕の中国籍元外交官、日本の政財界との関係示唆」より
そう、支那の海外警察拠点の疑いがあったのだ。そして、日本の国会議員との繋がりがあった疑いまで浮上。
海外警察拠点
このブログでも、支那の海外警察拠点に関する話は幾つか言及している。
海外で、色々動きがあって日本国内でもそれなりに動きがある。そしてコイツだ。
先日、岩屋氏はトランプ氏の大統領就任式に参加し、現在、石破氏がアメリカを訪問している。
当然、岩屋氏はアメリカの警察から500.comの事件で関与を疑われているのだが、問題なく渡米できたという。もちろん外交特権があるから逮捕出来ないという話もあるわけだが、どちらかというとアメリカに対して事前に今回の話、説明が通っていた可能性が。
あれ、そういえば、不在だったハズの議員宿舎に女性が訪ねて来なかった?
不自然な訪問
冒頭のニュースとくっつけて考えるのは危険だが、しかしこれも不可思議なニュースだ。
岩屋外相の衆院議員宿舎に侵入の女性 参院の議員宿舎も訪問か
2025年2月7日 14時26分
1月、東京 赤坂にある衆議院の議員宿舎の岩屋外務大臣の部屋に、面識のない女性が侵入した事案に関連し、この女性と見られる人物が、参議院の2つの議員宿舎も訪れていたことが7日の参議院議院運営委員会の理事会で明らかになりました。
~~略~~
この人物は「ここは外務省の宿舎ですか」と尋ね、受け付けの担当者が「違います」と答えると帰ったということです。
NHKニュースより
日本の議員宿舎の警備はザルなのかっ!
それにしても「外務省」ねぇ。チャイナスクールの復権の噂は耳にしているけれども、議員宿舎で「外務省か」と聞くのも不可思議な話。
かなり意味深な事件なのだが、もし、万が一、冒頭の話と関係しているとなると、やっぱり支那の関わりは深いだろうと思う。そして多分、警告なんだろうなと。
コメント
公安事案で20カ所のガサ入れとなると、木霊様の推察通りでせうね。
刑事警察は現場の犯罪者をすぐ逮捕して、ゲロさせてイモヅル式に追っていく。
公安はザコは泳がせて大きな網を張る!
ちうことは、すでに外堀は埋めてあるんでせう。ここで日本に迫る危機を訴えて、スパイ防止法成立への礎にして欲しいものです。
公安部が動いたと言うことは、かなり確度の高い証拠を複数揃えたという意味でもあります。
外国人犯罪は、一歩間違えると外交問題に発展しかねませんから。
逆に言えば、今回はかなり大きな山で、それなりに犯罪者の摘発を行えるという風に踏んだのでしょう。
ただ、報道で全て明らかにされるかは分かりませんが。
こんにちは。
芋づるの先に、いろんなものが鈴なりである事を期待するのみです。
公安、仕事キッチリでお願いしますぜ。
こんにちは。
何処まで繋がっているかは分かりませんが、20箇所の家宅捜索をしていますから成果があがると良いですね。
諸兄のご指摘の通り、本件は相当に根が深くて、媚中政権への脅し程度で済まない話なのでは?と邪推しています。
>「受け取った金の流れ」の方が重視されていて、恐らくはスパイ事件の拠点として使われて>いた疑い
公安調査庁の地道な内偵で背後関係を掴み、懐に温めていたところで、トランプ政権の爆誕が背中を押して警視庁公安部が直接介入したという流れでしょうか。
支那の海外警察拠点であることも含め、逮捕された徐容疑者の周辺は、「支那の対日工作」の重要拠点である可能性がかなり濃厚のようです。↓の話は、それを裏付けるような証明のひとつでしょう。
「妻は“華僑の四大美女”で政界にパイプ」 コロナ給付金詐欺で逮捕された中国人元外交官の“ウラの顔”(デイリー新潮2/12)
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/02121224/?all=1
徐容疑者の妻は、支那の高級幹部の娘で、東京都内に数店舗の高級中華料理店を経営しており、中国大使館や自民党界隈の御用達だそうで… だから、そういうことなんでしょう。
ひょっとすると、今回の逮捕劇は日米の安保・公安部門の共同作戦だったのかもしれません。石破首相が国会で日米首脳会談の成果報告を行っているタイミングがキモだったのかも。
本件が端緒となって、日本国内の支那工作活動の取締りにつながってほしいものです。