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アメリカで大統領選挙妨害を企てたテロリストが逮捕される

北米ニュース
この記事は約7分で読めます。

アメリカでテロ計画を企てていた人物が逮捕されるニュースが。

米大統領選当日にテロ計画か アフガン国籍の男訴追「殉教者として死ぬつもりだった」

2024/10/9 18:28

米司法省は8日、過激派組織「イスラム国」(IS)を名乗り、11月5日の大統領選当日のテロを企てたとして、南部オクラホマ州在住でアフガニスタン国籍のナシル・アフマド・タウヘディ容疑者(27)を訴追したと発表した。

産経新聞より

このニュースの何が衝撃かというと、アメリカ大統領選挙直前にテロ計画を立てていた容疑者が逮捕された点である。日本も衆議院選挙が決まったばかりなんだが。

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計画段階で逮捕

大統領選挙はカマラ・ハリス氏僅かに有利の展開

テロ組織ISがテロを企てたことは、別にアメリカにおいてだってありうる話。世界各地で活発に活動しているテロ組織は山ほどある。

発表によるとタウヘディ容疑者は7日、州西部で自動小銃2丁や弾薬500発を購入した際、連邦捜査局(FBI)に未成年の共謀者と共に逮捕された。選挙当日に開かれる大規模集会を攻撃し、殉教者として死ぬつもりだったと話している。

産経新聞「米大統領選当日にテロ計画か」より

ところが、随分ずさんな計画の立て方をしたものである。自動小銃2丁に弾薬500発を購入すれば、そりゃ怪しまれるのも当たり前だからだ。

ただでさえ、大統領候補暗殺未遂事件があったばかりである。

この時も衝撃の写真が撮影されていて、ちょっと「出来すぎ」を疑われたわけだが。

img

この写真の時の勢いはなくなってしまったトランプ氏だが、一方でカマラ・ハリス氏も随分とヤバイということが囁かれ始めている。

ニューヨーク・タイムズのカマラ・ハリス氏推薦社説が異例の消極姿勢…もって回った表現で「唯一の選択肢だから…」

2024年10月8日 火曜 午後5:00

米国の有力紙ニューヨーク・タイムズが、カマラ・ハリス副大統領に苦言を呈しながらも「唯一の選択肢だから」という理由で大統領選挙に推薦した。

FNNプライムオンラインより

本来は、熱烈に擁護するはずのニューヨーク・タイムズ紙ですら、かなり消極的に応援する有様である。まあ、トランプ氏だって随分と危ういのだが、カマラ・ハリス氏が僅差でリードする展開が続いている。

ハリス氏、トランプ氏を僅差でリード 最新世論調査

2024年10月9日 9:20 

米紙ニューヨーク・タイムズとシエナ大学研究所(記事&category[]=ワールドカップ&category[]=五輪”>Kamala Harris)副大統領の全米支持率は49%と、共和党候補ドナルド・トランプ(AFPより

前大統領と前副大統領の戦いなんだけど、どう転ぶかは最後まで分からない状況が続いている。

ISの指示か

11月5日の大統領選挙に向けて、色々準備しているときに逮捕されたと言うことなんだけれども、なかなか杜撰な計画だったようで、どういうわけか銃砲店で火器と弾を購入している。

発表によるとタウヘディ容疑者は7日、州西部で自動小銃2丁や弾薬500発を購入した際、連邦捜査局(FBI)に未成年の共謀者と共に逮捕された。選挙当日に開かれる大規模集会を攻撃し、殉教者として死ぬつもりだったと話している。

産経新聞より

ええと、武器の現地調達かぁ。

米大統領選当日の攻撃を計画、アフガン国籍の男性を逮捕・訴追 米捜査当局

2024/10/09

米司法省は8日、11月5日の大統領選投票日にイスラム武装勢力「イスラム国」を名乗った攻撃を計画していたとして、オクラホマ州在住のアフガニスタン国籍の男性を逮捕・訴追したと発表した。

