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【敗戦の日】支那の寝言を許さず、日本として断固たる姿勢を示せ

外交
この記事は約6分で読めます。

まーた寝言を言っているよ。敗戦の日の昨日は敢えて記事にしなかったのだけれども、こういった誤った認識に対しては断固とした姿勢を示していくべきだと思う。

中国、岸田首相や閣僚らの靖国対応に抗議「歴史問題で誤った態度を示した」

2024/8/15 22:05

中国外務省は15日発表の報道官談話で、岸田文雄首相が靖国神社に玉串料を奉納し、閣僚や国会議員が参拝したことに対し、「日本側の歴史問題に対する誤った態度を改めて示した」と反発した。その上で「日本側に厳しく申し入れを行い、厳正な立場を表明した」とし、日本側に抗議したことを明らかにした。

産経新聞より

まあこれ、季節の挨拶のようなものではあるんだけど、きっちりと反論すべきである。

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日本政府としての姿勢を明確にせよ

支那の言いがかり

実のところ、この記事を読んでも、支那が何を言いたのかさっぱりわからない。

談話は、靖国神社について「日本軍国主義が発動した対外侵略戦争の精神的な道具であり象徴だ」と主張した。

産経新聞「中国、岸田首相や閣僚らの靖国対応に抗議」より

このような指摘はあるのだけれど、そもそも支那の靖国神社に対する認識が大きく誤っている。

靖國神社の由緒

靖國神社は、明治2年(1869)6月29日、明治天皇の思し召しによって建てられた招魂社しょうこんしゃがはじまりです。 明治7年(1874)1月27日、明治天皇が初めて招魂社しょうこんしゃに御親拝の折にお詠みになられた「我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」の御製からも知ることができるように、国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊みたまを慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的に創建された神社です。

創建当時、日本は近代的統一国家として大きく生まれ変わろうとする歴史的大変革(明治維新)の過程にありました。それ以前、日本は江戸幕府の政権下にあり、約250年にわたって鎖国政策をとり海外との交流を厳しく制限していました。ところが、アメリカや西欧諸国のアジア進出に伴って日本に対する開国要求が強まると、開国派と鎖国派の対立が激化し、日本の国内は大きな混乱に陥ります。そうした危機的状況を乗り切る力を失った江戸幕府は、ついに政権を天皇に返上し、日本は新たに天皇を中心とする近代的な国づくりに向けて歩み出すこととなったのです。 しかし、そうした大変革は、一方において国内に避けることのできない不幸な戦い(戊辰戦争)を生み、近代国家建設のために尽力した多くの同士の尊い命が失われる結果となりました。 そこで明治天皇は明治2年6月、国家のために一命を捧げられたこれらの人々の名を後世に伝え、その御霊を慰めるために、東京九段のこの地に「招魂社しょうこんしゃ」を創建されたのです。 この招魂社が今日の靖國神社の前身で、明治12年(1879)6月4日には社号が「靖國神社」と改められ別格官幣社に列せられました。 明治天皇が命名された「靖國」という社号は、「国を靖(安)んずる」という意味で、靖國神社には「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められています。

靖国神社のサイトより

そもそも「国家のために命を捧げられた人を祀る」ことが目的なので、大東亜戦争に利用された側面があるのは否定できないまでも、その存在を否定されるようなことはない。

実際、支那がアメリカに対して「アーリントン国立墓地が精神的な道具だ」などと言ったことはないし、ロシアに対して「赤の広場が精神的な道具だ」と文句を言ったこともない。また、イギリスに「ウェストミンスター寺院が精神的な道具だ」と文句を言った記憶もないし、フランスやポルトガルに「パンテオンが精神的な道具だ」と文句を言った記憶もないし、ドイツに……、まあ、ドイツは良いか。

