ここのところ、軍事寄りの話が多すぎたので、本日は違うネタで記事を書きたいと思う。
「社会は崩壊しなかった」 同性婚を進めたフランスの現在
2024/12/13 07:00(最終更新 12/13 08:29
世界では同性婚が可能になる国が増える一方で、同性愛を犯罪として規定するなど、性的少数者の権利が後退する動きもある。こうした課題に取り組むフランスの「LGBT+権利担当大使」、ジャンマルク・ベルトン氏が10月末に日本を訪れた。フランスでは2013年に同性婚を法制化した当時、反対運動も起こったが、現在はどうなっているのか。同性愛を巡る世界の動きや、フランス社会の変化について書面で聞いた。
毎日新聞より
今回はこのブログでは滅多に引用しない毎日新聞の記事をネタにしている。主題はLGBTQ系の話なので積極的に取り上げたいネタではないのだが。
割と深刻な問題
フランスと同性婚
さて、毎日新聞の話をする前に、フランスの同性婚制度化に至った流れを軽く触れておきたい。
フランスで同性婚を法制化したのは2013年5月のこと。これ以前に、1999年にか民事連帯協約(pacte civil de solidarité : PACS、以下「パックス」)の法制化があって、このパックスが異性間又は同性間の 婚姻に準じたパートナーシップ制度の走りだった。
フランスでは、婚姻、パックス、内縁関係の何れかを選択できる制度になっている。そこから一歩進んだ話が、同性婚の制度化である。その結果、こういう政治家も登場する。
フランス新首相にアタル氏 34歳、第5共和制で最年少、同性愛公表
2024年1月9日 23時31分
フランスのマクロン大統領は9日、首相を8日に辞任したボルヌ氏(62)の後任として、前教育相のガブリエル・アタル氏(34)を任命した。AFP通信によると、1958年に始まった現在の政治体制「第5共和制」で史上最年少の首相となる。政権の求心力が低下するなか、マクロン氏は政治家として人気のある若いアタル氏に政権浮揚を託した形だ。
朝日新聞より
日本で政治家が同性愛を公表する展開は、余り想像出来ないが、コレはフランスの話だから勝手にすれば良いと思う。いや、日本の政治家が似たようなことを言ったにせよ、別に僕は気にするつもりはない。勝手にすれば?というのが基本スタンスである。
それにしても、世界的に見ても、このフランスの同性婚の法制化が特異というわけではない。2013年に法制化した時点で、世界で14番目だとか。
こういった選択をする国は少数派には違いないが、「性に寛容なフランス」というイメージに沿ったフランスらしい選択であったとは思う。ただ、コレを日本が真似すべきか?ということはしっかり考えねばならない。
男女平等を意味するのか
こういった話の根底にあるのは「男女平等」であると、多くの専門家やメディアが解説している。だから、同性婚制度化は素晴らしいことだというロジックになる。その一方で、フランスは結婚というものを重視しない国になりつつあるそうだ。
結婚と親子関係の切り離しが起き、今では生まれる子の半数以上が婚外子である。結婚はもはや社会の規範、「しなければならないもの」ではなく、するかしないかは個人の自由、個人の意識の問題となった。テリーが「脱結婚」と名付けた現象である。
結婚の中心は、かつての「父子関係の推定」から「対等で自由なカップル関係」へ移行した。
現代ビジネスより
この記事では、男女平等の考えが浸透することによって結婚が重視されなくなり、親子関係も希薄になっていったと論じている。
そこで対立するのが、いわゆる実の親「生物学的親」と、親としての意思を明確にもつ育ての親「社会的親」である。一体どちらが「本当の親」なのか。
現代ビジネスより
