近況は「お知らせ」に紹介するようにしました。
スポンサーリンク

PFASに関して騒ぐ国内メディアの不見識

環境技術
この記事は約11分で読めます。

PFASで騒ぐ市民団体と、数値を公表して論じないメディアの姿勢を見ると、なんというか、困ったモノだなと思う。

「PFAS漏れ事故は『非公表』で」アメリカの要求に日本は従い、国民に真実を隠した…政府関係者が経緯明かす

2024年7月10日 06時00分

米軍横田基地(東京都福生市など)で昨年1月に発生した高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)を含む汚染水の漏出事故について、日米両政府が非公表とする方針で合意していたことが、政府関係者への取材で分かった。日本政府は、米軍側から事故についての説明を受けた際、情報を外部に出さないよう求められ、これに従っていた。

東京新聞より

完全に印象操作に走っているね。こんな「新聞」の名を冠するアジビラ配布団体の記事を引用するのはどうかと思うんだけど。PFASによる環境汚染よりも、東京新聞による知識汚染の方が心配だよ。

スポンサーリンク

有害物質も結局は濃度よ?

PFASとは一体何か

先ずは、PFASについて。

PFASとは炭素とフッ素の原子を持つ化学物質(ペルフルオロアルキル化合物またはポリフルオロアルキル化合物)の総称で、色々なシーンで使われている物質である。

ただ、PFASというのは物質の総称で、実は有害なものから無害なモノまで様々である。現在知られているPFASの種類は12,000種類。

特定PFAS(PFOS、PFOA、PFHxS)の割合は約12,000分の3種類

そのうち問題となっているのは3種類である。PFASのなかで、問題視されるのはPFOS、PFOA、PFHxSの3種類

この3種類は特定PFASと呼ばれて、自然や人体の中で分解されにくい、体外に排出されにくい、健康に悪影響を与える懸念があるといった性質が指摘されている。

ただし、PFOS、PFOA、PFHxSは、日本国内での製造や使用が禁止されている。

千葉県 PFAS検出問題 付近の海自航空基地に調査協力を申し入れ

2024年7月9日 20時25分

有機フッ素化合物の「PFAS」のうち、有害性が指摘されている物質が、千葉県内の水路などで高い濃度で検出された問題で、千葉県の熊谷知事は、検出された地点に近い海上自衛隊の航空基地に対し、調査への協力を申し入れたことを明らかにしました。

有機フッ素化合物の「PFAS」の一種、「PFOS」と「PFOA」の2つの物質は有害性が指摘され、国内で製造や輸入が禁止されていますが、柏市と白井市の間を流れる水路や鎌ケ谷市の井戸水などで、国の暫定目標値を上回る濃度が相次いで検出されています。

NHKニュースより

ところが、日本各地でこの特定PFASの検出がなされて、ちょっと騒ぎになっているんだよね。

表面処理剤や消火剤などに使われるが

で、具体的にはPFASが何に使われるかというと、フッ化化合物なので、テフロン加工のフライパンとか、消火剤とかにも使われている。

ただ、問題となるのは前述したようにPFOS、PFOA、PFHxSの3種類で、これらが何に使われているかというと、PFOSは撥水剤や泡消火剤、航空機用の作動油、金属加工用のエッチング剤として、PFOAは電子基板や繊維などに使えるのでかなり広い応用範囲がある。他にも、食品包装紙や石材、フローリング、皮革、防護服などに使われていた。

ただ、PFOSは平成29年にPFOAは令和元年に原則、製造・使用、輸出入の禁止が決定しているので、現在は殆ど利用されていない。

PFHxSはPFOSやPFOAの用途と似ていて、代替品として使用されていたのだけれども、こちらも使用禁止の方向となっている。

何れにしても、使用禁止の方向に舵が切られたのは最近の話で、輸出入が禁止されて現状流通はゼロとはいっても残存物質はあると考えられる。

化学物質が身体に悪いのではなく濃度が問題

で、東京新聞などは「毒物を垂れ流しやがって」という論調になっていて、だからその主犯である在日アメリカ軍が悪いというロジックを使っているのだが、これが間違っている。

ところがその後6月に開かれた分科委の会合で、日米の関係機関は事故を公表しない方針で合意した。米側は事故が報道で表沙汰になった経緯を問題視し、「不正に入手された情報に、公式に情報を出すのは間違っている」と理由を説明、日本政府側は受け入れたという。

