これはちょっと嫌らしい話になってきたね。
カザフでアゼルバイジャン航空機墜落、38人死亡
2024年12月26日 8:59
中央アジアのカザフスタン西部で25日、アゼルバイジャン航空の旅客機が通常のルートを大きく外れた後に墜落し、乗客乗員67人のうち38人が死亡した。当局が発表した。
AFPより
航空機の墜落事故というのは、世の中にままあるのだがその頻度は低い。低いが、一度事故が発生すると犠牲者が多いという問題はある。
誤射の可能性
アゼルバイジャンは何処にあるの
で、今回はアゼルバイジャンの民間旅客機が墜落したいんだけど。
エンブラエル190型機はアゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国のグロズヌイに向けて出発したが、カスピ海を越えてカザフスタンのアクタウ市付近に墜落した。
AFP「カザフでアゼルバイジャン航空機墜落」より
アゼルバイジャンは、余り日本人として馴染みがない地域だと思う。

地理的はジョージアのお隣、アルメニアとの紛争を抱えている国家である。
アゼルバイジャン、アルメニアと和平に時間 停戦1年
2024年9月24日 18:30
旧ソ連構成国のアゼルバイジャンが隣国アルメニアとの係争地であるナゴルノカラバフで始めた軍事行動で、事実上勝利する形での停戦に合意してから20日で1年となった。両国の平和条約締結に向けた交渉に時間がかかっており合意には至っていない。
日本経済新聞より
この話は、こちらの記事でも触れたね。
注意して欲しいのは、おそらく本件に隣国アルメニアやジョージアは関係していないと思う。
が、この辺りの地域が不安定であるということは理解しておく必要があると思う。
バードストライク?
さて、この事故原因として産経新聞はこんな報道を出している。
カザフでアゼルバイジャン機墜落 日本人乗客の情報なし 鳥と衝突でトラブルか
2024/12/25 17:16
南カフカス地方の旧ソ連構成国アゼルバイジャンの首都バクーを離陸し、ロシア南部グロズヌイに向かっていたアゼルバイジャン航空機が25日、中央アジア・カザフスタン西部アクタウ近郊で墜落した。タス通信が伝えた。乗員乗客約70人が搭乗していたとの情報があるほか、約30人の生存が確認されているという。
~~略~~
墜落原因は調査中。暫定情報として、同機は離陸後に鳥に衝突してトラブルが発生し、アクタウの空港に緊急着陸を試みたものの、墜落したという。
産経新聞より
バードストライクねぇ。

こんな無残な姿で墜落していて、被害者が多かったことを伺わせる話でもある。ただ、バードストライクはエンジンに深刻なダメージを受けないと、墜落するようなことはないんだよね。ちゃんと調査したの?と思っていたら……。
ロシア軍のミサイル誤射説も浮上 カザフスタンの旅客機墜落、死者は38人に
2024/12/26 09:04
中央アジアの旧ソ連構成国カザフスタン西部アクタウ近郊で25日に起きたアゼルバイジャン航空機の墜落で、カザフ政府は同日、乗員乗客67人のうち38人が死亡したと発表した。生存者29人は病院に搬送された。カザフメディアが伝えた。墜落原因を巡っては、鳥との衝突のほか、ロシア軍の防空ミサイルに誤射された可能性なども指摘され、カザフ当局は「現時点で断定できない」として専門家による調査に乗り出した。
産経新聞より
こんなニュースが。ロシア軍機の防空ミサイルに誤射されたという情報である。これもまた、裏付けのとれていない情報ではある。
他の撃墜事件も
そういえば、以前こんなこともあった。
焦点:ウクライナ機撃墜の悲劇、なぜ飛行禁止にできなかったか
2020年1月17日午前 8:20
イランの首都テヘラン近郊で先週、イランに誤射され176人の死者を出したウクライナ旅客機事故は、なお多くの謎をはらんでいる。イラクの米軍基地を攻撃したイランが、攻撃からそれほど間もないタイミングで、この旅客機に自国空港からの離陸を許可したのはなぜだろうか。そして、航空会社はなぜ、運航の延期や中止に踏み切らなかったのだろうか。