自由や平等を重んじる国、フランスらしさを感じる話である一方で、親の呼び方が「親1」「親2」となるというような話も。
フランスの学校、同性婚家族への配慮で「父」「母」の呼び方を「親1」「親2」へ
2019年2月21日(木)18時15分
日本では先日初めて、同性婚を認めないことの違法性を問う裁判が始まったが、2013年に同性婚がすでに合法化されているフランスではこのほど、学校が「父親」「母親」という言葉を使用しなくても済むよう法律を修正する案が国民議会(下院)で可決した。
フランスでは現在、「学校への信頼を取り戻す」というスローガンのもと教育改革が進められている。下院で可決したこの修正案もその一環で、学校が書類などに「父親」や「母親」などの言葉を使うのをやめ、「親1」や「親2」という表現を使うことができるようにするものだ。このあと、上院で採決されることになる。
Newsweekより
このニュースは、当時の日本には衝撃を以て受け止められたが、今思うと「驚くような話ではなかった」と思う。
何故かというと、今の日本の実態を考えると、学校から通知される文章の殆どは「保護者」という言葉を使っている。この言葉自体は昭和22年制定の児童福祉法や学校教育法などにも見られる日本語であり、特別な単語ではない。そういえば、僕の子供の頃から学校に親が呼び出されるイベントは「保護者会」という名前であったように思う。この当時から、呼び方だけなら日本では特別な話ではなかったのだ。
しかし、男女というのは生物学的に見て差異があるものであるから、平等にするためには例えば筋力的な話なら女性側に下駄を履かせる必要が出てくる。つまり、多くの場合、平等というのは外部的措置によって見せかけの平等を得るという意味になると思う。
そもそも婚姻を国家が推奨する理由は何なのか
さて、ここで何故、国家は婚姻という制度を保護しているかを考えてみたい。
概念的な話をすると、国家において婚姻を推奨する理由は「出産」と「育児」をして欲しいからだという事になる。
社会的に婚姻をし、結婚をすることは祝福される風潮がある。そして、「出産」「育児」は、大抵の場合「大変ですね」と労われる。
生計を共にして出産育児に関わることで、個人で働いている時よりも確実に個人の時間を減らすことになる。個人主義が進んでいってしまえば、出産育児は不採算事業なんてことになりかねない。
コレは近代において、ということなので、以前はどうだったのか?という議論は脇に置いておく。
ともあれ、「結婚して子供を作って下さい」というのが国家からの要請(出産・育児に最もお金がかかる)であり、その為の税制優遇や社会的な保障という設計になっている。
これが同性婚をOKにして、育児するならば異性間結婚制度と同程度の優遇をしますよというシステムを採用すると何が起きるのか?というと、家族間の関係が希薄になったまま人口が増えるということに。
そうすると、学校教育に全てお願いしますというような方向性になる。実はそれはなかなか難しいということになっているんだけどね。

フランスと日本の人口増加傾向を見ると、フランスはだんだん増加しているように見えて、「フランスの少子化対策は成功している」という言説が罷り通っている。
だが、現実はこちら。


2015年までしかデータはないのだが、フランス籍同士のでの出産は減り外国籍の親を持つ子供達が増えている。つまり、フランスの出生率は移民が支えていると言い換えても良いだろう。
教育にしわ寄せが
で、何処にしわ寄せが行っているかというと、教育の現場である。
日本よりヤバい?フランスで〈教師不足〉が止まらない「深刻な理由」
2024.08.19