東京新聞より

日本では輸入することも禁止になっている物質が、在日アメリカ軍基地から出てきたことを問題視する話になっているんだよね。

で、この話の論点は一体何処かと言うことなんだけれども。

2023年1月の漏出事故 

2023年1月25、26日に基地内のショッピングモールの物販搬入口で発生。地下水や河川の国内の暫定指針値の5万3000倍にあたる濃度のPFASが含まれた汚染水約760リットルがコンクリートの地面などに漏出。米軍は、基地外へとつながる福生市の排出口をふさぎ、地面上の汚染水は拭き取ったため「基地外への流出はなかった」と防衛省に説明しているという。一方、同基地では2010〜22年にも7件の漏出事故があったことが、明らかになっている。この7件は米側は防衛省に情報提供し、同省が地元自治体に説明。ただ、一部事故について同省は提供を受けてから4年半放置するなどしていたことが2023年7月に判明し、地元から批判を浴びた。

東京新聞より

先ずは、2023年1月に発生した760Lの汚染水が「漏出」し、この汚染水に国内暫定指針の5万3000倍の濃度のPFASが含まれていたから問題だと。ただしこの時は、基地外への流出がなかったと説明されている。

しかし、これ以外でも7件の漏出事故があったことが判明して、騒ぎになったということなんだよね。

東京新聞は「黙っていたこと」を問題視してはいるけれども、本当に問題なのは実際に周辺環境が汚染されたか否かである。

どんな化学物質についてもそうなのだが、どれだけ体内に取り込まれるか?が本来は問題なのである。そして、国内暫定基準値は無毒性量とされる数値を更に係数で割ったものとなっている。

現在の基準値は仮基準値

実際、どの程度であれば問題なのか?

(参考)

TDIの算出根拠 PFOS(20 ng/kg体重/日)

:ラットを用いた試験で児動物の体重抑制に基づき得られたNOAEL (0.1 mg/kg体重/日)を基に、ヒトの用量を推計するモデルから求めたPODHED※を不確実係数(30)で割って算出

PFOA(20 ng/kg体重/日)

:マウスを用いた試験で胎児の前肢及び後肢の近位指節骨の骨化部位数の減少等から得られたLOAEL(1 mg/kg体重/日)を基に、ヒトの用量を推計するモデルから求めたPODHEDを不確実係数(300)で割って算出

内閣府「食品安全委員会」より

現在は動物実験から求められた数値を参考に20ng/kg体重/日という数値が出ている。これ、上に書いたように健康被害が出る閾値というわけではなく、「これくらいなら問題ないのでは」という基準値(参考)なのである。

お分かりだろうか?え?分からない?

東京新聞がギャーギャー騒いでいる「760Lの汚染水」という話は、口に入ったわけでなし。つまり、健康に対しては全く意味のない話なのだ。ただ、「心配だね」という印象操作なのである。

数値を出すと馬脚が……

では、数字を扱ったニュースとはどんな話になるのか?といえば、こちら。

横田基地近くの井戸から有害物質 米の飲用水基準19倍

2020年1月6日 5時00分

米軍横田基地(東京都福生市など)周辺で有害物質の漏出の有無を調べるため、都が監視地点に定めている井戸で昨年1月、高濃度の有機フッ素化合物が検出されていたことがわかった。うち1カ所の濃度は、米国での飲み水についての勧告値の19倍の値だった。都によると、検出時、井戸の所有者は飲用に使っていなかったという。

~~略~~

検出されたのは、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS(ピーフォス))とペルフルオロオクタン酸(PFOA(ピーフォア))。米環境保護局は飲み水の水質管理の目安となる勧告値を、両物質の合計で1リットルあたり70ナノグラム(ナノは10億分の1)と定めている。1日2リットルを70年飲んでも健康に影響がない値とされる。国内では厚生労働省が、米勧告値にあたる目標値を今年春をめどに設ける方向で検討している。

都福祉保健局は昨年1月、横田基地に近い4カ所の井戸で両物質の濃度を調査。このうち立川市にある井戸で両物質合わせて1340ナノグラム、武蔵村山市にある井戸で同143ナノグラムを検出した。

