司法省が発表したというからには、本気で追い出すつもりなんだろう。
米司法省、ニューヨーク市民が中国政府用の「警察署」運営と発表
2024年12月20日
アメリカ司法省は18日、ニューヨークに住む中国系アメリカ人の60歳男性が、中国政府が無許可の「在外警察署」を開設することに関して、中国政府の工作員として活動するため共謀していたと認めたと発表した。
BBCより
アメリカの主権の侵害なので、当然に排除される必要がある。
……クリスマスイブにふさわしい記事ではないのだけれど、まあ、いつも通りの平常運転なのでご容赦を。
事実上の在外支那人警察署摘発
世界各国にある在外支那人警察署
世界各国で、支那の工作員が無許可の「在外警察署」を開設している。この話は日本も例外ではなく、2023年頃に騒がれた。ご記憶の方も多いと思う。
何をしている拠点かというと、在外支那人の監視ということのようだ。もちろん、スパイの拠点としても使われているので、由々しき自体であると言えよう。
在外同胞を監視か、警視庁公安部が捜索した中国の「海外警察拠点」とは 「監視・警戒を」
2024/3/22 08:00
中国が世界各地に設置した「海外警察拠点」に対する各国の警戒が高まっている。スペインの人権団体はリポートで、中国は拠点を通じその国に住む中国人の監視を行っていると指摘。日本でも今年に入り、警視庁公安部がこうした拠点の一つとされる東京都千代田区のビルを捜索していたことが判明した。専門家は「日本の主権侵害につながりかねない」と監視・警戒の必要性を訴える。
産経新聞より
「主権侵害に繋がりかねない」ではなく、確実に主権を侵害する行為である。ここで言う主権侵害は、国家が領空や領海、内水などに対して有する排他的権力を侵害することで、警察権はこの主権を守るための公権力として規定されている。
つまり、国際社会における警察権は国内に対する効力を発揮するモノであるので、支那が警察権の出張所を作ることは主権侵害に他ならない。
捜査関係者によると、ビルはホテルだけではなく、在日中国人に対する免許更新のサポートなどを行っていた形跡があったという。その後、この法人はビルを出て、江戸川区に移転。ビル正面に書かれたホテル名や所有者も変わっている。
このビルはスペインの人権NGO「セーフガード・ディフェンダーズ」が令和4年9月に公表したリポートで、中国の海外警察拠点だと明記されており、公安部は強い関心を抱いていた。警察幹部は「内部を捜索できたのは大きな意義がある」と話す。
産経新聞「在外同胞を監視か」より
更に、在日支那人に対する免許更新のサポートを行っていた形跡があるというが、何の免許か不明ではあるものの、一般的にこういった手続きも違法であると考えられる。
例えば、この免許が運転免許であった場合、本来であれば支那人は帰国した上で支那において更新手続きが必要である。
日本人が外国で生活している場合に、外国で日本の運転免許証を更新する手段はなく、その為に帰国する必要があるという運用になっている。これは万国共通なんだよね。
外国人が日本国内で外国の運転免許で運転したい場合には、日本の運転免許に書き換えるなどのサービスが行われている。日本人が外国で運転する場合にも、似たような手続きで運転免許の取得が可能だ。
マンハッタンでも
ところが、支那人は支那の運転免許証の更新を外国で行えるようにしているという。
このような実態はマンハッタンでも確認されている。冒頭のニュースの話だ。
司法省によると、マンハッタン・チャイナタウンでラーメン店の上階フロア全体を占めていたは拠点は確かに、中国国民の運転免許証の更新など基本的なサービスを提供していたものの、同時にアメリカに住む民主化活動家の居場所などを特定するため、中国政府を支援していたという。
司法省のマシュー・オルセン次官補は、中国政府が外国でこうした無許可の「警察署」を運営しようとするのは、「アメリカの主権を明確に侮辱するもので、我々のコミュニティーへのこのような危険は決して容認できない」と述べた。
BBC「米司法省、ニューヨーク市民が中国政府用の「警察署」運営と発表」より
ニューヨーク市民であった支那系アメリカ人が、無許可の在外警察署を開設していて、支那国民の運転免許証の更新などのサービスを提供していたようだ。
この運用が直ちに違法になるのかは定かではないものの、警察のサービスを他国で行うという態様は主権侵害を問われることになる。
それと、何の利益を生むのかもイマイチ良く分からない。
例えば支那人が日本に滞在して、支那の運転免許証を使用する場合には、翻訳された書面と共に提示することで半年程度は支那の運転免許証の利用が可能だとされている。
これはジュネーブ協定で定められた内容に従うものなので、当然アメリカでも同じ運用になるハズ。
共謀罪の適用
ところで、このニュースに注目したのはこちら。
両被告はどちらもアメリカ国籍を保有しており、昨年4月に逮捕された。
司法省によると、陳被告は18日、中国の工作員として活動するため共謀した罪を認めた。来年の量刑言い渡しで、最大5年の禁錮刑を言い渡される可能性がある。
BBC「米司法省、ニューヨーク市民が中国政府用の「警察署」運営と発表」より
どうも、支那の工作員であったことも確定したようなのだ。一体何をしていたかは気になるところだが、同じ事は日本でもやられていると思う。
「工作員として活動するため共謀」の部分は、おそらくここで説明されているのだと思う。