当然ながら先生が休めば授業に影響が出る。代わりの先生がフォローすることもあるが、自習になることも多い。自習が続くと学習の機会を失うため、フランス政府は新しい案を考えた。それは、代わりの先生が自分の科目を教えること。
~~略~~
2023年9月の新学期の前に、マクロン大統領は「不在の先生全員の代わりに別の先生を確保することを約束します」と言ったが、現場ではほぼ半分の中学校・高校では少なくとも、1人の教師が不足状態だった。2022年6月の教員採用試験では、特にパリとその周辺地域で教員不足が顕著になっている。
たとえば、パリの教育区では、219人の教員募集に対して180人しか応募者が集まらず、ベルサイユ教育区では1,430人の枠にたった484人と深刻な状況だ。
The Goldより
日本国内でも教員への負担増加や教員不足が叫ばれているのだが、余り社会問題としては問題提起されていない。
家庭での教育がなされない状況だけでなく、教育する立場の親が教育が足りていない状況なので、モンスターペアレントと呼ばれる親が生み出されるし、子供達の勉強意欲も減退する。社会の最小単位は家族だという風に勉強したことがあるのだけれど、教育の手解きはやはり家族がすべきだと思うのだ。
そもそも社会構造として、勉強したらお金が稼げるようになる、努力したら報われるような形になっていないことが、子供達の勉強意欲を削ぐことになる。人気な職業にYoutuberがランクインする時代だから、「楽してズルして」、お金を頂くというのが「良いこと」だと認識されているんだろうね。
そうじゃない面も教育が必要で、学校教育で道徳に力を入れようという時期もあったけれども、家庭内でもそれを進めていくべきなんだと思う。それを失敗すると……。
現状、フランスは更に凄い状態になっていると。
似たような事は以前も書いているのだが、フランスは日本の比ではないのだよね。
労働力の確保という意味で、外国人労働者を増やそうとしている日本政府だが、色々問題があることは僕が指摘するまでもなく山ほどある。
結局のところ、「文化」とか「民度」とかどんな言葉でも良いのだけれど、社会常識・価値観を共有するためには教育ということが非常に大切になってくる。そこの一端を家庭に担ってもらうというのは、割と合理的な話だと思う。
異文化と共生するというのは、そこを乗り越えなければならないわけで。良い、悪いはともかくとして、急激な変化に人々は付いていけない。それはどの国でも同じなのだ。
夫婦別氏の議論
さて、そんな話の一端になっているのが、夫婦別姓(別氏)の話である。
石破首相 選択的夫婦別姓 “各党間で議論し結論” 衆院予算委
2024年12月5日 14時18分
選択的夫婦別姓をめぐり、石破総理大臣は、5日の衆議院予算委員会で、旧姓を使えないことによる不便を減らす必要があると指摘したうえで、各党間で議論し結論を得たいという考えを強調しました。
NHKニュースより
このネタはこのブログで何度か扱ったので、今更同じ議論をする積もりはない。
ただ、石破氏の発言は公明党に配慮した格好になっていることは指摘しておこう。
正直、奥様が違う姓を便宜的に使うという話はあっても良いと思うんだけど、結婚と離婚を繰り返すような環境でもなければ、然程不都合を感じないように思うんだよね。僕自身、姓に拘りがあるわけではなくって(実は、祖父の姓が珍しい姓で、それが途絶えそうだったのでその姓を選ぶという話もあって、その気になっていた)、一度選んでしまえば、以後その姓を使うというだけの話だと思うんだが。
その立場になってみないと分からないことだと言われれば、それに反論する材料を持ってはいない。
だけど、コレを騒いでいる方々って、その方の両親はどうだったんでしょうね?選択された1つの姓を選ばれたのでは?