朝日新聞より

アカだけどマシな新聞、朝日新聞だが、こちらはまだアジビラ扱いではなく、ギリギリ新聞扱いにしている。

おっと、それはさておき、この2020年の時点では20ng/kg体重/日という日本の基準が出ていなかったようで(記事の時点で検討中とある)、アメリカの基準である70ng/Lを持ち出し、これとの比較で報道されている。

ただ、PFOS、PFOAの人への健康の影響については、現時点において、発がん性等の毒性について国際的に統一された評価はない。アメリカの基準はあわせて70ng/L(日本基準はあわせて50ng/Lだそうな)

そして、1340ngという表記になっているのだが、これが「一体何なのか」が良く分からない。そこで仕方がないので、立川市のサイトを確認してみた。

市所有井戸における有機フッ素化合物調査結果|立川市
立川市

中身は読んで頂きたいが、うーん。

これは令和5年12月の数値であり、大山防災井戸以外は問題がなかった旨のコメントが付いている。

ともあれ、ニュースの数字は1340ng/Lが正しいという風に理解すべきなのだろう。しかし、これ、1日2L程度飲んだところで2680ngを体内に取り込む話になるのだが、体重が3kgの赤ちゃんが口にすると893ng/kg体重を摂取することになるので、20ng/kg体重/日の基準より45倍の量を取り込む事になる。これだと確かに健康に害がありそうだ。

一方、体重60kgの大人が飲んだ場合は、45ng/kg体重を摂取することになるので、基準の2倍の量を取り込むってな話になる。アメリカ基準ならセーフだね。

立憲民主党が要望

そうした中で動き出した党が。

PFASへ国として対応が求められている 立憲

2024年07月10日(水)06:32

立憲民主党の長妻昭政調会長や近藤昭一ネクスト環境大臣らが8日までに有機フッ素化合物(PFAS・ピーファス)汚染が報告される東京・多摩地域を視察。政府が日本全体の問題として早期の実態の把握と措置を講ずる必要があると提起した。

アメリカの学術機関は1ミリリットルあたり血中濃度が20ナノグラムを超えると健康リスクが高まると警鐘を鳴らしている。

exeiteニュースより

なんと!立憲民主党が何か言い出したよ。

何々?「早期の実態の把握」と「措置を講じる必要」ね。バカでも言えるわ。

多摩地域住民の声として「(血液検査をした)全員からPFASが検出されていて、一人としてゼロの人がいない」「風評被害を防ぐためにはしっかりした情報公開が必要で、隠すことは余計に不安をあおることにつながる」と国としての調査と対応、正確な情報公開を求めている。

exeiteニュースより

多摩地区の住民の話は、多分このニュースに関連している。

PFAS 東京 多摩地域で国の調査の約2.3倍の血中濃度検出

2023年9月21日 18時59分

一部で有害性が指摘されている化学物質を含む「PFAS」について、専門家などが東京 多摩地域の住民を対象にした血液検査で平均で、国の調査のおよそ2.3倍の血中濃度が検出されたとする結果を公表しました。

~~略~~

多摩地域の30市町村でそれぞれ10人以上検査を行い、自治体別でみると高い順に国分寺市で23ナノグラム、立川市で19ナノグラムなどと北部地域が高い傾向だったということです。

NHKニュースより

……全数検査じゃないのかよ!これでよく「一人としてゼロの人がいない」などと言えたモノである。

ともあれ、「早期の実態の把握」と「措置を講じる必要」があるのは、立憲民主党に言われなくてもみんな分かっている話。問題は、国内にどれだけ残存していて、どれだけ汚染が広がっていて、どれだけ口に入る可能性があるのかの調査の必要性であって、騒ぐほどのことではない。

どんな化学物質も同じ

騒いでいるが、結局のところこの話は放射性物質と同じなのである。イメージだけ先行させているけれども、結局のところ問題は濃度。そして、薄まってしまえば問題ないという。多くのPFASは生体濃縮性も低いしね。

そうすると、今知るべきは何か?という話になるんだけど……、先ずは検査態勢の確立であって、全国の保健所などを使って粛々と水質検査などをやっておくこと。

そして、検査態勢が構築できれば、急に増えた時に対応できる体制を構築すれば良い。正直、PFASは一時期に大量に摂取しなければ緩やかに体外に排出されるシロモノである。物質としての安定性が高いために、人間に対する害を及ぼす可能性も低い。