検察によると、逮捕・訴追されたのはオクラホマ州オクラホマシティー在住でアフガニスタン国籍のナシル・アフマド・タウヘディ被告(27)。

~~略~~

同被告は外国のテロ組織へ支援や資源を提供し、それらの提供を企て、共謀した罪や、重犯罪やテロ行為に使用する銃器や弾薬を調達しようとした罪に問われている。

BBCより

BBCがもう少し詳しく伝えているね。

BBCが提携する米CBSニュースは、連邦捜査官らの宣誓供述書の内容を基に、タウヘディ被告がワシントン市内の監視カメラや、ホワイトハウスやワシントン記念塔を映すウェブカメラを探していたとされると報じた。また、同被告が銃規制の緩い州を調べていたともした。

同被告は攻撃に使用する自動小銃「AK-47」を探していたと、当局は主張している。被告と共犯者は10月7日、FBIのおとり捜査をしていた人物と会い、武器と弾薬を購入した。

購入後に2人は逮捕された。

BBCより

そして、どうやら怪しい動きをしていることを事前にFBIに補足されていて、監視対象だったみたいだね。日本ではまずこういった逮捕には至らないだろう。

日本でも選挙戦開始だが

さて、このアメリカのニュースを受けて気になるのは、日本でも選挙が行われることになった事だ。

【放送中】衆議院解散 事実上の選挙戦に 15日公示 27日投開票

2024年10月9日 19時01分

衆議院は、午後開かれた本会議で額賀衆議院議長が解散詔書を読み上げ、解散されました。各党は、来週15日公示、27日投開票の衆議院選挙に向けて事実上の選挙戦に入りました。

NHKニュースより

幸か不幸か、日本には暗殺した結果、政治に大きな影響力を与える人物は不在である。フィクサーとして動いている菅義偉氏、麻生太郎氏、そして前総理の岸田文雄氏は極めて重要な人物ではあるが、しかしいなくなったら政治が麻痺するかというと、そんなことはない。石破氏?いや、まさかかそんな。

そういう意味では、リスクは分散されているとは言えるが、しかし日本の民主主義に打撃を加える目的であれば、比較的簡単に実現できるのではないか。ちょっと大きな地方都市で有力政治家を狙って事件を起こせば、容易に選挙に打撃を与えられる可能性が高い。はっきりいって、地方都市の警察はテロの危険性を極めて軽視している。「自分の仕事じゃない」くらいの意識なのだ。

正直、安倍晋三暗殺事件に続いて岸田文雄氏爆殺未遂事件が発生したにもかかわらず、相変わらずの警備体制であるのが日本の惨状なのだが、その状況が続いている日本の政治の不作為は本当に困ったモノである。民主主義を守る気はあるのだろうか?

FBIが素晴らしい組織だとは思わないが、少なくとも日本全国を対象にテロを防止出来る動きが可能な組織は作るべきではないのか。

追記

ついでなので、アメリカ大統領選挙の近況も少し触れておく。

ハリス氏への否定的な感情、徐々に高まる 最新世論調査

2024.10.08 Tue posted at 16:45 JST

最新の調査結果によると、米国のハリス副大統領が先月下旬に行った国境視察と経済政策に関する演説はかなりの数の米国人の注目を集めた。一方でデータに現れているいくつかの傾向はハリス氏の選挙活動に対する危険信号を示している。

CNN、ジョージタウン大学、ミシガン大学の研究チーム向けにSSRSとベラサイトが9月27日から30日まで実施したこの調査は、米国人がハリス氏とトランプ前大統領について最近聞いたり、読んだり、見たりしたことを測定した。

ハリス氏について何らかのことを耳にした人の割合は、9月初旬のトランプ氏との大統領選討論会以降、毎週減少している。同じ時期に米国人がハリス氏について聞いたことを説明する際の口調はより否定的になっており、同氏の選挙活動における最低点を記録した。

CNNより

概ね予想されたことではあったが、実績のあるトランプ氏に対して、実績のまるでないカマラ・ハリス氏が論戦を進めれば進めるほど不利になる。それも、カマラ・ハリス氏が現職の副大統領だと言うことが足を引っ張っている始末だ。