まあ、不思議な話である。
ただ、同性婚の話にこの話を持ち出した理由は、やはり家族という構成単位の希薄化のリスクがある話とは整理できると思う。同姓にしたら家族の絆が高まるという話ではないので、影響は薄いことかも知れないんだけど、大きな流れとしてはそっちの方向に向かっているのだろうと、そう思う。
「家」の単位で家族を大切にするという文化は、日本の歴史に根付いた話だと言えると思うので、そこを大切にしても良いのではないだろうか。日本は日本文化を大切にする、それと男女平等の話がぶつかるとしたら、「オウベイガー」と叫ぶのではなく、徐々に良い部分だけ取り入れる位の柔軟さが欲しいと、僕はそう願っている。
同性婚?急ぐ必要があるんですかね?それって、そんなに迫害されている実態があるのかな。ひっそりと、それを選択される方がいたとしても、それを曝くような下劣さを発揮しなければ良いと思うのだけれど。ただ、そのことを政府が推奨・保護する必要があるのか?はまた別の議論が必要だと思う。
コメント
エマニュエル.トッドの本を読めば家族制度というものが、その国の成り立ちと発展に大きく影響する事が分かります。
そして国は巨大タンカーみたいなもので、一度、舵を切ると簡単には反転できない。
なので立ち止まって考える必要かあるのですが、それを進めたい連中は、立ち止まることを「排除した」と騒いで口を封じようとするんですね。
また別な観点から一つ。
カトリックもプロテスタントもオーソドックスもキリスト教は同性愛を禁忌してますね。当然ながらイスラムもユダヤ教も。
んで、こういう同性愛を認めないという戒律を護る人々がいる。その理屈を「人類普遍」とすると、同性愛者の権利を護る代わりに「宗教弾圧」にならんかな?
男女の性差を認めず、同性婚を認めろとは、信教の自由を踏みつけてませんか?
彼らにこれまでは「遅れた国の連中」として西側が押し付けてきたが、この先に待つのはアングロサクソン的な英米の衰退で、
米国内てもラティーノ(カトリック)が多数派になる! 世界人口の15%だか25%たかがムスリムだと思いましたしね。
結局はこれ以上は広がらないと思うすよ。
それは化石燃料止めろ言う環境活動家がなぜか米国で活動しないのと同じ。そりゃ決まってる。テキサスでやってみ? 変なオヤジにショットガンで射殺かれるから(笑)
だから米国内で奴らは活動しない!
それと同じようにイスラム圏(アフリカや中央アジア含む)には広がらない。さらにEU内でも推し進めるうちに、住み着いてしまったイスラム教徒から反発やテロを受けるかもしれない。
それにインドのヒジュラのように、差別される存在である事を利用して、葬式の泣き女役や、葬儀の出し物として職業として成立している「迫害」もある!
そうした人々をどうするか?とか全く考えてない。というか「進歩的」を謳ってきたリベラリズムの方が、最近は無思考で低脳に近くなってきてる。
そのうち宗教と対立して面白い事になるのを心待ちにしております。
ちなみにっすね、宗教vs虹????はもう事件になってます。敬虔なカトリックのケーキ職人に、ゲイ.カップルがウエディングケーキ頼んだすよ。職人さんは自身の宗教教義から断りました。それが気にいらないゲイ.カップルは差別として訴え職人さんは敗訴。
リベラルだの進歩派だのは勝利と喜んでますがね。そいつはパヨク特有の「浅知恵」でもんだぜよ。
今は出先なので些細に語れませぬが…。これ米国なんてすね。
ドル札や1ドル銀貨を見ると、「我は神を信じる」と書いてある。ここ大事。
米国は清教徒が弾圧を逃れて「約束の地」として(インディアン殺して)開拓した国。
なもんで「国教は定めない」としてる。
しかし、州法によっては「キリスト教の倫理観に基づき」とか、その手の前提を前文その他に掲げている例が幾つもある。
憲法にも憲法修正案にも、キリスト教を前提とした言葉や神(ゴッドであり、これはアッラーと同じく普通名詞だが、創造主を表し、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の唯一神にしか当てはまらない語句)が出てくる前文その他がある。
さらに、そもそも大統領の就任式や、法廷での証言の時に聖書に手を乗せて誓い宣誓しますよね?
ホントに国教が無いならば聖書だけでなく、コーランでも般若心経でも良いはず。なのに宣誓においては聖書(旧約か新訳かは知らん)に「限定」されてます。
つまり国教でなくても、米国の法体系や社会システムの根幹にキリスト教は組み込まれていて、 これを変えるとすると、根本から解体して組み直しせざる得ません。
それこそ内戦になりまっせ????
