沖縄左派の凋落著しいが、仕方がないよね。
「オール沖縄」系市長消える 宮古島市長選現職落選に「残念だが、これが有権者の気持ち」
2025/1/20 09:39
任期満了に伴う沖縄県宮古島市長選が19日に投開票され、前副市長嘉数登氏(61)=無新=が、玉城デニー知事を支持する「オール沖縄」系の現職、座喜味一幸氏(75)=立民、共産、社民、沖縄社大推薦=らを破って初当選した。
産経新聞より
宮古島市の市民は賢い選択をしたのか?は分からないが、少なくともこれが民意である事は事実だ。
経済問題の解決が一番の争点
初当選は前副市長
当選したのは嘉数氏で、前副市長の実績を買われたようだ。
宮古島市長選で元副市長の嘉数登氏が初当選
2025年01月19日 23時35分
現職と新人あわせて6人が立候補した宮古島市の市長選挙は、19日、投票が行われ、無所属の新人で元副市長の嘉数登氏が初めての当選を果たしました。
NHKニュースより
政策としては「少子化対策や若者の定住促進、人手不足対策」を第一に考えているとのことなので、宮古島経済を憂いている市民が多かったのだろう。
そして、今回の選挙の争点の1つだったのが防衛力の強化である。
中国空母、宮古島南方で発着艦 接続水域通過後に訓練―防衛省
2024年09月20日22時25分配信
防衛省は20日、沖縄県の宮古島南方の太平洋で、中国軍の空母「遼寧」が艦載機の発着艦を行うのを確認したと発表した。遼寧は18日に与那国島と西表島の間の接続水域を通過していた。中国空母が日本の接続水域に入るのは初めてで、遼寧や僚艦はその後、南に進み、海上自衛隊が監視を続けていた。
時事通信より
こういうご時世なので、自衛隊の能力強化という面で宮古島に負担をお願いする事もあると思うし、逆に、基地能力強化に伴う人員増強で宮古島経済が潤う可能性もある。
嘉数氏は、フワッとした発言しかしていないが、自衛隊を排除するつもりはないようだ。
宮古島市は県内11市で唯一、オール沖縄系の現職市長だったが、座喜味氏の落選でついにオール沖縄系の市長が消えることになった。
産経新聞「「オール沖縄」系市長消える」より
そういう意味では、オール沖縄系の市長が絶滅したのは仕方がない面があるのだと思う。
観光公害も深刻
それと、オール沖縄が推進していた観光についても、最近はややブレーキをかける心理が働いているようだ。
イリオモテヤマネコが轢き殺され、サンゴ礁は劣化する……沖縄県が抱える深刻なオーバーツーリズムの実態
2024.09.19
外国人観光客が押し寄せていることで表面化している「オーバーツーリズム」問題。その影響は現地住民だけでなく、自然環境にも及んでいる。中でも被害に遭っているとされるのが、美しいサンゴ礁やイリオモテヤマネコといった絶滅危惧種だという。九州大学准教授の田中俊徳氏著『オーバーツーリズム解決論』より、その凄惨な現実を紹介しよう。
現代ビジネスより
ハッキリ言って、沖縄の観光において一番の目玉は自然環境である。これのために体験型の観光が割とクローズアップされがちなのだが、今、多くの観光客が求めているのは、それじゃないんだよね。
のんびり自然を感じるというコンセプトは、外国人観光客が求めているソレではないことが多い。そして、交通手段が整備されていない沖縄において、多くの観光客が押し寄せるのはマイナス要素が多い。
その辺り、経済を活性化させるのに観光を推進するのは悪手になっているのが、沖縄の現状である。
投票率は58・99%で過去最低だった。この関係者は「投票率が下がっている。経済的にある程度安定している世の中でないと、辺野古や基地問題は争点化されにくい」と分析した。
産経新聞「「オール沖縄」系市長消える」より
それが分かっていないオール沖縄系の候補が選挙で負けてしまうのは、まあ仕方がないのだろう。
