ハンギョレが、なにか感傷的な記事を書いていて、ちょっと面白かった。
習近平主席はなぜ「韓国は中国の一部だった」と言ったのだろうか
登録:2024-08-29 06:12 修正:2024-08-29 10:56
「中国の習近平国家主席は中国と韓国の歴史について話した。北朝鮮でなく韓国だ。数千年の歴史と多くの戦争を語った。(…)韓国は歴史的には中国の一部だったと言った」
米国のドナルド・トランプ前大統領が2017年4月、米国フロリダ州マー・ア・ラゴ・リゾートの別荘で、中国の習近平国家主席と首脳会談を行った後のインタビューで明らかにした内容だ。習近平主席は本当にそのような話をしたのか、その時はあまり信じられなかった。トランプ前大統領の「たわごと」だと感じた。
ハンギョレより
どうしたんだ?ハンギョレは。習近平氏に事実を言われて動揺してしまったのだろうか?
支那の属国であった時代が長かった朝鮮半島
「化外の地」の扱い
今さら説明するまでもない話だが、朝鮮半島は支那にとっては化外の地であり、属国であった。
注目すべき点は、19世紀末の清は、日本が琉球(沖縄)を併合したりベトナムをフランスが植民地化することに対しては積極的に対応しなかったが、朝鮮に対しては最後まで執着したことだ。
ハンギョレより
しれっと嘘を混ぜられると困るのだが、琉球処分(1872年)をフランスの植民地化と同列に語られても「違う」としか。
確かに琉球王国という独立した政治組織があったのは事実だが、歴史的経緯を見ると「国」というより所属地が明確ではない「地域」であったと言うべきだろうと思う。
琉球処分は明治政府が「確認」しただけで、1609年に島津氏による琉球侵攻の結果、事実上の保護地域になっていた。琉球は江戸幕府にとっても日本の一部であったのだ。琉球王国自身がどう考えていたかとは別にして、勢力図的には日本所属の土地であった。支那は「化外の地」の扱いだったし、それについて反対することもなかった。
そもそも「琉球国」或いは「琉球王国」という言葉は、琉球自身の作った外交文書の中には見られるものの、沖縄島民にとって或いは琉球王族にとって「琉球王国」という国家が存在したという認識があったかどうかは怪しいようだ。
だからこそ、支那は「気にも留めなかった」のである。台湾の扱いも同様だったしね。
同じ「化外の地」だったのに
では、韓国は?というと、そうではなかった。
「明・清期に中国王朝が北京を首都にしてからは、朝鮮半島が中国の安全保障に直結することになった。朝鮮半島に敵対的な勢力が入れば、満州(現在の東北3省)が脅威にさらされ、これはただちに首都北京を脅かし、帝国の没落につながった」ということだ。
ハンギョレより
実は、支那を支配した勢力によって朝鮮半島は何度も侵略を受けている。地政学的には、支那の朝敵が逃げ込むような土地柄でもある。
女真族や高麗、元、遡って高句麗などなど、朝鮮半島を侵略した勢力は様々だ。そして、朝鮮半島に逃げ込んだ勢力は侵略した側の抵抗勢力だったケースも多々あって、放置するのは危険だったということなのだろう。
この辺りの分析はハンギョレも同じことを言っている。そして、この考えは正しいと思う。
ただ、歴史的経緯よりも、居丈高に出た支那に対して頭を垂れる傾向が強い国に対して更に強硬な姿勢に出るのが支那のやり方なので、卑屈になる韓国は狙い目なんじゃないかな。
経済的な依存度が高いから、何かあったら直ぐ窮地に陥るんだ。「支那がくしゃみをしたら韓国が風邪をひく」とは良く言ったもので。
つまり、歴史的経緯がどうとかではなくって、現代の政府がやらかしてきたことのツケを支払わされているということなんだよ。
情報流出
情報司令部からの流出
さて、冒頭のハンギョレの記事に突っ込みを入れる気になったのは、こちらの社説を見かけたからである。
韓国情報司令部から中国に機密流出、2018年の機務司令部解体後から本格化【8月28日付社説】
記事入力 : 2024/08/29 14:35
対北朝鮮情報機関の韓国軍情報司令部所属の軍務員が2017年に中国の情報要員とみられる人物から現金を受け取り、韓国軍情報担当者の個人情報などを提供していた。韓国軍検察が27日に明らかにした。
朝鮮日報より
……。

スパイ事件だな。
この韓国情報司令部って、結構曰く付きの組織なんだよね。基本的には防諜を担当している組織なのだけれど、朴正煕政権下では暗殺に関わっていた国情院の動きを阻止できなかったし、韓国情報司令部の前進組織だった陸軍保安司令部のトップが共犯の嫌疑をかけられた。その後、軍政に参加し、国民の弾圧に携わるなど評判が悪かったが、最近もセウォル号事件の際に、世論沈静化のために遺族か監視していた疑いが出るなど、まあ、色々やらかしているんだな。
で、2022年にはこんなニュースがあった。
韓国軍情報部隊の名称 また変更検討=文前政権の痕跡消去?