んで、米国において冷戦終結後から急速に教会へ行く人口が激減してるんですが、その行かなくなった人達の半数が、「自分のニーズに合わない」を挙げると共に「でも機会があれば戻る」とも答えている。
これは冷戦終結で、それまで暗黙の了解として「反共産主義思想としての宗教」を唯物論であるソ連の対立軸に置いていたのが、その意味がなくなったからです。
とーころが、ラティーノが不法移民でどんどん押し寄せるせいで、より保守的なカトリックは増え続けている!
これ以上に????優遇を進めると、先ほどのケーキ職人さんの敗訴に怒る的な人達が、暴れ出す。中絶手術する医師が射殺される国な事を忘れては困る。
さら〜に。????って実は仲間内では仲悪い。
左翼あるあるなのですが。基本的に進歩的な方々というのは「自分が一番」で「他は間違い」なのです。
一言で言うと『猫おばさん』です。猫に餌やりするオバサンって、互いに「あの人は猫の事を何も解ってない」と嫌悪です。
これと同じ。揺り返しがきた時に保守派は一丸となるが、リベラルはバラける。
なので、いつまでも彼らが肩を振って歩けるものでもないのです。
〉国家において婚姻を推奨する理由は「出産」と「育児」をして欲しいから
それもあるでしょうが「親子間の相続」に関する事実関係を国家として明確化したい。この手段の一つが「婚姻」の国家による認定と記録の大きな役割じゃないでしょうか?
○○の「親子間相続」は原始共産制、未来共産制? を除く殆どの 国家 と呼べる規模の人間集団に普遍的に存在する制度です。
ですから「実子を伴わない婚姻」を制度化するには、
大前提として「親子関係・相続権の認定」と「婚姻の認定」を完全に切り離す必要があり
フランス等ではその辺り 既に議論の余地なく制度が固まっているのでは? 、、、私はどんな制度か知りませんが、、、知りたいと思いました(笑)
この意味で日本は同性婚制度をどうこう議論する入り口にもまだ立っていない
時期尚早なのじゃないでしょうか?
国民の生命と財産を守る のが国家の最低限の役割である(マキャベリだっけ?)
国とは(要するに)民である これを忘れた帝から滅ぶ(前漢 光武帝だっけ(笑))
かように古今東西、国民の財産(と相続)にかかわる国の役割は重要なので、これ抜きにした婚姻制度の変更はありえない(笑)
匿名様の「相続権」と婚姻の関係の指摘は鋭いです。感心。
たしかに農耕社会つまり農耕地の相続権を考えると、長子相続であると農地が分割されずに相続されるので社会が安定化する。鎌倉幕府が崩壊していくのは、元寇もあるけれど、兄弟に平等分割していた為に農耕地が細切れになり、結果として御家人が代を追う毎に貧困化していったからですね。
だから戦国時代の後に徳川幕府は長子相続へと切り替える。
逆に同じ稲作民でも、タイ国の場合は末子相続なので、上の子からどんどん都市部へ出て行く。このことで労働力と雇用の流動化を果たしている。
安定性か流動化か、どちらが正しいではなく、その社会の生産活動を根底で決めるのは「相続権の在り方」なのですねぇ。そういや家畜の数で資産を図る遊牧民であると相続権は微妙で、それが騎馬遊牧民の王朝が長続きしない原因でもある。(その代わりカリスマ指導者が現れると急速に拡大する)
うん、これは匿名様の御指摘には唸らされる学びがありましたよ。
座布団3枚!!!
私の推測ですが、相続権はその国の生産に関わる根本的システムであるので、これは「文明」なのだと思うのですよ。文明とは生産手段で「文化」とは異なる。
しかし我々は婚姻を「文化.習慣」として捉える。
そこが根本的に間違いなのかもしれないと。
だとすると婚姻と相続をきっちり分けるべきで、その議論の入口にも達していないという匿名様のご指摘は正鵠を射てると!
