【いつものヤツ】文在寅氏の逮捕フラグ立つ

なんというか、いつものパターンである。

「ダヘに送金して」　金正淑夫人、友人に5000万ウォン渡して送金を依頼【独自】　文在寅一家の不正疑惑

記事入力 : 2024/09/02 15:05

文在寅前大統領の元娘婿の「タイ・イースタージェット特別採用疑惑」を捜査している韓国検察が、文・前大統領の娘ダヘ氏の自宅やオフィス、別荘を家宅捜索し、全方位捜査に入った。

朝鮮日報より

韓国大統領が逮捕されるパターンは、いつものことなので驚く程のことではない。でも、時間がかかったね。

秒読み段階か

歴代韓国大統領の数奇な運命

過去に、韓国大統領の数奇な運命についてはリスト化した気がするんだけど、見当たらないので仕方があるまい。

• 初代（1～3期）：李承晩　1948年～1956年　在任中に亡命し、亡命先のハワイで客死。
• 2代（4期）：尹潽善　1960年～1961年　任期満了前に辞任、懲役5年の実刑判決を受け、死後の2013年に無罪に。
• 3代（5～9期）：朴正煕　1963年～1979年　在任中に射殺される。
• 4代（10期）：崔圭夏　1979年～1980年　任期満了前に辞任。国会侮辱罪等で刑事告訴されるも、起訴猶予処分に。
• 5代（11～12期）：全斗煥　1980年～1988年　退任後、不正蓄財と光州事件に代表される民主化運動弾圧の罪で逮捕・投獄される。1997年に特赦される。後に、名誉毀損罪で在宅起訴されるも、病気を理由に拘束されず、2021年に自宅で死去。
• 6代（13期）：盧泰愚　1988年～1993年　退任後、不正資金などの理由で起訴され有罪に。懲役17年、追徴金2688億ウォンが宣告される。1997年に特赦される。
• 7代（14期）：金泳三　1993年～1998年　次男の金賢哲が斡旋収賄容疑などで拘束される。1999年に特赦。
• 8代（15期）：金大中　1998年～2003年　3人の息子が不正蓄財で拘束される。2005年に特赦。金大中自身は大統領就任前に光州事件関連で死刑判決を受けている。
• 9代（16期）：盧武鉉　2003年～2008年　弾劾裁判により職務停止も、後に弾劾訴追は棄却。辞任後に不正資金疑惑により捜査対象になり、捜査中に自宅で自殺。
• 10代（17期）：李明博　2008年～2013年　退任後、収賄疑惑などで訴追、有罪となり懲役17年、罰金130億ウォンが言い渡され収監される。2022年に特別赦免。
• 11代（18期）：朴槿恵　2013年～2016年　弾劾裁判により職務停止し失職、良く分からない罪で懲役20年、罰金180億ウォンの有罪判決を受け、追加で受けた公職選挙法違反の罪で更に懲役2年が加えられ、収監される。2021年に特別赦免される。
• 12代（19期）：文在寅　2017年～2022年　New！
• 13代（20期）：尹錫悦　2022年～

何というか、酷いね？

贈収賄の疑い

で、ムン君も例に漏れず、罪に問われる展開になっている。

1日の本紙の取材を総合すると、全州地検刑事3部（韓演奎部長検事）は先月30日、ソウル市鍾路区付岩洞のダヘ氏の自宅と、ダヘ氏が経営しているソウル市西大門区の展示企画会社、済州島の別荘の計3カ所を家宅捜索した。

朝鮮日報「金正淑夫人、友人に5000万ウォン渡して送金を依頼」より

既に家宅捜索を受けているのだけれど、どうやらムン君自身が罪に問われるのは避けられない模様。

済州・翰林邑にある別荘は、2022年7月にダヘ氏が、文・前大統領の「メンター」である宋基寅神父から3億8000万ウォン（現在のレートで約4150万円。以下同じ）で購入したものだ。

この日の家宅捜索の令状には、文・前大統領が「賄賂収受（収賄）等の被疑者」として記載されていたと伝えられている。また賄賂の金額として、李相稷元民主党議員が実質的オーナーだったタイの航空会社「タイ・イースタージェット」に、娘婿が2018年7月から20年4月まで役員として在籍していた間に受け取った給与と滞在費など、およそ2億2300万ウォン（約2440万円）が特定されたという。法曹界からは「文・前大統領の出頭・事情聴取は避けられないとみられる」という反応が出た。

朝鮮日報「金正淑夫人、友人に5000万ウォン渡して送金を依頼」より

今のところは疑惑の段階ではあるのだけれど、家宅捜索に入った以上は、それなりの証拠が抑えられているという意味である。

少なくとも起訴は避けられないだろうと思われる。記事では「出頭・事情聴取は避けられない」としているけれども、その結果、「無罪でした」とはならないだろう。

収賄が適用されるかはこれから

少なくともお金の流れがある事は事実で、それが収賄に当たるかどうかが、今後の焦点となりそうだ。

韓国検察は、文・前大統領夫妻がダヘ氏一家の生活費を出していたが、娘婿が就職した後は生活費を出さなくなったことを把握している。このため、李・元議員が出した娘婿の給与などを「賄賂」とみているのだ。検察のある関係者は「直接の賄賂の容疑または不正を仕向けた後の収賄（事後収賄）の容疑の適用が可能とみられる」と語った。

朝鮮日報「金正淑夫人、友人に5000万ウォン渡して送金を依頼」より

こちらの件は、どうなるのかは良く分からないが……。

ダヘ氏に渡った釈然としない「まとまった額のカネ」はほかにもある。韓国検察は、文・前大統領の著書『文在寅の運命』を出した出版社の一つがダヘ氏に2億5000万ウォン（約2730万円）送金した端緒をつかみ、出版社の関係者を調べているという。この出版社の関係者は、検察に「（ダヘ氏が）デザイン編集などに参加したので2億ウォン（約2190万円）を支払い、残り5000万ウォンは貸してやった」という趣旨の供述を行ったと伝えられている。この出版社が、文・前大統領に支払うべきカネを代わりに娘に渡したのではないか、という疑惑もある。同書を出した出版社の関係者は、本紙の取材に対し「印税などは全て文・前大統領に入金し、ダヘ氏にお金を送ったことはない」と語った。

朝鮮日報「金正淑夫人、友人に5000万ウォン渡して送金を依頼」より

送金しているケースは幾つもあるようなので、どれかは「正当でない金」ということになるだろうと思われる。

ただ、ムン君はこちらの記事にも言及したが、本人の職務中にもおかしなことをやっている可能性があるので、収賄だけが問題ではないだろう。

前韓国大統領は、西海公務員射殺を把握しながら生存を偽装

これねぇ。「文政権、西海公務員射殺を把握しながら…生存しているように捜索」（１）2023.12.08 09:11３８時間漂流した韓国の国民が北朝鮮海域で発見されたが、北朝鮮に救助された後に報告すれば済むと考えて早く退勤した。そして北朝鮮には...

www.kodama-yomoyama.com

2023.12.10

こちらでは、韓国海洋水産部職員の失踪・殺害事件（2020年9月）にも関わっている可能性が高いとのこと。

この件は、何の罪に問われるのかは不明だが、ムン君は結構不味い立場には立たされそうだ。

ムン君のやった政策は、どれもコレもヤバイ結果を迎えているものが結構あるのだが、そうそう罪に問えるような話にはならない。ならないんだけど、あれは不味いよねぇ。

まあ、話としては「いつもの通り」なので、特にニュースバリューはないと思うが。