2022.07.13 15:09
2018年に韓国軍の情報部隊、国軍機務司令部を解体して創設された「軍事安保支援司令部」が名称変更を検討していることが13日、分かった。
軍関係者は「名称に『支援』という単語が使われているため、機関の性格と任務ついて間違った印象を与えかねないとの指摘を受け入れ、名称変更を検討している」と説明した。
聯合ニュースより
うんうん、間違っていないよ?間違いなく敵を支援しているから。誤解じゃないんだ。
実はこの組織、過去にもやらかしていたという報道があった。
韓国軍情報司令部の元職員2人 日本・中国に機密漏洩で起訴
2018.06.15 20:34
韓国のソウル中央地検は15日、軍の機密を日本などの情報員に売り渡したとして軍事機密保護法違反などの罪で情報司令部の元職員2人を起訴した。
検察に寄ると被告らは2013年から最近にかけて、パソコンの画面を携帯電話で撮影して確保した軍事機密を日本などの公館の情報部員に売り渡した疑いが持たれている。
聯合ニュースより
ただ、こちらの2018年のニュースでは、何と日本に情報を売ったという理由で逮捕者が出たという話であった。マジで?
日本も情報収集だけは頑張ってやっているという噂はあるが、こう言うニュースも……、あ、いや、これムン君(第19代大統領2017年5月10日~2022年5月9日)の仕業か。
ムン君の仕事の後始末
ということで、実は、韓国情報司令部からの情報流出の話は、ムン君の仕事の後片付けという側面が強いように思われる。
この軍務員は中国の空港で逮捕され、家族に危害を加えるなどと脅迫を受けていたという。しかし部隊には報告せず、中国に何度も行き来しながら情報を提供していた。また中国側に40回にわたり4億ウォン(約4300万円)を要求したが、実際に受け取ったのは約1億6000万ウォン(約1700万円)だった。金と引き換えにより多くの情報提供を自ら持ちかけていたという。一般的に機密情報を取り扱う担当者は他国に身分が知られれば命が危うくなり、また十数年かけて構築してきたネットワークも一瞬で崩壊する。しかしこの軍務員は機密情報を扱う立場にありながら、同僚の命を金で売り渡し、国の情報網を根本から揺るがす反逆行為を7年にわたり続けてきたのだ。
聯合ニュース「韓国軍情報司令部の元職員2人」より
もちろん、ムン君本人と直接的に関係があったとは思わない。しかし、この容疑者は随分と勤勉なスパイであったようで。
易く、いや、安く仕事を受けて仕事を続けていたようだが、チェックがルーズだったからこそ「続けられた」ということみたいだね。こう言う輩が跋扈していたのが前政権であったと言うことも出来る。
情報司令部は機密を取り扱うため、本人の担当以外の情報には最初からアクセスが制限されている。これは常識のはずだが、この軍務員は他部署の機密文書も「貸出」という形で簡単にその内容を知ることができた。
~~略~~
流出した軍事機密の多くは北朝鮮に渡った可能性が高い。韓国軍検察は「問題の軍務員が接触した中国要員は実際は北朝鮮スパイだった可能性も考えられる」「北朝鮮の情報機関と連携していたと推測できる状況もある」などと説明した。
聯合ニュース「韓国軍情報司令部の元職員2人」より
……支那の情報部隊と関わっていたにもかかわらず、軍事機密は北朝鮮へ?意味が良く分からないな。
ただ、情報の取り扱いがルーズだったことが問題だったようだね。