婚姻を文化として考える……議論の出発点で間違えているのかも知れない。
フランスに関してはとうなんですかね。
少なくとも英国と違い「女王」は存在した事がない。これはフランク王国からの伝統で。継承権に性別差がある。
あと中世のペストで最も被害が大きかった国ですよね。国民の半数が死んでいる。
そして中世フランスは三圃制が中心で、
農耕地を3分割して、順に耕作する事で土壌の貧弱化を防いでいた。足りない労働力を循環運用する為にロシアみたいな農奴制にならなかった。ここが相続権について何らかの影響を与えているのではないですかねぇ。
えっと座布団3枚ありがとうございます〉山童様
えとえと、光武帝は後漢の皇帝でした修正m(_ _)m
話題が全く異なるのでハンドル小変更しますね
有性生殖能力を持つ生物は一般に、安定した環境では効率の良い単為生殖で単様に増え、
不安定な環境では非効率だが突然変異した子孫の確率を上げやすい有性生殖で増え
多様性、遺伝子プールを増やして、不測の事態でもどれかのブランチは生き残れる確率を上げる生殖パターンを取る確率が高い言われている。
哺乳類は単為生殖能力を喪失しているのにLGBTQ+性向が自然選択の篩に掛かっていないのは何故か?
ここからは個人的推測。逆に 毎年大量の花を付け大量の花粉や種子をばら撒くのに、実際は主に根や芋で単為生殖適に増え、ばら撒いた大量の花粉や種子を無駄にする植物の存在 がヒント
恐らく、LGB何とかも役立たず花粉も同じく「生命」と言うものは、数万~億年スケールのリスクマネジメントとして(人間ごときの目には無駄と映る)単為、有性生殖の両面持ちしてるのじゃないかな?
この時間スケールで見れば、人間もいざとなれば単為生殖能力を取り戻して、有性生殖では生き残れない局面?を生き残るコマとなり得る。
ただこう見たとき(笑)
多様性、遺伝子プールの拡張のために有るのが 有性(異性)生殖、普通の結婚であり
単様・効率を求め、代わりに多様性を減らすのが単為生殖(=LGB?)同性婚なのです。
プロ市民の言う多様性と自然科学的視点の多様性は真逆なところが笑えちゃいます。
ついでに悪乗りすると
ポリコレ 多人種 多様性も笑い所。
自然科学的に言うなら遺伝子プールの多様性の維持・拡大には「原種の維持、隔離」が重要。
遺伝子ハンターとか言ってヒマラヤあたりに小麦の原種を狩りに行く植物学者とか10年ぐらい前の流行り(笑)覚えてませんか?
ちょっと考えればアタリマエですが、混ぜこぜにすると遺伝子プール、多様性は減少してしまうのです。
本気で(自然科学的に)人類の生き残りを目的とした多様性を求めるなら、人種毎、分離した社会に暮らすのがベスト
プロ市民の主張と自然科学、 これも真逆で笑えます。
匿名2様)
おお! 木霊様と同様に分かりやすい説明
うむ「真逆」ですね。単為生殖と有性生殖を比べると。そりゃゲノム的な多様性は有性生殖からしか生まれない。
たぶん熱水鉱床とかをエネルギー源としていた原初生物や、それ以前の外界と内側が隔離され内部循環を始めた頃の生物は、
「死」というものが無かったのかも知れない。分裂による単為生殖もコピーを作り続けるのだから不死に近いかと。
つまり有性生殖とは「死の獲得」かも?
んで、ご指摘のように虹色派の連中の言う話はサイエンスに基づいてない!
日本人の特に悪い部分に「人文科学」などという他国にないWordを発明したものだから、サイエンス(自然科学)とヒューマニズム(人文)の概念がごちゃ混ぜになる!
サイエンスで考えれば生物多様性は有性生殖でしか蓄積できない!
当たり前の話なのに????????
数億年スケールで見れば生殖戦略が変わるように生命がデザインされているのでは?
というのはヒット!
