日本は遅れているなぁ。
台湾で防空避難訓練 中国のミサイル攻撃など想定 軍事演習も
2024年7月22日 19時43分
台湾で、中国からのミサイルなどの攻撃を想定した年に1度の防空避難訓練が、きょう22日から始まりました。これと並行して、年に1度の大規模な軍事演習も行われています。
NHKニュースより
言っちゃアレだが、台湾と同じ空気感で日本も危機に備えないと、準備不足って事になりかねないよ。
台湾有事と演習
避難訓練は毎年開催
このブログの持論ではあるが、避難訓練はしっかりとやるべき。え?当たり前だ?だって、みなさん「無駄なことやらせやがって」という風に言うんだよね。
でも、避難訓練が無駄なことこそ幸せなんじゃないか。
ことしの訓練は、22日から7月25日まで台湾を4つの地域に分けて順に行われることになっていて、初日のきょうは、中部の7つの市と県で行われました。
予定の時刻になると、街頭には空襲警報のサイレンが鳴り響き、住民のスマートフォンにも警報のメッセージが送信されました。
警報が出てから30分間、一般の人たちが屋外にいることは禁じられていて、台中市内の繁華街では警察官が建物の中に入るよう誘導し、車だけでなく、客を乗せた路線バスも停車させられました。
NHKニュース「台湾で防空避難訓練」より
ウクライナの事態を見て、「うちは無関係だ」と思えるほど、僕はロシアという国を信用する気にはなれない。
支那が日本侵攻してくるケースは、現状では沖縄地方に限られるとは思うが、九週辺りまでは不安かもしれない。
ミサイルをぶち込んでくる可能性が最も高いのが北朝鮮で、次点で韓国だろうか。
日本だって意外と避難訓練をやっておく必要がある環境なのである。序でに言えば、有事対応の避難訓練だけではなく、災害時に対応した避難訓練をやっておくべきだろう。
少なくとも台湾は、こういった空襲警報を伴う避難訓練を毎年のようにやっている様だ。
夜間訓練も
更に、台湾はシナリオありの避難訓練の他に、夜間演習などの軍事演習を積極的にやっていく予定のようだ。
台湾国防部によりますと、去年までの演習では、事前に台本に沿ってリハーサルも行われましたが、ことしは現場の部隊に具体的なシナリオを知らせないほか夜間の演習を増やすなど、できるだけ実戦に近い形にするということです。
NHKニュース「台湾で防空避難訓練」より
軍隊も訓練は必須だからね。
動画:台湾、年次軍事演習「漢光」開始 中国侵攻念頭に
2024年7月23日 16:14
台湾で22日、年次軍事演習「漢光(記事&category[]=ワールドカップ&category[]=五輪”>Wellington Koo)国防部長(国防省)は、これまで主にメディア向けに行われていた「デモンストレーション色の強い」演習を廃止したと述べた。顧氏は実践的ではないとして、行進と銃剣の訓練を廃止した。
政府は今後、本島周辺の島々で、即興性の高い演習を行っていくとしている。
AFPより
それにしても、台湾軍は本当に実践的に演習に切り替えるらしいね。これは軍隊としては良いことである。
シナリオありのデモンストレーション的な訓練だって、やらないよりはやった方が良いわけだが。
海上保安庁との演習も
なお、日本としても全く無視というわけではなくって、余り積極的には報じられていなかったがこんなニュースもある。
日本と台湾の海保が合同訓練、72年の断交後初…連携強化し不測の事態に備え
2024/07/19 05:00
海上保安庁と台湾海巡署(海保に相当)が18日、千葉・房総半島沖に互いの巡視船を出動させ、合同訓練を実施したことがわかった。両機関による海上訓練は1972年の日台断交後初めて。海保間の結束と現場での連携を強化し、中国が強引な進出を続ける東・南シナ海での不測の事態に備える狙いがある。台湾有事への危機感が広がる中、訓練の定例化も目指す。
讀賣新聞より
相手ありきの話なので、これまでの日本政府が不甲斐なかったとは言わないが、台湾政府が危機感を募らせていることと、岸田政権が軍事面での対応をしっかりやる方針であることが、この合同訓練を実現できた理由だろう。
流石に海上自衛隊が出て行くことは難しいと思うのだが……、可能であればやっておきたいところ。ただ、台湾軍も完全に味方かというと、これまた難しい話。演習はできればやっておきたいが、情報が沢山渡るのも考え物である。
一方、尖閣諸島(沖縄県)周辺で領海侵入を含む航行を常態化させている中国海警局は今年5月下旬、中国の陸海空軍などが台湾周辺で実施した合同軍事演習に初めて参加し、周辺海域で「法執行の巡視」などの演習を行った。尖閣諸島周辺の海警船もこの間、台湾周辺の海域に複数展開していることが確認された。
讀賣新聞「日本と台湾の海保が合同訓練」より
台湾と情報共有することは有益なことの方が多いんだけどね。
机上演習
もう1つ、あまり報道には乗らなかったが、日本でも台湾有事をミコした机上演習が行われた。
日本のLNG供給25%減想定 台湾有事で机上演習
2024年7月14日 2:00