このことを憂慮したユンユンが、時間をかけて色々と建て直しを図っているというのが実情なのだと思うのだけれど、本件はその一環であると理解すると分かりやすいと思う。
この情報司令部軍務員が本格的に情報を持ち出し始めたのは2018年からだった。この年に当時の文在寅政権は、韓国軍のスパイ対策やセキュリティーの監視を行う韓国軍機務司令部を解体し、さらに国家情報院から対共捜査権も取り上げた。昨年全国民主労働組合総連盟の現職幹部や元幹部らがスパイ容疑などで拘束されたが、彼らが北朝鮮工作員に取り込まれた時期もほとんどが文在寅前政権の時だった。これは決して偶然ではない。
聯合ニュース「韓国軍情報司令部の元職員2人」より
情報が抜かれ放題だった時代があったということでもあるんだけど、今後、コレが改められるかというと、微妙だ。ユンユンにも余り時間が残されていないし、どちらかというと経済の建て直しの方が先決だからだ。
経済依存は深刻
正直、国政をスムーズに回していくためには、経済を優先しなければならないのが現実である。
衣食足りて礼節を知るという言葉があるが、貧すれば鈍する。喰えない人々は政府に不満を持つものである。
輸出不振に直面し、政府が打開策を模索(韓国)
2023年2月20日
韓国の輸出が不振に陥っている。
確かに、2022年通年の輸出でこそ、前年を上回る実績だった。具体的には、前年比6.1%増の6,837億ドルを記録した。しかし、月を追うごとに勢いが衰えているのだ。
JETROより
これは去年の記事ではあるが、今も状況は改善していない。

それでも、半導体だけは去年に比べて少し息を吹き返したという噂を聞くが、他は厳しいままなのだとか。
韓国の貿易は転換点、対中・対米輸出は拮抗へ、対中貿易収支は赤字に
2024年2月20日
近年、韓国の輸出構造に大きな変化がみられる。従来、輸出の牽引役は対中輸出だったが、最近は対米輸出がその役割を担いつつある。半面、輸入には大きな変化は見られず、高い対中輸入依存度が経済安全保障上、課題となっている。
~~略~~
対中輸出が停滞する一方で、対中輸入は増加傾向が続いている。特に、足元の2020年以降、対中輸入が急増している。2023年は前年比減となったが、それでも2020年に比べて340億ドル、輸入が増えている。品目別にみると、この間、対中輸入が特に増加したのは「精密化学原料」と「乾電池・蓄電池」で、この2品目で対中輸入増加分の5割弱を占めている(表3参照)。
JETROより
その理由は、支那に対する輸入依存度が高いままなのに、輸出依存度が低下、つまり買って貰えなくなっているのである。
この辺りはアメリカの事情にも大きく影響されている部分はあるが、購入先は容易に変えられない。まあ、日本もそういう側面はあるけれども。
唯一の半導体産業も
韓国が深刻なのは、既に知られているように、半導体産業以外がかなりヤバイ状況であるのに、半導体産業も支那にやられそうになっているという事実だ。
米中対立の狭間に立つ韓国半導体産業の現状と戦略
2024年1月11日
世界の半導体市場は2015年以降、増加傾向にある。2022年半ばごろに需要にブレーキがかかっていたものの、2023年後半からは緩やかな業績回復が見られ、世界の主要半導体メーカーは先端半導体の製造工場の新増設のための設備投資を行っている。
~~略~~