それ文化人類学者でもあった「ゲド戦記」のアーシュラ.K.ルグィンや、CIAの航空写真分析者だったウィリアム.ティプトリーJr
(実は2人とも女流作家)が、70年代のウーマンリブ運動への警鐘としてSFF小説で書いていたテーマですよ!!
すげぇな貴殿は!!
特にですね、「原種の維持と隔離」に触れておられるあたりが!
昔、正肉の比率は個体体積に対して低いが、繁殖力と生命力が強いシナ原産豚の精子を仕入れようとして、シナ公安に逮捕されそうににった事があるす。その時にすでに北京は「原種」を元手に、欧米の穀物メジャーのようなF1種商売を家畜でやろうとしていた。西欧の豚は正肉を取るには胴体が長く(原種より肋骨が多い)効率が良いが、品種改良し過ぎて生物として脆弱です。
また甥が実は原種ハンターをしてきた時期があって、今はシンガポールとマレーシアを起点にゲノムの仕事してますが。
どうも原種は混ざる事で獲得する範囲もあるが、失う資質も多いらしい。
ノネコがそうですな。キューバやマダガスカルのヤマネコは実はノネコで家庭の猫と同じ種なのですが、近年に大型化して小型のワニを食ったり、人を襲ったりしてる。
英国でもUMAとされてきた大型猫が、
実は家猫が荒地に適応したものと判明。
そしてコレらは家猫とゲノムが同じであるにも関わらず、体格が巨大化して、ペットとして飼い慣らすのが不可能なレベルまで気性が荒くなっている。あと数世代で完全に家猫とは別種になってしまうとされる。
また人の例で言うと、ヒトラーの人種改造研究所ですね。(ヤバいネタたけど)
あれナチの連中が、意図的ではないが、本能的に「保存.隔離」しよとした結果と思う
というのは、金髪碧眼をアーリア人(ゲルマン原種)としたナチですが……
現実にはアーリア人種はペルシャ人や、インドのバラモン、クシャトリアなどのように「褐色」が主流種で、金髪碧眼の白人というのは「亜種」なんです。
エンヤなどの歌で流行した民族にケルトがありますけれど、白人の典型とそれるが、
真っ赤な嘘です。エリン(アイルランド)のケルトはゲノム的にイベリア半島北部にいた地中海人種の子孫で、我々が思うラテン系や中東人に近い。EUが北方や東方へ拡大する過程で「源ヨーロッパ人像」を求めた事で、金髪赤髪緑目のケルト人像が拡散されただけ。現実のケルト系は黒髪黒瞳が多い。そして同じ事はゲルマンにも言える。
実は思ったほど金髪碧眼はゲルマン系には多くない! 目と髪とセットで揃うのは全体の3%以下とされる。北欧の場合、バイキング時代が終わる10〜11世紀までキリスト教化してないから、未だその外見率はドイツよりは多いですが。
現実に金髪碧眼セットが多いのは、スラブ系で、白系ロシア人なんですね。そして彼らはゲルマン系白人とはハプロタイプが異なる分析結果が出ている。
おそらくゲルマン≒金髪碧眼というナチの概念そのものが間違えていたのだが、誤認しながらも彼らは「保存.隔離」を本能的に意図していたのかも知れない。
日本ではアーネンエルベの研究書は一冊しか翻訳されてないのですが、これを読むと
人種をゲルマンに改良するとか、既存のゲルマンを原種に戻し、それを保存し隔離しようとしたミッションだったらしいのが推測できるんですよ。
それはナチの罪や人種の高低価値とは全く別に、生物学的には「原種保存」の一環だったと思えるのですね。
>山童様
本話題の匿名、匿名2です。恐らく正体バレてるようですし
今回も以前からも過分に評価頂き、しかも真摯な謝罪まで頂いておいてダンマリは、、、
余りに人の道に外れ過ぎた行い、謝罪します。