ロイターより
この件はイラン軍が誤射をしたことを認めたので、ウクライナに対しての賠償はイランからということになったのだと思う。
もうちょっと遡ると、マレーシアの旅客機の話もあったよね。
マレーシア旅客機撃墜 ロシア人とウクライナ人の3人に終身刑
2022年11月18日 5時20分
2014年、ウクライナ上空でマレーシアの旅客機が撃墜され乗客乗員298人が死亡した事件で、オランダの裁判所はロシア人とウクライナ人の被告、合わせて3人に終身刑の判決を言い渡しました。
8年前、ウクライナ東部の上空でオランダ発のマレーシア航空の旅客機が撃墜され乗客乗員298人全員が死亡した事件では、ロシアの治安機関の元大佐などロシア人3人とウクライナ人1人の合わせて4人が殺人などの罪に問われ、オランダの裁判所で審理が行われてきました。
NHKニュースより
オランダ発のマレーシア航空の旅客機が撃墜され乗客乗員298人全員が死亡というショッキングな事件であったが、これに関してはロシア人3人とウクライナ人1人が殺人罪で起訴されて、終身刑が確定した。
判決についてロシア外務省は声明を発表し、「審理の経過や出された結論は、審理が政治的な要請に基づき、ロシアが関与したとする説の裏付けとして行われたことを証明している。裁判所はオランダの政治家やマスメディアなどから前例のない圧力を受けていた。こうした状況で客観性や公平性があるはずがない」などと批判しました。
NHKニュース「マレーシア旅客機撃墜」より
まあ、ロシア側は納得していないようだけどね。
で、何故この記事を取り上げたかなんだけど、ウクライナへのロシア軍侵攻を切っ掛けに、更に混乱に拍車をかけようとしている事件かなと。そう感じたからだ。
真偽不明ながら、こんな情報も出回っている。これが本当ならば、恐らくはミサイルに近接されて爆破、破片が飛んで穴が開いたという感じに見える。だけど、飛んでいる動画を見ると、フゴイド運動(航空機が安定を失って異常飛行する状態)しているように見えるんだよね。
何が本当かは未だ良く分かっていないが、バードストライクじゃないような気はしている。
追記
なるほど?
「爆発後1時間飛行」生存者が証言 カザフスタン旅客機墜落38人死亡事故
12/26(木) 10:18配信
中央アジアのカザフスタンで旅客機が墜落し、乗客乗員38人が死亡した事故で、「飛行中に爆発がありその後1時間飛行し、墜落した」と生存者が証言しました。
~~略~~
ロシアの国営テレビ局「ロシアトゥデイ」は、複数の生存者の証言として、「当時は霧が濃く、グロズヌイに旅客機が着陸しようとしたが2回失敗し、3回目に爆発が起きた。爆発後、旅客機は進路を変更しておよそ1時間飛行し、アクタウに墜落した」と伝えています。
Yahooニュースより
新情報が「ロシアの国営テレビ局」というのが如何にも怪しいけれども、フゴイド運動している動画でているように、トラブル発生時に飛行を続けていたのは間違いなさそう。
ただ、攻撃されて被弾したにせよ機内で爆発があったにせよ、煙が出ていない状態で飛行を続けた様子が動画に映っている(動画が信頼できるかはまた別に検証が必要)以上は、やや説得力に欠ける様な気もする。
エンジンか尾翼にトラブルがあって、制御に問題があった状態で飛行し続けた可能性は高そうだが。
コメント
一昔以上前ならば、コースを外れた機を(民間機である事を利用して)スパイ撮影に使ったとか疑いますが。
民間の衛星でもかなりな解析力あり、グーグルアースの時代にそりゃないでせう。外れたコースも飛行禁止区域ではなさそうだし。誤爆はまぁある事です。御巣鷹山の日航機133便も未だ言われてますしね。コレも都市伝説の類かとは想うけど……てのは出動した習志野1空挺隊員に知人がいて、燃え後にケロシンいがいの燃焼物のニオイを感じた事を言ってましたから。それだけ聞くと
自衛隊が怪しいなのですが、その男、レンジャー資格者で特殊作戦群の無い時代に、米国本土の基地で特集戦訓練うけた奴なんですよ。今は神主してますけど????