このように世界半導体市場で多大な影響力を持つ韓国半導体企業は、輸出の対中国依存、米国の対中国輸出管理による中国での生産の制約といった問題を抱えている。
~~略~~
産業通商資源部は、2022年7月に「半導体超強大国達成戦略」を発表した。半導体産業は、尹政権の経済政策の基本方針を示した「新政権の経済政策方向」で、国家戦略産業として成長を支援するとされている(2022年8月1日付ビジネス短信参照)。同戦略は、「強固な経営基盤を持った企業と優秀な人材が牽引する半導体超強大国の実現」をビジョンとし、以下の4つの取り組みを掲げた。(1)半導体企業への支援のため5年間で340兆ウォン以上の投資を行う、(2)官民一体となって10年間で15万人以上の半導体専門人材を育成する、(3)システム半導体の先端技術の開発を行い、技術競争力を高め、2030年までに世界システム半導体市場シェアの10%を担う、(4)素材、部品、製造装置の強固な基盤を構築し、2030年までに国内調達比率を50%にする。
JETROより
一応、ユンユンは国内調達比率を高めようと努力はしているのだが、こういう目標を達成したためしがない国なので、厳しいんじゃないかな。
そして、このように産業も握られている状況であることが、韓国の弱味でもある。ムン君が政権を取っていた時代には、一歩間違えれば支那に飲み込まれるところまで来ていた、という状況だったという意味でもある。
今もその後遺症に苦しんではいるので、心が折れれば直ぐにでも支那側に転ぶ可能性は高そうだ。
次の大統領は、その選択をしそうなのだけれど。支那側が欲しいと思うかどうかはまた別の話である。支那経済も結構大変な状況だからね。構っていられない、というのが習近平氏の本音に違いない。
コメント
えっ、半島ってシナの属州じゃなかったの? てっきり租借地でキムチ国が借りてるのかと想うてましたよ(*´σー`)エヘヘ
支那は当然、韓国が欲しいでしょう。
なぜなら、米国のアジア戦略の輪の中で一番弱いところなので楔を打ち込むことができるから。
更に言うならば、支那の経済が傾いているからこそ遠慮なく搾取出来る都合の良い国だからです。
「欲しい」の意味が、支配下に置くなら、「そうだ」と思いますが、実際に侵略してやるみたいな展開はないかなーと思っています。
搾取できる相手ですか。案外、ロシアみたいな先端技術を持っている国であれば、歓待してくれるかもしれません。でも、韓国ですからねぇ。アメリカ軍のブラックボックス持参ならワンチャン?
半島の統治は罰ゲームだと思うけど。
中共が火中の栗を拾うのなら、のし付けてさよならしたい。
北米市場から、ヒュンダイとサムスンを締め出せるならトランプも大喜びするだろう。
皆んながしあわせになれる。
そうですよねぇ。
少なくとも日本が朝鮮半島統治などと言い始めたら、命がけで全力で阻止する程度にはヤバいですね。
沖縄の所属について一つ。
先ず過酷な統治が薩摩藩になされたのは事実ですが、琉球王朝もかわらないすよ。
与那国島には老いた者が口減らしに投身した崖あるけれど、これは薩摩藩や明治政府に対するものでなく、本島の琉球王朝に対するものでした。
琉球王朝は人頭税であり、これは赤子や老人も納税者カウントされるので口減らしが必要だったのですよ。薩摩藩の税は琉球王朝のそれを踏襲して始まったもので、それ以前の琉球王朝が諸島の島民たちに優しい王家と統治であった訳ては全然ない!!
