速攻解散予定の石破内閣が発足

石破氏が党首になるという、世も末な自民党だけれど。

石破内閣が発足、戦後最速の８日後に解散へ「国民の信問うのは憲法の趣旨」…最低賃金「全国平均１５００円」目標

2024/10/01 22:28

自民党の石破茂総裁は１日午後、国会で第１０２代首相の指名を受け、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て石破内閣が発足した。首相は同日夜の記者会見で衆院を９日に解散すると表明した。

讀賣新聞より

とうとう石破内閣が発足してしまった。

解散するための組閣

なんのための解散か

フライング解散発言で随分と批判されているけれど、この人、他人には正論をぶつけるけれども、自分がやっていることは結構メチャクチャだよね。

まあ、選ばれたのだから仕方がない。文句を言ったところで、始まらないのである。

衆院選は「１５日公示―２７日投開票」の日程で実施される。新政権では、経済対策や防災体制の強化、地方創生などに注力するほか、同盟国・同志国との連携強化を目指す。

讀賣新聞より

新政権の閣僚メンバーも紹介されたのだけれど、これがまた酷い。

色々と問題のあるメンバーが顔を並べているけれども、特に酷いのが2人だと思う。どうかと思うのが6人。まあ、誰がどうという評価は避けておくが。

閣僚を選ぶなら、能力がある方にしていただきたい。

で、決めた上で解散して、選挙という流れなのだけれども……。この内閣のウチ何人が「落ちる」のやら。いや、落ちそうだからこそ、閣僚名簿にお友達感覚で名を連ねたという可能性もあるか。

なお、数少ないお友達以外は、各勢力からの借り物である。だからこそ、閣内で主張が異なる人材が混在になっているわけで。

そもそも、5回も総裁選挙出ていて、自分が当選するビジョンはなかったのかよ。当選してからバタバタして、発言もブレるわ、手のひらもクルクルするわ。

国民の信を問う

その上、なかなかふざけた話であるが、こういった組閣をしておいて解散をするという。

戦後最短となる首相就任８日後の衆院解散については、「新しい内閣が発足した。新内閣について国民の信を問うということは憲法の趣旨だ」と述べた。

讀賣新聞「石破内閣が発足、戦後最速の８日後に解散へ」より

いやいや、そんなアホな話があるか。

これが通るなら、新内閣が発足したら必ず解散しなければならないような話になるじゃないか。憲法のどの条文にそんなことが書いてあるんですかね？

そして、選挙が終わって同じメンバーで内閣の仕事ををやっていくかというと、おそらくそうはならなくて、一部のメンバーの入れ替えの可能性は高そうだ。

そもそも、この内閣がイイかどうかは仕事を見ないとわからないのだが、発足して8日で解散して何が出来るというのか。

１日に召集された臨時国会では、４日に首相の所信表明演説が行われる。自民党は７～８日に各党との代表質問、９日に党首討論を行う日程を野党に提案している。その後、首相は１０～１１日の日程で、ラオスでの東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連首脳会議に出席し、首脳外交デビューする予定だ。

讀賣新聞「石破内閣が発足、戦後最速の８日後に解散へ」より

ああ、一応はＡＳＥＡＮ関連首脳会議には出席するのか。何処に出しても恥ずかしい感じの首相だが、無事、務められるかはかなり不安だ。

インドのジャイシャンカル外相、石破首相の「アジア版NATO」創設を支持せず

2024/10/2 11:32

米国を訪問したインドのジャイシャンカル外相は1日、米カーネギー国際平和財団での対談行事で、石破茂首相が掲げる「アジア版NATO（北大西洋条約機構）」の創設について、「われわれはそのような戦略的な構造は考えていない」と述べ、支持しない考えを表明した。

産経新聞より

なお、外交のキモであったアジア版NATOはさっそくインドから否定されている。

石破茂に近い議員「今までいいいことにばかり言ってきた分、これからが大変だ。過去の自分との闘いになるだろう」 pic.twitter.com/hSZ5KL0kxW

— Mi2 (@mi2_yes) October 2, 2024

これからは自分との戦いになるんだろうね。

追記

あまり言及したくはなかったんだけど、どうなのよこれ。

地位協定改定「同盟を強化」　最低賃金、２０年代に１５００円―石破首相

2024年10月01日23時23分配信

石破茂首相は１日夜の記者会見で、持論である日米地位協定改定について「同盟強化につながる」と意義を強調し、実現に意欲を示した。最低賃金に関し、２０２０年代に全国平均１５００円への引き上げを目指す考えを明らかにした。

時事通信より

もう、「リップサービスしておけば支持率あがんじゃね？」という、スケベ根性が見え見えで恥ずかしいというか、何考えているんだコイツというか。

石破氏の地位協定改定のネタは、確かにアリだとは思うんだけど、それを実現するために何が必要なのか？について、多分一切考えていない、この人。そういう意味では立憲民主党とかと相性が良いと思う。「こんなこといいな、できたらいいな♪」の世界なんだよね、ハッキリ言って。