FBI国家安全保障局のロバート・ウェルズ局長補佐は声明で、陳被告が罪状を認めたことは、「中国共産党を批判する者を中国政府が脅迫し、嫌がらせをはたらき、威圧するために行っている陰湿な対応を、赤裸々に露呈するものだ」と述べた。
盧被告は無罪を主張し、公判開始を控えている。検察当局は同被告が、中国からアメリカへ避難したとされる人を無理やり帰国させるために嫌がらせを重ねたとしている。さらに、カリフォルニア州で民主化活動家を特定するため、中国共産党に協力したという。
陳被告の逮捕時にアメリカ当局は、このような在外警察拠点について立件に乗り出すのは初めてだと説明した。
BBC「米司法省、ニューヨーク市民が中国政府用の「警察署」運営と発表」より
支那系アメリカ人、或いは在米支那人の監視及び脅迫・威圧などの行為を、支那共産党との共謀であると認定したということなんだろう。
アメリカに不法に入国する支那人が多いという記事は、過去にも書いた。
不法に入国している相手に対してであれば、アメリカ当局は何も言わないと思うが、合法の入国している支那人に対しても何かをやらかしたのだろうね。
何にせよ、世界規模でこうしたことをやっている実態があり、アメリカとしても流石に放置できないということで逮捕に踏み切ったのだろうが……、こういった活動に従事している支那人、或いは支那系アメリカ人は相当な数いると思うんだよね。
さて、どのように対処していくのやら。先ずは拠点を潰すことができた、ということなんだろうけれど、なかなかこの手の拠点を潰すのは骨が折れると思う。拠点を作るだけだと合法的に潰せないので、その行為を認定して一網打尽にするしかないわけで。
コメント
こんにちは。
当然日本にもあって「十邑ホテル 秋葉原」がその一つと言われてますよね
まあこの有名な場所はフェイクで知られていない拠点は複数あると考えられますが
公安なりが監視しているとは思いますがスパイ防止法がない日本でどこまで抑止できるかは正直不安です
こんばんは。
十邑ホテルというのは知らなかったのですが、どうやら疑わしい実態はあったみたいですね。
尤も、そのことが確認されたわけではないようなので、滅多なことは言えませんが。
とにもかくにも、国内に10か所以上拠点があるとも噂されていますが、日本には根拠法がありません。対応は難しいでしょうね。
こんにちは。
目が曇っている七面鳥は、中華文化圏における「法」や「公的機関」とは、強者の為にのみ存在し、そして強者とはそれらを用いて弱者を虐げ搾取してもおとがめを受けない者の事、と認識してます。
※警察が手下なんだから、そりゃおとがめ受けるはずがない。
なので、都合よく法もネジ曲げるし、平気で嘘をつく。
自国内だけでやってりゃまだマシですが、その社会で生きてきたから、他国でも同じように振る舞う。
今回の「出張警察」なんか、まさにこれだと、他国(あるいは西側の、あるいは先進国の、でもよいか)の法治というものを理解出来ないから、平気で主権国家の警察権を無視するのだと、そう思います。
「意に染まぬ政治家は弾劾すれば良い」というのが『高度な民主主義』だと思っている国も含めて、中華文化圏は、国際政治に参加するのはまだ早すぎたんですよね。
って話はともかくとして、明白な主権侵害だから、ガンガン取り締まるべきですが……
今まさに、腰の低い外相が御用聞きに出かけたんでしたっけ……
こんにちは。
支那の法律は、憲法の上に支那共産党がありますから実質強者のための法律って事になりますよね。
主権侵害をしても関係ないというスタンスですから、まあ、嫌われますよね。
少なくともアメリカはやる気です。
この手の機関は歴史で見りゃ普通にあるものですね。問題は合法が非合法か。
大使館に勤務する駐在武官はどの国も諜報活動だし(プーチンの前身もそう)。
かつてのシナ大陸では上海租界に各国秘密警察が置かれてた(中国側は公部局警察)。
日本も日本人へのテロ対策として、ジェスフィールド街76号に対テロ暗殺部隊76号機関を持ってました。
んで、冷戦からそうした行為(非戦争時の暴力工作活動)は水面下に潜るようになったのですが、10年ちよっと前から堂々と(というとおおげさですが)出てくるようになった。クルドのPKKみたく、紛争当事国の外に出て他国で無関係な人を巻き込んてテロやる連中が出てきたから。
ロシアと中国が目立つかなぁという感じ。
とくにこの外国でのシナ不法警察は、2010年頃のアメリカドラマ「ハワイ5-0」(同名作品のリメイク)シリーズに何度が手てきている。ポリコレハリウッド製の人気TVドラマに扱われる事じたい、ハワイや(ドラマはハワイ州知事直属の捜査機関)西海岸などでは相当に意識に上がっていたのだと想うんですよ。ただメキシコのカルテルや不法移民の方が深刻で、シナの脱法行為の違法性を追及しとる暇が無かったちうか。
実は私には日本と天皇陛下へ忠誠を誓う元中国人の親友がいるけるど、彼を信用していても、政治的な話は彼や彼の大陸の親戚を追い詰める可能性があるので、直接あった時にしか話しませんね。
木霊様のところにしか書けないけど、その親友の患者さんに、「盗聴」された人がいるんですよ。親友を経由して、信用できる日本人の探知・解除・対策できる大手興信所を紹介しましたから。私に頼んで来たのも、
私が役員の親戚で、中国ルーツスタッフを排するオーダーができるからなんですね。
あの方面にはチャイニーズドラゴンみたいな日本人孤児系の半グレがいて、どこが大陸と繋がってるか解らないですからね。