ここを指摘すると左翼はやたらキレるんたよなぁ。沖縄の大学の出版部が出している本に書いてある事なのだけどねぇ……
んで木霊様の「流域」説は正しくて、
もともと北の北方領土から東シベリアとかと同じで、沖縄から台湾海域も、国家に規制されす住民が行き来して、貿易や海賊をしていた地域なんですよ。
だから日中混血の海賊王の鄭成功とかが、
「シナ人倭寇」やキムチ倭寇と共に、日本の落ち武者を率いて暴れたりする。
意外と知られてないけど、日本人の戦争捕虜を奴隷で輸出するのはよくある話で。
武士の奴隷は戦闘奴隷として高額だった。
自由を解放条件にすると戦働きが凄い。
功績で傭兵隊長になり、ポルトガル砦を落とした記録がオランダ文献に残ってる。
(兄貴がドイツ留学時に公立図書館の古文書で確認)
まぁ、そういう訳で南北問わず、辺境地域というのは、多民族の流動性が高く、国家の法治による統制より、なんとなく地域で優勢な勢力が実効支配するのが大半なのすね。国家としても「お墨付き」を与えて丸投げする方が楽だし。シベリアとコサックもそうでせう?
全ての国家と領域が、きちんと国境線で区切られて、国家として統治されているというのは、戦後の日本人の発想の弱さすね。
「流域」「地域」としてしか測れない地域が有ることは、雄飛していた戦前のにほんしなら容易に理解てきる話なのですが。
詳しいお話をありがとうございます。
琉球王朝の統治って結構酷かったというのは、文献にも確認できる事実なんですよね。
とはいえ、薩摩藩のやったことが養護できるというわけでもないんですが。
何でもかんでも現代の尺度で測ってはいけないというのは、歴史を学ぶうえで注意しなければならないことなんですが、結構、SNSで騒いでいる方々を含めて、そういうことを忘れがちなんですよね。
あと半島がシナ人のものなのは事実すね。
檀君神話とかは考古学的にも、歴史学的文献資料にもない「妄想」すから。
ムー大陸とか月面ナチスUFO基地と同レベルの妄想てないすか(笑)
歴史学的かつ考古学的に立証されてるのは
衛満の王朝で、これは粛正を逃れた漢の初代皇帝劉邦の将軍ですな。一族と家来を率いて半島に亡命、入植した。
それ以外はまぁほぼ、北方民族の王朝で、
これは中国史の方に入る民族だし。
そもそも魏志倭人伝に出てくる楽浪郡あるでないですか。ようはあそこしか外交機関として利用できる役所がなかった訳で。
それは古代韓国が他国との外交をシナ王朝の地方行政府に丸投げしていた事なる。
当然、何事かあると、楽浪郡は中央つまりシナ政府に「お伺い」を立てて、それを元に楽浪郡が外交判断を下す。
つまり半島にはシナ政権の延長としての存在しか無かった事になります。
先ず、そこを認めて謙虚にならん限り、この民族に未来は無かろうなぁ。でも隷属して、自分より下の者を差別てきれば満足なのか……????????
私は日本のラノベを縦読みスマホマンガに変える韓国マンガ家たちを高く評価しているので、彼らが真実に目を開き、ウソの矜持を捨てて歩む事を願っています。
韓国の歴史はヒストリーではなくて、ファンタジーだとはよく言われますよね。
とはいえ、何処の国にもそういった話はあるわけで、そこは認めないと、と思っております。
実のところ、弥生時代編の最終稿、ボツにしてしまいましたが、記紀に関して触れているのですけれども、これがなかなか難しくて。
アレも結局のところ、皇統の正当性を示すための「道具」であったために、ある程度の創作が入ってしまったのは否定できない事実でありまして、外国の書籍との齟齬など併せて考えると、聖徳太子だとか推古天皇、継体天皇などもやや怪しい部分はあるんですよね。
そこは「神話」に近い話か、「歴史」に近い話かの切り分けの難しいところでもあります。まあ、漢籍などが全て正しいとするのもまた、危険なんですが。
そこも含めて味わうのが歴史なんですけれどね。
そうですね。
先ず歴史学とは人文(ヒューマニズム)であって、科学(サイエンス)ではない事を認めるべきです日本の学会は。「人文科学」というのは「日本だけの用語」で人文とサイエンスは国際的に別物です。
故に木霊様の仰るように、「それぞれの国々における歴史観」が全てであり、どの国も「自国中心に観た歴史観」が歴史です。歴史のラテン語はヒストリエであり、ヒストリエは「物語」の意味も持つ。
あまりに戦後民主主義下の「我が国の国史」が「自虐」すぎる。
また不明な部分を全て神話のせいにして切り捨て、そこを考古学で埋めてきたのが戦後の国史です。だが、考古学は物証であり、いわば警察の鑑識課。
それだけでは足らない!!