嘉数氏は、公約を見る限りはそういった面に目を向けた候補だったようで、候補者がそこを重視したというのは分かり易い構図であるとも言える。
追記
与那国島では
凄い首長だな。現地ではそこまで危機感があるという意味なのかも知れないが。
中谷防衛大臣が与那国町に地対空ミサイル部隊の配備計画を説明 糸数町長は理解示す「躊躇なく自衛隊の増強増員を」
2025年1月22日(水) 20:00
南西諸島の防衛力強化を念頭に先島諸島を視察した中谷防衛大臣は22日、与那国町役場で糸数町長と面談し、陸上自衛隊与那国駐屯地への地対空ミサイル部隊の配備計画について説明しました。糸数町長は計画に理解を示しました。
RBCより
ただ、これを実行するためには沖縄県知事が邪魔をしないということが必要であり、町長だけの決断で決まるものでもないのはやや残念である。
……いや、糸数町長と書いてあったので関連ニュースかと思ったのだが、よく見たら与那国島の話だな。冒頭の記事は宮古島なので、同じ先島諸島の話ではあるがやや事情が異なる。
まあいいか。
で、その与那国島を懸念する声なんだが……。
「島が要塞化している」軍事強化が進む与那国島、“自立ビジョン”の実現を願う住民たちの思い
2024/12/10(火) 7:00配信
日本最西端の沖縄県・与那国島。台湾からわずか110キロの距離にあるこの島は「台湾有事」の懸念に揺れている。
およそ20年前、人々は島を活性化させようと台湾との交流を深め、一つの町として自立して生きていくための計画「自立へのビジョン」を作成した。しかし、台頭する中国を念頭に政府は自衛隊を配備。ミサイル部隊の配備計画のほか、有事に自衛隊などが使う「特定利用空港・港湾」での港の整備と空港の拡張計画も浮上している。
元与那国町職員で町議会議員の田里千代基(たさと・ちよき)氏は、そういった背景に「島が要塞化している」と訴える。住民たちの自立への渇望と、自衛隊配備の国策が交錯してきた与那国島を取材した。
Yahooニュースより
なるほど、町議会議員が反対だと。ん?田里千代基?何処かで見たような……。
ああ、反戦活動に従事される方ですか。
宮古島では
一方の宮古島なんだが。
沖縄の神聖な場がいつのまにか防衛省所有に フェンスで覆い陸自の慰霊碑を設置…「琉球文化を破壊する行為」
2025年1月23日 06時00分
沖縄県宮古島市の陸上自衛隊宮古島駐屯地内にある「カーンミ御嶽(ウタキ)」を巡り、市民団体が怒りの声を上げている。御嶽は琉球の人たちにとって神聖な祭祀の場。だが知らぬ間に所有権が防衛省に移り、外部から自由に立ち入りできなくなっているという。駐屯地建設の過程で御嶽が大幅に削られただけに不信感は強まるばかり。一連の経緯を追った。
東京新聞より
何か陸上自衛隊が違法に土地を所有してしまったような書き方がなされているのだが、実際には2019年に駐屯地が開設されるにあたって合法的に建設が行われている。
まさか、違法に建設したということはないので、言い掛かりなのだろう。
反対運動をされている中心人物は、中核派や連隊ユニオンなどと関係する活動をされる方らしく、まあ、そういう感じなんだよね。
つまり、オール沖縄を推す組織は勢力を落としながらも、未だ未だ精力的に活動しているということなんだろう。
コメント
何んにせよ良かった。
めでたいことですね。
こんにちは。
都々逸を一つ。
「民意民意と威張るな左翼 風向き変われば民意も変わる」
まあ、そんなところですよね。
※基本的に、沖縄あたりの民意は風見鶏だと思ってます。
沖縄は歴史的に風見鶏の風土がありますから、地政学的にも仕方のない面はあるかと。
左翼の最後の楽園になっているのは、困った話ですけどね。
うまい! 座布団1枚(笑)