週末のネタとしてはどうかと思うのだけれど、韓国ネタを1つ紹介しておく。
【単独】世界1位の掘削企業「リスク相当」…石油公社、報告を受けても「非公開」
2024.10.3.19:35
政府は日本海油田開発事業を発表する際、米国企業アクトジオの分析結果を根拠に挙げましたが、アクトジオに先駆けて世界1位の石油掘削企業も石油公社の依頼を受けて分析を行い、「リスクが相当である」という結論を出した事実が明らかになりました。 それにもかかわらず、政府はこの結論自体を非公開にしたことが分かりました。
Daumより
韓国あるあるネタなので、1つ前の記事に続いてということなんだけれども。このブログでは関連ネタを前に紹介している。
ネガティブな調査報告は採用しない
夢の第7鉱区
何の話かといえば、第7鉱区である。
ええと、簡単に説明すると、過去、1970年前後で日本近海で大規模な海洋油田が見つかったという話があった。
支那が尖閣諸島辺りを付け狙う理由もこの調査報告によるものだし、韓国側の主張もおそらくはこの調査報告によるものだと推測される。
ただ、支那は積極的に海洋開発をして、ガス田などで生産をしているようなのだが…、まともに利益が出ているような感じはしない。
日本の利益に繋がらない
基本的なところを抑えたうえで、日本はJOGMEC辺りがコツコツと調査を行ってはいる。
ただ、残念なことに採算が採れるような油田、ガス田は見つかっていない。支那は一応資源開発をやって、細々と生産できるレベルにはなっている模様。
韓国は……、夢を見つつも開発もあまり積極的には出来ていなかった。
が、「第7鉱区」には夢が詰まっている。
そこで、日本に対してゴネて、過去に「共同開発をやろうよ」ということになっていた海域の、韓国側の海域で調査をするってな話になったのが、前回までの話である。
なお、この第7鉱区と呼ばれる海域の共同開発の約束は、2028年6月までの期限が切られている。だが、2025年6月までに「協定終了」を通知すればその効果が生じることになっていて、このタイミングで石破内閣というのが、痛恨のミスだと思っている。
正直、日本にとって、韓国との海洋油田共同開発は何の旨味もない。そこそこの産出量が確保できれば自国の資源が確保できるという意味では大きいが、既に調査を終えていて、その可能性はかなり薄いという風に見られている。何より、韓国と利益を分け合うメリットはない。
前のめりな韓国
というわけで、何とか利益を確保したいのが韓国で、触らないでいて欲しいと願っているのが日本という構図になっている。
ただ……、この第7鉱区開発に韓国があまりに前のめりすぎて、ちょっと引くレベルなんだよね。
そこへ来て冒頭のニュースである。
ところが、石油公社はシュルンベルジェの分析結果報告書を受け取ってからも、これまで非公開にしていましたが、国政監査を控えて国会に提出しました。
これさえも成功可能性の数値など主要な部分を削除して提出しましたが、否定的な見通しが目立ちます。
結果部分に「最もポジティブな地域にも相当なリスクが存在する」とか「当該地域に対する理解度が未熟である」と書かれているのです。
先に16年間この地域を探鉱していたウッドサイドも「事業性が低い」と撤退しています。
Daumより
記事に出てくるシュルンベルジェ(Schlumberger)社は、油田探査ではトップレベルの会社で、ここの分析結果は業界でも信用度が高いと認識されている。
韓国も過去にシュルンベルジェ社に調査を依頼して、その結果、「相当なリスクが存在する」というネガティブな評価が出ていたのに、調査を依頼した石油公社がその報告書を採用しなかった。そして、調査報告書は非公開とされたというのである。
記事にもあるように、オーストラリアのウッドサイド社はこの事業から撤退していて、シュルンベルジェ社もヤバいという調査結果があるという結論だったことが明らかに。
まあ、韓国経済がヤバいので明るい話題が欲しかったのね。
国民の一人として、東海深海ガス田事業が成功することを心から願っている。そして、この期待が「不信」にならないように、よりプロらしい石油公社の姿を見たいものだ。
Daumより
……これ、もう撤退したほうが良くないか?と韓国政府も感じてはいるんだけど、「今じゃない」という風に考えているんだろう。
コメント
こんにちは。
>「第7鉱区」には夢が詰まっている
・夢は寝て見るもの。
・夢は、見てる間が一番楽しい。
……救いはないですね……
こんにちは。
単なる時間稼ぎなんでしょうけれどね。
原油って、よく枯渇するまであと何年とか言うでないですか。あれ実は「 」つきの例えなんですよね。
石油そのものは枯渇なんかしません。別に湧いてるわけでないけれど。
枯渇が騒がれるのは、
「採掘の採算が取れる油田」の話で、採算とれない油田なら幾らでも残ってる(笑)
つまりシェールガスみたく、それらは採算が取れるような採掘技術が開発されるまでは価値0って事です。
木霊様の過去記事を拝読しましても、そもそもの埋蔵量も難ありなようなので、技術革新しても、そこへ投資するより他に……となるのが目に見えてる気がする。
こういうので空騒ぎするのが彼らのパターンで、相乗りしても破綻は目に見えてる。
今回の話は、おそらく経済的に「埋蔵原油が存在する」ってことにして置いた方が都合が良いからなのだと思いますよ。
採算がとれるかどうかは、後の政権が考えれば良いとか思っているのでしょうね。ユンユンはあと2年ほどですから。
それよりも韓国経済に暗雲が立ちこめている今、目先のにんじんが幻でも見えている方が良いのだと思います。
木霊様、皆さま、今晩は
このコメントは書かないつもりだったのですが・・・
願望、妄想と現実が異なっている場合、「現実が正しくない」という「いつものパターン」ですね。「大油田があり、少ないコストで採掘できる」を否定するような報告は「誤っている、正しくない」のです。「誤った報告」を公開するのは「正しくない」ので、なかった事にした。という事でしょう。
このような見方をすれば、韓国ネタの多くは「いつものやつね」になってしまい、面白くもなんともない。どうせなら、もう少し楽しませてほしいものです(木霊様の記事に対してではなく、韓国に対してですよ、念のため)
音楽大好き様
ああ、なるほど。「劣等民族だから」発言の
自称ジャーナリストと同じですな。
そもそも、なぜに自分たちが賛同されないのか?を考えない(笑)
考えないので、「我々の意見を採用しない大多数が低能なのだ!」という自己満足で己を慰める発想しかできない。
大油田がある。そこはまぁ良いとして。
それが現在の技術で採算性が取れるかどうかに触れるのはタブーにしてしまう。
別に彼らが劣等なのではなく、そういうファンタジーに酔いしれる方向性でしか、政体を維持できない。そこが問題と。
こうしたパターンは別に半島だけでなく、
どこの国のどの歴史にもあるのてすが、彼らの場合、現実性よりファンタジーを優先しないと政権が維持できない。
どこかで現実性に舵を切る必要があるが、
あまりに政争が激しくて、現実性に立脚する為の余裕というか安定性が無い。
まぁ、でも、あの国は李朝の時代からずうっと「そのまま」ですからねぇ。
左に右に政権が変わる度にフラフラしている間は現実性に目覚めないでせうね。
こんにちは。
韓国関連の記事は、取り上げるモノが一事が万事こういうケースばっかなのは申し訳ない。
ただ、前のコメントにも書きましたが、今回の記事は「ニンジン作り」なのだと思っていまして、流石にユンユンも「出てくるとは思っていないのでは」と。