明治天皇の夜叉孫にあたる作家さんが、5年の歳月をかけて、五回も検定に落ちながら、とうとう「国史」なる中学教科書を認定突破しました!
文部科学省という日本の官庁が正式に認めたものなのに、日教組などは各自治体の教育委員会に圧力をかけて排除しようとしてます!
理由は正当性に欠けると言うのですが、じゃ、日本政府の公式官庁の認めたものが正当性が無いと言うのか??
非常に腹立たしい!
なお中学歴史教科書「国史」は、併記して神話も取り扱いしてます!
歴史が全て自国史観によるものてある以上、これが最善でなくとも次善な歴史教科書と思います。
脱線ついでに聖徳太子。
江戸時代まで「武神」だったのは御存知ですか?
え、「和を持って…」なのに?
豊國の本朝武将絵巻たったかな、
武将列伝の中には、弓で蘇我馬子を射殺する厩戸皇子が描かれてます。信長も聖徳太子を祀る神社だかに多額の寄進してるし。
鎌倉界隈に聖徳太子を祀るてる寺社が幾つかあるのは、源頼朝から
徳川家康まで、聖徳太子が黒駒に乗り蘇我を倒した武将として崇められていたからなんですね。
聖徳太子が「文治」「平和」のシンボルとなったのは、戦後の事か、戦前かは?ですが、
少なくとも中世から武家政権の時代に、武力で国を改め、外国からの不当要求を武力を背景にはねのけた「武神」とされたのは事実。
このように「物語」とは「流行」であり、その時代によって変わるという一例ですねぇ。
「武神」ですか。それは興味深い。
以前、ココのサイトの記事を読んで、「ああ、コレだと宗教戦争だね」と感じ、これに関して色々調べた時期がありました。
http://www.chubu-kanko.jp/ck.blog/2020/11/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%EF%BC%88%E4%B8%BB%E8%A6%81%E4%BA%BA%E7%89%A9%EF%BC%89%E3%81%A8%E8%A6%B3%E5%85%89%E6%96%BD%E8%A8%AD%E3%81%AE%E7%B9%8B%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%82%92%E7%9F%A5/
調査した結果、確証が得られなかったので、半信半疑な部分もありますが……。この記事を信用すると、厩戸皇子もかなりの武闘派だという印象になりますよね。
蘇我馬子じゃないや。
物部守谷でした。物部の大将を討ち取るたのは別人物ですが。
厩戸皇子が射殺した画となってます。蘇我馬子はパトロンですね。
こんにちは。
>地政学的には、支那の朝敵が逃げ込むような土地柄でもある。
地政学的に、北京を追い落とされた朝敵が東に逃げた場合、唯一、海に墜ちる前に入れる「袋小路」が朝鮮半島かな、って思いました。
逆に言うと、半島を獲られても、その根っこを塞いでおけばそんなに怖くない。
半島側も、そこを絞めれば少しは安心出来る、時間が稼げる。
大陸側としても、そこまで来たら、大軍出す程の価値はもうない場合が多い。
なんだ、島流しじゃないですか。
逆に、日本から見て、大陸勢力が半島に来ると、どこからでも一気に出航して、比較的距離の近いところを渡ってこられてしまう。
そりゃ、中露の牽制のために半島を獲りに行きますわな。
で、ムンムンですが……
政権自体がまるっとスパイだったんだから、今更感がハンパないのですがそれは。
ああ、ムンムン本人が起訴だか重要参考人だかになって、家宅捜索入ったらしいですね。
ユンユンがどこまで攻められるか、ワクテカが止まりません。