今分かっている3種類以外はまだ有害性が知られていないので、そこを調査する必要はあるのだけれど、そこまで騒ぐことなのか?という疑問はある。無味無臭なので口に入ってしまったときに気がつけないという問題点はあるんだけど。

それと、規制される前から使っていた企業を不用意に攻撃するのは、カネミ油症事件の反省がないとしか言えない。

追跡 “PFAS汚染” 高濃度地域 住民に不安広がる - 地球のミライ - NHK みんなでプラス
【NHK】全国各地で検出が相次いでいる有機フッ素化合物=PFAS。その一部は発がん性や子どもの発育への影響などの有害性が指摘されています。環境省がこれまでに発表している調査結果をNHKが独自にまとめたところ、国の暫定指針値、1リットルあたり...

NHKがやたらと不安を煽るような記事を書いていたのだけれど、水道水から現時点で深刻な数値が検出された事例は見当たらない。気をつけていくべきだとは思う。でも、騒ぎ方がどうにも利権を求めた団体のソレに見えるんだよね。

コメント

  1. 河太郎 より:

    ええとですね。河太郎は今でこそ神奈川県民ですけれど、もともと多摩地域の出身で、ガキの頃は、米軍基地に空薬莢を盗みに入る小遣い稼ぎしていて脅しに拳銃向けられたり、基地の白人のガキと殴り合いのケンカしていた地域住民です。
    再婚して神奈川県民になるまでは20年くらい故郷に戻ってた。
    んで、その間に医療の仕事について、名前は伏せますが、地元の地下水を汲んで使ってる大きな総合病院に勤めてた。
    そこから断言しますが、半世紀あまり住んでいた人達から障害が出た話を聞かない。おまけに、他にも精神科の閉鎖病棟のある病院も知ってるが、それらは数十年をそこで過ごし、かつ亡くなる患者さんも多い。殺人犯だった人とかもいたから。当然だが、そのような患者さんはほぼ半世紀とか病院で地下水源の水道のんで過ごす訳ですわ。なのにガンになったとか、その死因の全体から見ても「あり得ない」のですよ!
    実際、隣接した地域の大きな精神科病院に勤めた事もあり、夜勤中だけでも30件くらいの「お亡くなり」を観てます。当直ナースマンたからバイタル等の記録は残すし、死因についても医局からの結果はだいたい師長から聞かされます。
    それでも化学物質によるガンとか、そういうのは聞いた事がないすね。だいたい何年も何十年も隔離病棟で生きてきた人達だから、こっちも年単位の経過観察してるんですよ。それに総合病院の精神科病棟でない限り、ガン治療やオペは設備ある総合病院へ一時転送します。その時に傾向は医局に話されるし、カルテにも記載される。私は地元の精神科専門病院も総合病院も経験してますし、亡き前妻はオペ室ナースでしたから、そっちからも情報は入ってくるんですね。
    だいたい地下水源を汲んでいたり、地下水源の水道施設を使ってる病院でさ、十年単位で閉鎖病棟にいた患者さんに、そうした症状が見られないてのは何?
    現実論として、新聞の主張が例によって裏取してないか、いい加減な科学知識で書いてるとしか思えない!
    最近、記者の質も記事の質もダダ下がりですからね新聞は。TVはもう終わってるし。

    • 木霊 木霊 より:

      ペルフルオロオクタンスルホン酸が使い始められたのは1940年代から。
      当初は人体への影響は無く、不活性であると考えられていたのですが、分解しにくいという性質から、人体に悪影響があるのでは?と問題になりはじめたのは2000年に入ってからです。

      ご指摘のように、日本各地で、神奈川県でも当然に使われていたわけで、既に人体に多く入り込んでいる状況であると考えられます。
      もちろん、健康診断などは必要ですし、その影響の検証も必要なのでしょう。ですが、2024年になってからまた騒ぎ出すというのも不思議な話ですよね。

  2. 河太郎 より:

    閉鎖病棟に関しては、ガン治療していた患者さんがいなかった訳ではないが、それは外部から来た入院歴の浅い人です。
    実は何十年も閉鎖病棟に入院していた人はガン少ないです。病院食を何十年も食って、早寝早起きしてりゃ健康にもなりますって。
    新聞で地下水汚染されたと言われる複数地域の病院ですが、それならアノ長期入院患者さんたちは何だったのか?と想う

  3. 河太郎 より:

    追記)もう一つ。セドリや古物商をバイトで副業にしていた時に、仕入れ先の解体業者で働く外国人とか、色々と収集してるホームレスと付き合いありました。
    んで、その中に地主さんの小作人として
    紹介した事から社会復帰を果たした仮名ゲンちゃんがいる。ゲンちゃんを通して 
    多摩地域のホームレス事情をきいていて、彼らは報道が汚染地域とされる市の
    湧水や水道を飲料や食用に用いてる。
    また社会復帰のNPOで働く人とも繋がりがあるすが、(てか福祉施設に入るのを説得する手助けした事ある)
    湧水を飲料に用いてる連中で、それが原因と思える健康被害を聞いた事がない。
    ホームレスはまぁ健康的とは言いかねる食生活の人が多いから、断言はてきないけれど、該当地域に都心から移動してきたホームレスで、湧水を飲むようになってから体を壊したという話はきかない。
    凍死とか、アルコールで肝硬変とかは聞くが、肝硬変は何年も飲み続けてのもので湧水が原因とは思えない。
    私は医師でないので病名特定(診断)はできないけれど、看護師の他にも鍼灸マッサージ師でもあるから、症状から問診、治療方針を立ててレセプト書いて保険適用できるんですよ。鍼灸は漢方の場合は内科もやりますしね。もろもろ考えてみても、報道の煽りは、木霊様が本文内で指摘されたような科学的な考察をしていないと思える!
    だいたい汚染地域と報じられる多摩地域は、かなり広範囲。それだけ広範囲で健康被害が出たら、幾ら在日米軍や日本政府でも何十年も隠しきれませんよ。
    それらには日本で最も病床数が多い清瀬市とかも入る。
    (米軍の象の檻に似たレーダー施設がある)清瀬市はハンセン氏病の全生園や救世軍病院もあり、戦前から隔離政策で(その功罪については別問題とする)ずっと住んでいた患者さんが沢山いる。
    ハンセン病施設のナースにもツテがあるが、聞いた事がない。職員にだって健康被害が出るはずなのに。在日米軍と日本政府の密約で握りつぶされてきたというのは、当各地域の地域医療に二十年関わった者として疑問に思わざる得ません。

    • 河太郎 より:

      最後に少し高いあやふやな記載なのは御勘弁を。多摩地域と限定した上で、
      例えば精神科の患者をオペできる(外科と精神科の双方を持つ)総合病院とか限られますので、横の繋がりの強い看護師業界では、けっこう特定されちゃうんですよ。でも木霊様の見解が正しい事は言うべきですしね。医療人として。
      なので微妙にボカしてズラしている事はお赦し下さい。では。

  4. 河太郎 より:

    あーあと神奈川県もそうだ。
    私は震災時にそなえて三浦半島の北武活断層の走る地域の丘陵や山地の調査に協力した事があるすが。また三浦半島は分水嶺を南北に歩き通した事もある。
    なので山頂部に自然湧水の沼がある地域や、それが御用邸の水源と繋がると事とか知ってます。
    で、横須賀は米軍基地の要ですし、瀬谷の施設もそうだが、米軍が自前の消防隊を持ってる事も知ってる。
    あの辺りの地層は葉山層と三浦層だっけな、地層が活断層沿いにぶつかり破砕帯になって砕けた岩盤が蜂の巣になり、
    地下水の動線や湧水源になってる。なので、米軍施設から汚染が出ていたら、狭い海沿いの平野部に広まり、それこそ水俣病みたいな騒ぎになってるはずと想うんですよね。でも聞かないですね。

  5. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    もちろん、漏洩その他については厳正に対処すべきですが。

    だったら、明らかに規制を守ってない「クルドカー」がらみのあれこれとか、そういう方を取り上げてほしいものだと思いますね。
    廃タイヤ積み上げて汚染物質を地面に染みこませたり、排土を農地に捨てたり……
    よっぽど、そっちの方がタチ悪いし、生活に影響するのですが。
    「弱者の味方」のマスゴミ様は、「報道しない自由/権利」を振りかざすのでしょうね。

    ※クルドカー関係、小学生とかが数名犠牲にならないと、多分、報道は動かないでしょうね。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      なくなったと思われていた、既に使用禁止されているPFASが高濃度で検出された。
      原因特定がまず最初なんでしょうけれど、ハッキリ言って、マイクロプラスチック騒ぎと一緒で、人体に大きな影響があるとは。