その時代、対馬の離島守備隊と習志野いがいにレンジャー資格者がたくさん固まってる駐屯地なかったと想うし、その中でも奴は米国本土で訓練受けるくらいの戦士だったわけです。実際、セシウム汚染の可能性あると夜明け前に先発して山入りしてるし。
証拠隠滅に使うなら、先ずメンバーに(当時)入れられる人員で、それが証拠隠滅的なものは観てないと断言してる以上は、やはり陰謀論だろうと。
ただ、主張している元パーサーやキャビンアテンダントの方は、本気で信じていて、 売名や金が目的ではないと思います。あそこまで半生をかけて追跡できんてすよ私利私欲だけでは。
そして、仮に自衛隊の誤射であったとしても、私が当時の中曽根首相なら隠蔽を命じるでせうね。冷戦最中で左翼が力あった時代であり、誤射とすると自衛隊の大幅な戦力解体まで追い込まれた可能性ある。
大学航空機撃墜事件とさほどタイムラグある事件ではないので、世論誘導で自衛隊が軍縮された時に、ソ連に攻め込まれる可能性すらあった。
たとえ誤射てあったとしても、日本を護るため、自衛隊を存続させる為に「隠蔽工作」は不可欠だったでせう!
「正しい判断」と「正義」が一致するのは、ドラクエの魔王征伐クエストの中たけです。この種の事件の度に想う。
キムチ国がKF戦闘機の技術を持ち逃げされたとインドネシアに怒っている????????????
やぁキムチにネシアか……似たもの同士????
面白そうだから記事ねだりますm(__)m
記事有難うございます。ニヤニヤしながら読みました。
後は次政権から半島がどっちに行くのか? そこ次第でせうね。
御巣鷹山の件は、執拗に陰謀論の1つとして「自衛隊が撃墜した」という方を見かけますが、言っていることがかなり荒唐無稽なので、やや無理があるのではと考えています。
当時の隊員の方の証言は貴重ですね。
遺族や元副操縦士などから訴訟が起こされていて、未だに事故を忘れられない方々が大勢いることを考えるとやり切れなくなります。
私利私欲ではなく、納得できないのでしょう、現状の発表内容だけでは。そこに理屈はあまり関係ないような気がしていますよ。
御巣鷹山の件、あの当時でしたら仮に謝射であったとしたなら、隠蔽したと思います。今でこそ自衛隊は災害救助の努力もあって社会に受け入れられていますが、そんな状況じゃありませんでしたからねぇ。
濃霧状況のグローズヌィ―空港上空で機体トラブルが発生した結果、
機長が着陸地を変更しただけなら、何らおかしなことではないですが、
どうして近場の着陸可能な空港へ直行せず、カスピ海方面に向かったのか。
可能性は..いくつもありそうですが、あのへんの関係は複雑なので、
ブラックボックスの解析が、事件解決のカギになりそうです。
ブラックボックスの解析は是非ともして欲しいところ。
JSF氏の解釈では、被弾直後に近くにあった空港に降りられなかった理由は、燃料が大量に積んであって破棄ができない状態だったので、空港の安全を考えて断られたという可能性を指摘されています。
そうであれば、そのように公開されても良さそうなものですが……、ロシアから圧力がかかっていて公開できないとかという事情もありそうですね。