トランプ氏も「嘘つき」や「話を誇張する」という風に言われる人物だが、それでも当選した時の大統領選挙では、選挙前に主張したことの大半は実現している。カマラ・ハリス氏は、副大統領として何も実績を残していないので、何か公約をすればするほどドツボに嵌まるのだ。「嘘つき」の質が違うというべきか。

とはいえ、高齢のトランプ氏、何処まで支持を広げられるかは分からない。おそらく、テロリストも他に沢山いるだろうから、それがどう作用するかも見通せない。なかなか当日までどうなるか分からない状況は続きそうである。

コメント

  1. 河太郎 より:

    ①バカなのか杜撰すぎ
    ②地方の治安警備

    ①アホちゃうか想いました。現地調達?
    今のアメリカなのだから、せめて機関部を3Dプリンタで作成したゴースドガンに、中古のパーツを入手して完成させりゃ良いのに。AKは人気あり、ゴーストガン+αはてきるはずなんですけれどねぇ。
    情弱としか思えない。ただ「そういう層」にテロ思想が浸透しとるというのは怖い。

    ② 県警レベルのSATが訓練時間や装備に、
    首都圏や大都市のSATと差があると差てきました。実際にそうらしい。
    立て籠もり事件とか、その手のやつで、撃たれた警官をなかなか救出てきなかった事案があって、SATでも県警だとバックアップが劣悪で特殊部隊な活動がしにくいとか。

    特③ SATやSWATで思い出したけど!
    湖南省の邵陽市で、同省の公安局長を特警(中国のSWAT・SAT)の優秀隊員が射殺した事件の噂が広まってますね。
    武装警察系統(解放軍出身)の特警でなく、公安(刑事警察)の特警隊員で、公安のホームページに優秀隊員として紹介される人物だったとか!
    3発の2発で公安局長を射殺し、同僚に残る一発で重傷を負わせたというので、記念式典の警備中に、とつぜん奇襲したものと思われますけれど。現場武官としては腕は悪くない気がする。どうも公安も官庁も賄賂で出世する腐敗が蔓延していて、行く末を絶望した有能隊員の復讐らしい。
    習氏の腐敗は撲滅されなかった(笑)
    この情報、木霊様も何かご存知なら、感想をお聞きしたいですね。

    • 木霊 木霊 より:

      手口はかなり杜撰なんですが、それなりに計画を練って行動しているようで。
      問題はISに共感して勝手にテロを起こそうとしているタイプの犯罪で、この手のテロリストは結構いるんじゃないかと考えられる点でしょうか。

      日本の場合、地方のSATのレベルは低いようでして。過去には、立てこもり犯にSAT隊員が撃ち殺される事件もありましたよね。殉職した隊員は愛知県警所属のSATだったと思います。

      支那の公安局長銃殺事案は……、別の記事にもしましたが情報封殺されているようで、サッパリ詳細が分かりません。
      部下に公開銃殺される世界というのは、なかなか世も末といった気がいたします。ただ、何か言及できるほどの情報が出ていないというのもあって、感想と言うほどモノはありません。

  2. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    高市さんのSPが強化されたとか、ちらっとネットで見ましたが、狙うならそこら辺でしょうね。
    地方警察がお寒い状況なのは、安倍氏の件と岸田氏の件でもうわかりきってますから、専属のSP部隊をゴリゴリに強化してですね……自営業の方達からレンジャー借りてきても良いかもしれない。

    で、河太郎氏のおっしゃる、支那の状況ですが……キナ臭くなってきたと言えるのか、たまたま表に出ただけなのか、護ったり隠したりするのが間に合わなくなってきているのか……いずれにしろ、善い方向でない事だけは間違いないですね……

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      高市氏は狙われる可能性がありますね。
      SPで警備するのも限界がありますから、広域警備が出来る組織を早急に作る必要があると思っています。

      支那の社会情勢に関する話は次の記事に書いたわけですが、情報が少なくてなかなか。見事に封殺していますね。