アメリカと対等な立場に持ち込むには、先ずは憲法改正が必要だし、自衛隊が軍隊として機能するために、刑法の例外というか、軍法を作る必要があるというか。

そもそも軍事上の任務というのは、法律が想定している日常ではなく、非日常の世界なので、民法や刑法で裁いてはいけないのだ。具体的に言うと、敵兵が日本に上陸作戦を敢行してきた時に、軍事的な常識で言えば上陸を許してはいけないということになる。だけど、現行法で上陸作戦を展開している敵兵に発砲すると、殺人罪とか業務上過失致死とかそんなアホな罪状が問われることになる。それを裁判所で処理するんですか？という話なのだ。そもそも荒唐無稽な存在にしてしまっているのだ、日本の法律が、自衛隊を。

最低賃金に関しては、まあ言わずもがなのだが。

追記２

ええと、本文中では言葉を濁したのだが、本内閣でヤバイと思っている人材について、解説しておきたい。

• 石破茂（首相）：通称ゲル。F2戦闘機の生産ラインを閉じた実績を許すことは出来ない。麻生政権時代には、農林水産相として内閣にありながら退陣要求を突きつけたことも許せない。拉致議連の会長を務めたにもかかわらず、拉致被害者の会合に一度も出たことがないことも許せない。性格は温厚ではあるが枝葉末節に拘り、大局を判断できないタイプのオタク気質のある人物。本人は軍事オタクを自認しているが、兵器が好きなだけで軍事・軍略に明るいわけではない。経済音痴で、決断できない男だとの評価が高く、「ねばならない」という語尾を多用することからネバネバ構文の使い手だとされている。
• 村上誠一郎（総務相）：「国賊」発言で有名になったが、政治家としての実績はない。「国賊発言」とは、安倍晋三が暗殺された後に「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊して、旧統一教会に選挙まで手伝わせた。私から言わせれば国賊だ」と記者団の質問に応えた人物、この件について「党員としての品位をけがす行為に当たる」として1年間の党役職停止処分を喰らっている事案。それ以外にもあるが、言及するのも汚らわしい。
• 岩屋毅（外相）：防衛大臣を務めていた時代、韓国海軍レーダー照射事件が発生した。この件で、韓国の言い分を鵜呑みにして早急に話を終息させようとして、韓国との協議を打ち切る判断をした人物である。以降、防衛大臣経験者の会合に出席しては、おかしな発言を繰り返す防衛音痴な面が目立つ人物。親韓議員としても有名。選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟に加盟している。
• 牧原秀樹（法相）：初入閣した若手ではあるが、コイツに法務大臣をやらせるのはなんの冗談なのか？と思わせるような発言を繰り返す人物。

取り敢えずはこの4人はかなり不味い。自民党の議員にしておいていいのか？という感じですな。

追記３

だらし内閣の噂が広まっている。

【物議】「腹ぼよーん」「だらし内閣」トレンド入り　石破内閣に“批判”… SNSは「これが“正解”」の声も？

10/4(金) 6:05配信

2024年10月1日に発足した石破茂新内閣について、記念撮影写真が「ひどい」「だらしない」とSNSで話題になりました。閣僚らの姿から、X（旧ツイッター）では「腹ぼよーん」や「だらし内閣」といったワードがトレンド入り。しかし一方で「このスタイルこそ“正解”」と評する声も見られました。

Yahooニュースより

ええと、一応問題の記念撮影写真を引用しておこう。

この写真は公式の首相官邸にアップされた写真なんだけれども、この写真だと次のような辛辣なコメントはちょっと理解しがたい。

同月3日昼にはデイリースポーツが「石破内閣の集合写真に酷評の嵐『口ぽかーん、腹ぼよーん、裾だらーん』よれよれモーニング　お腹から地肌説も」とのタイトルでネット記事を配信したことで、「腹ぼよーん」や「だらし内閣」がトレンドワード入り。Xユーザーからは「他人からどう見えるかを気にしない、注意してくれる人間もいない。そんな人物が総理大臣で大丈夫なのか？」といった辛らつな意見も挙がりました。

Yahooニュースより

外見は大切だよね。

なお、初期に紹介された写真がこちら。見比べると分かるけど、こちらの写真はヤバイ。カメラマン失格だよ？

恐らくは、カメラマンに随分と慌てさせたのだろうけれど、それにしたって酷い。

これ、拡大した写真なのだけれども、こんな感じで後列の閣僚の顔に影が出てきてしまっている。ライトのセッティングが不味かったということだとは思うんだけど、こちらは閣僚に問題があるのではなく、カメラマン側の問題だ。

なお、上の方の写真では修正されているが、この手の明度の修正はフォトショップなどを使えば簡単に修正できる。問題の「だらし内閣」部分はこちら。

石破氏		中谷氏

モーニングの前とズボンの様子について、ちょっとだらしない部分が出てしまったようだ。石破氏も中谷氏も閣僚経験あるんだから、慌てて作った訳でもないだろうに。両者ともお腹が出ているタイプの体型なのでこうしたトラブルも分かるんだけど、丈があっていないのは多分サスペンダーを使っていないからだね。

カメラマンも注意してあげようよ……。

多分、予定が押していたので、慌てて撮影したら結構酷い写真になってしまったということだろう。

なお、顔の影と同様にお腹部分は修正されている。フォトショップ大活躍である。ただ、ズボンまでやるのはちょっとやり過ぎなので、そのままなんだろうね。

ただ……。

斜め上を見ているコイツはどうにもならななかった模様。失礼とかそういうレベルではない。小学校の集合写真でもこういう奴いたと思うけど、流石に、カメラを見ようぜ……。