武士(モノノフ)は己を知る者の為に死すと申します。私はモノノフには遠く及ばない者ですが、高評価頂いた方への不義理は、本当のモノノフなら切腹ものといった不義理に相当しそうで、流石に心が痛み
不快な思いをさせ、義にも報いず、対米申し訳ありませんでした。ごめんなさい
– – – – –
すぐに、こう出られなかった、出られない理由。
①私は正直メンタル弱々で実生活では口だけ と言われがち。強めの議論になった時、実生活への影響が強すぎでした。
(なので逃げました)
ですので山童様、私への謝罪は、御配慮感謝しますが、謝罪自体は不要です。別に怒ってません。
②2度繰り返さないとは言えない : お怒りの理由がすぐには解らず、恐らく今も将来も完全に理解出来る見込みが低い。
(もともと自己診断、弱アスペルガーでもありますし)
自動車の右側通行が悪とは日本の交通ルールの知事を補充すれば容易に結論出来るが、宗教のような深い心の問題は、、、
木霊様にもお詫び、
ですから、こちらでセンシティブな話題は、コメントしないか、せいぜい匿名を基本とさせて、逃げさせて頂いています
過分に御丁寧すぎるほどのお言葉、こちらこそ×100であります。
BOOK様であろうとは思ってました。
というのは、こちらの投稿者の方は、音楽大好き様や、砂漠の男様、七面鳥様、にどなど学びとなり面白い方が多いすが。
貴殿は簡潔にして明瞭な文章(俺と真逆)にして、ちょうど一息で読めるストロークで切るスタイルなど、読み手の側に優しい書き方が伺えるんですよ。
文章って、実は改行や句読点の付け方など、
車の運転に似たクセがあって(アクセルとブレーキ)、貴兄の文章はすごく読み手の負担を軽減する思いやりがある。(俺と逆だなぁ……)でも、そこで得る学びと、敢えて匿名なさるお気持ちとは別ではないですか。
なので、わざわざ名乗りいただき、お言葉かけて頂いた義理堅さで山童の胸いっぱいです。それに山童はADHDですから????
陸自で選抜射手だったのも集中力が人一倍なせいですが、その代わりに周囲が見えなくなる。だから「プロ兵士は向いてない」と上官に言われて除隊しました。
さらに集中力で学業試験はほぼ一夜漬けで超えてきたのですが、その代わりにサンポ歩くと忘れる。
途上国ビジネスしている時に、よく「やぁ山童!」と挨拶されましたが、え?誰?でした。だいたいが裏社会とかの人なので、
思い出せないで恥をかかせると翌日にはメコン河に浮かぶ????
やぁ元気でいらっしゃいましたか……とか返しながら、誰だっけ?と必死に考えるとかよくありました????
それに記憶が大雑把なんです。だいたい…とか約何々とか、その約とかたいたいとかが、その時の気分で変わる。適当なんてすよ。だから途上国にいられた????
むしろ繊細に深考し、答えを練ってゆく貴殿のような方の方が誠実と思います。
BOOK様と木霊様ありがとう。
コメントどう返せば良いか悩む展開だったので、静観しておりました。
流石、山童さんは博識ですね。
そして、やっぱりBOOKさんでしたか。
基本、僕への謝罪は不要ですよ。
このブログも好き勝手書いている身ですし、皆様に賛同していただける内容でないことも結構あると思います。
ですがそれで良いと思っています。間違っているとか、合っているとか、そういう話ばかりでもありません。
どなたでも、気が向いた時で良いので、コメントいただければと思っております。
こんにちは。
遅れコメントですが。
欧州出羽守は良い事しか言いませんから、それに乗せられる方法リテラリシー皆無のバカが船頭だと、暗礁撃沈まっしぐらですよね……
※「多様性」をうたうなら「希少性」「単一性」も同時にうたわなければならない、と言う自己矛盾をどう解決するのでしょうね?する気無いのでしょうけど。