何れも、日本同様に支那を侵略した国家である。

中国分割 列強による中国の分割地図 列強の中国侵略

日本だけに言ってくる理由は、単に過去の日本外交の失敗よるものであり、未だに日本のメディアが靖国神社攻撃に同調するからである。

捏造された歴史問題

そもそも、歴史問題への誤った態度というのは、どの口が言うのか?という話なんだけれども。

日本側に対し「靖国神社などの歴史問題において言行を慎む」ことなどを求めた。

産経新聞「中国、岸田首相や閣僚らの靖国対応に抗議」より

単純に、内政干渉なので突っぱねればいいのだが、話はそう簡単に割り切れるものでもないようだ。少なくとも、日本国内のメディアや左派がおかしな騒ぎ方をするから、そちらにも対応が必要になる。

この問題で非常に厄介な点は、裁判の体をなしていなかった極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)の判決受け入れがある。

現職閣僚の靖国参拝に「歴史問題への誤った態度」 中国外務省が批判

2024年8月15日 23時10分

「終戦の日」の15日、木原稔防衛相は東京・九段北の靖国神社に参拝した。靖国神社には、極東国際軍事裁判(東京裁判)で「A級戦犯」とされた14人が合祀ごうしされており、中国や韓国は閣僚らの参拝を問題視してきた。

朝日新聞より

日本政府としては、東京裁判の結果を受け容れるとしている。

Access Denied

受け容れてしまっている点は仕方がないのだが、そもそもこの裁判、遡及効を無視した裁判であり、なおかつ被告の証言の大半は採用していない。

日本は敗戦国故に、その結果は甘んじて受け容れるという立場を示すことは、ある意味仕方のない面もあるのだが、裁判官の出身国の殆んどが連合国に加盟していて公平性からみてまず失格であった。

そのうえで、証拠もなく連合国側の証言だけで審理が進み、一方的に日本の「罪」をなすりつけたものであるから、本来であれば到底承服できない話。

しかし、連合国(今の国際連合)が国際秩序を形作ることとしているために、未だにその結果を受け入れざるを得ない状況が続いている。

このように、前提からおかしな話ではあるのだが、東京裁判で「A級戦犯」と決めつけられた方々が合祀されているから靖国神社がダメというのもまた不思議な話である。じゃあ、「B級」や「C級」は良いのか?という点でも整合性の取れない話だ。

そもそもどんな罪であれ、刑死したのであれば法執行が為されたのであるから、後の世に罪を問われるということにはならない。罪の精算が死を以て贖われないのであれば、彼等は何のために処刑されたというのか。

国家のために命を捧げた方々をお祀りするのに、何の不都合があるのかさっぱりわからない。

靖国神社参拝がそもそも問題視される

そして、支那の言い掛かりとしては、自衛隊が靖国神社に参拝することにも文句をつけている。

また、国営新華社通信がこの日に合わせて配信した論評は、海上自衛隊練習艦隊の実習幹部らが集団で靖国神社に参拝していたと明らかになったことなどを挙げ、「誤った歴史観が自衛隊に深く浸透していることを示している」と批判。日本の安全保障政策をめぐっては、「中国を『これまでにない最大の戦略的な挑戦』と位置づけ、防衛予算を年々増やし、平和憲法の限界を何度も破ってきた」と警戒感をにじませた。

朝日新聞「現職閣僚の靖国参拝に「歴史問題への誤った態度」」より

ハッキリ言って言い掛かりにも程がある。

自衛隊が靖国神社に参拝して何が問題なのかさっぱり分からないのだが、国家のために働く兵士達が、万が一の時には祀られるであろう神社に参拝をすることに何の問題があるというのだろうか。

内政干渉の上に、日本人の思想信条にまで干渉しようという支那の言い分を聞き入れる必要は1μmもない。憲法改正を掲げて日本の断固たる意思を、今一度示しておくべきだろう。

コメント

  1. 河太郎 より:

    まず9条を廃止。憲法改正。自衛隊を国防軍に。そして核武装&サイバー部隊の拡充、スパイ防止法制定、破壊工作までできる諜報機関の設立。
    ここまでやって、どうにか奴らを黙らせる事ができると。奴らは強い奴にはろくにモノを言えないですから。

    • 木霊 木霊 より:

      全部欲しいです。
      優先順位としては、どうしても憲法9条改正と自衛隊を「軍」にすることですよね。そのために必要なのが憲法76条2項の改正です。軍事裁判所の設置が出来ないのは、防衛軍を設置するうえでは致命的で、これを許すために各法律の調整をやる必要があります。
      その次に諜報機関の設立にサイバー部隊の設置といった感じでしょう。
      核武装は色々難しいので、いつでも開発して作れますよー、位の位置づけで良いように思いますよ。スパイ防止法は……、現行法制でもある程度はやれますが、やっぱりソレに類するものは欲しいですね。

  2. 河太郎 より:

    あ、たしかに軍法会議は必要ですね。きちんと信賞必罰にしないと兵士はダレますから。そこは考えてなかった。
    たしかドイツも軍法会議は無いと思いましたが、それがグダグダになった理由かも。
    しかし、そうなると法務に長けた武官も揃えねばならず、これは簡単にはできませんね。望めば天から降ってくるものではないので、それには先ず憲法改正し、法の整備をしなければ。ううむ……先が長い話ですが、それでも一歩を踏み出さないと。
    有事法制を整えようとすると、すぐに戦争できる法案とか騒ぐヤカラがいます。
    戦争できる法案とは、交戦規定をきちんと定める事であり、そこを曖昧にしたから、
    日中戦争がなしくずしに泥沼化した。
    有事法制とは、どのような状況に至るたら交戦して良いと定めるもので、それは「簡単に戦争てきない法案」てもある!!
    そこをきちんと説明して、国民の同意を得てゆかないと、話が脱線する想うです。

    昔テロで日本政府を転覆しようとしたオウム真理教を観ていて、コイツら本気でないなと思ったのは、きちんと綱領を定めなかった事でした。
    それじゃ転覆した後に、どう国家を率いていくか国民は解らない。在日米軍との関係も考えてないし。まぁ連中が三流以下だったのは幸いでしたが。
    法はたしかに……組織や装備だけ揃えても仕方ない。ううむ…これは確かに。

    • 木霊 木霊 より:

      信賞必罰というか、自衛隊員を守るために軍法会議が必要だと考えています。
      今だと、撃たれた敵兵から起訴されるようなバカバカしい展開があり得るんですよ。勿論色々な前提条件ありなんですが。
      そうすると、過剰防衛がどうとか、正当防衛の範囲かだったかとか、そういう論点で裁かれることになります。有事と平時の切り分けのない民法の適用は極めて筋が悪い話となります。更に、裁判官がかけらも軍事を理解しない人だと、まあ碌な事にならんと思います。

  3. 砂漠の男 より:

    15日は、九段下周辺が騒然としていたので、16日に靖国を参拝。
    わが一族では、大東亜戦争で3名の方が戦死されました。合掌

    • 木霊 木霊 より:

      合掌。

      我が一族では、大東亜戦争の犠牲者は知る範囲内にはいませんが、祖父二人は戦争に参加していて、お盆に墓前で手を合わせております。

      • 砂漠の男 より:

        英霊たちに、感謝と合掌

        • 河太郎 より:

          同じく。祖国に尽くした英霊たちに感謝をこめて。ありがとうごじいました。皆様のおかげで私たちは産まれ育つ事ができました。
          合掌。

  4. 七面鳥 より:

    こんにちは。
    遅刻コメント失礼します。

    まずは、自衛隊の交戦規定その他を、ポジティブリスト式からネガティブリスト式にしましょう。
    9条は、「定義の曖昧な言葉」を明確なものにするだけでも、相当に違ってくるはず。
    「戦争」を「侵略のための武力行使」とでも書き換えるだけで、かなり改善されるし、『日本国は侵略戦争はしない』事を明言出来るので、一挙両得一石二鳥だと思う次第です。
    左翼の皆さんにも、賛同いただきたいところですね。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      交戦規定ですよね。
      そこも含めて「軍に昇格」と言うことなんですが、併せて待遇改善もして欲しいところです。

      パヨクの皆さん、ダブスタだからなぁ。