民間シンクタンク「日本戦略研究フォーラム」は13日、中国が2027年に台湾を侵攻すると仮定した机上演習を開いた。日本は液化天然ガス(LNG)の備蓄が3週間分ほどしかない。中国側のLNG生産施設へのサイバー攻撃で供給が25%減り電力確保に影響が及ぶ事態などを想定した。
日本経済新聞より
LNGは備蓄が難しい。だから、通常でも2週間分ほどしか備蓄していないため、シーレーンに何かあれば直ぐに影響が出てしまう。
複合事態、認知戦、経済安保の対応など想定 台湾有事シミュレーション
2024/7/13 19:48
シンクタンク「日本戦略研究フォーラム」は13日、台湾有事を想定したシミュレーションを東京都内で行った。首相役の小野寺五典元防衛相ら国会議員、自衛隊幹部・政府高官OBのほか米国、台湾などの関係者約70人が参加。4回目の今回は大規模災害などが同時に起こる複合事態、偽情報の流布などで世論の動揺を狙う「認知戦」、経済安全保障への対応を新たに加え、課題を探った。
産経新聞より
首相役に小野寺五典氏が宛てられたこともなかなか興味深いが、記事に出ていないが総務大臣役/防衛大臣役に細野豪志氏、経産大臣役に小林鷹之氏、国交大臣役に鈴木英敬氏、防衛大臣役/総務大臣役に和田 義明氏が名を連ねていたことも興味深い。
シミュレーションは、2027年4月に中国が台湾への武力侵攻に踏み切ると想定した。侵攻に至る前のグレーゾーン事態から有事発生まで、情勢の推移に合わせて対応を検討した。
産経新聞「複合事態、認知戦、経済安保の対応など想定」より
当然に、台湾有事も想定していた。
こうやって見ると、台湾有事のリスクは高まっているという風に見るべきだろうと考えて良いと思う。そして、日本でも避難訓練はやろうぜ。
コメント
訓練してないとね、いざって時に慌てふためき死ぬんですよ。
たしかに黙って体が動くレベルに行こうとすると軍隊や消防なみの猛訓練がいる。3ヶ月の初等訓練に2年間の通常訓練くらいは。それは民間で無理ですが……
実戦的には無駄に思える避難訓練でも、
繰り返すと、その場に至った時に「何をすれば良いのであろう?」と考えた時に思い浮かぶんですよ。逃げ方や動き方が。何もしないと頭が真っ白になり、どうすれば良いか解らず群衆についていって焼け死ぬとかする。よく「深呼吸しろ」とか言うですが、呼吸を整えて「先ずやる事」を思い出せるのは日頃から「そういう事」を考えて、時々でもシミュレーションで体を動かしている者のみ!
日頃から想定もしない奴は、頭が真っ白くなり死ぬだけ。それで良い奴はやらなきゃ良い。他人の避難の足だけ引っ張るなと思いますね。
東京都に避難訓練を、というのは小池氏では難しいかもしれません。
日本の場合は首長がその権限を持っていますから、なかなか決定できないんですよね。
しっかりした防災意識のある方がトップに立っていただければ……。
今は、日本全国殆どが絶望的です。
だから田母神さんにすべきであったのです。私は都民でないので投票できないのが残念でした!
横合いから……
百合子をトップに祭り上げておいて、防災防衛の長として田母神さんを、政治経済の宰相として桜井さんをブレーンに据えるのが一番収まりが良い気がしてます。
※言っちゃなんですが、田母神さんはスペシャリストであって「まんべんなく」全部を出来るタイプではないと思ってますので。
できりゃ国政で国防のトップでいて欲しいです。
櫻井さんは前歴がアレなので、かなり反発や怖れる人がいて(能力と関係なく)難しいところですね。結局は民主政は多数決原理なので、そこは仏のマリーヌ.ルペン氏の苦労を観ると、未だソフト化が足らないかと。
田母神さんはアパホテルの一件がありますが、櫻井さんほどゴリゴリのイメージじゃない。技官だった事もあるから。特に対中国と歴史観で対決していたけれど、国内の部落問題や在日問題に正面から行動していた訳ではないので。その辺りは私は「奴らが何を求めているかを知る為に」アパホテル反対デモの留学生たちに「同行(別に同意した訳では無いので参加ではない)観察」しているので、敵視する側からも温度差があるのを感じるので。ちなみに別に左翼に転じたのではなく、奴らが何を主張しているか?を観る為の同行です。だからデモ後に、
「北京で日本人がデモやったら、君らの国の公安は日本人を護ったか?
俺らの国は敵視する君らのデモを警察が護った。同じ事をできるのか?」
と問うて、そこは「できません」と言質を取りましたからね。そこは誤解なきよう御理解をお願いいたします。
追記)桜井さんについては、当時の韓流人気の大久保界隈で、この辺りの
半島人商売と仲良くやっていた日本人の商売人にまでデモで客を怖がらせ、日本人の商売に迷惑をかけてます。あの辺りで商売していた人や、普通に観光で来ていた人には、やはり迷惑であり、
そういうマイナスイメージは未だ払拭できてないと思いますね。実際、韓流阻止のデモが、普通の客を怖がらせ遠のかせて、潰れた日本人店もあるもの。それに対して謝罪しろとは言わずとも、
店を潰された人達に何某かの言葉はあっても良いと想うが、言及してませんよね。私もあの当時に迷惑を被った側なので、
「日本人相手の商売に迷惑かけて一言も無いのか?」「俺等は関係なあだろ?」と怒りは未だ収まってません。
田母神氏だけでしたからね、防災の公約を掲げていたのは。