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韓国のリチウム一次電池工場火災発生

大韓民国ニュース
この記事は約12分で読めます。

先ずは、お悔やみ申し上げる。

韓国 工場火災22人死亡 約3万5000個のリチウム電池 次々爆発か

2024年6月25日 1時30分

韓国・ソウル近郊の電池メーカーの工場で24日、発生した火災では、22人の死亡が確認されました。およそ3万5000個あったリチウム電池が次々に爆発したとみられていて、現地の警察や消防が25日、現場を詳しく調べる方針です。

NHKニュースより

22人の方が亡くなってしまったようだ(この記事の段階では22人死亡、1人行方不明だったようだが、最新のニュースだと23人死亡だと報じているところもある)。

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安全対策が徹底されていなかった

電池メーカーの工場で火災

「リチウム電池の製造工場で火災」と言われれば、「ああ」と言うしかない。NHKニュースには正確に書かれていないが、どうやらリチウム一次電池の火災らしい。

英語で言えば電池もバッテリーということになるのだが、日本語で「バッテリー」と書くと蓄電池(二次電池)のことだと勘違いしやすい。本件はどちらかというと乾電池に近い製品が問題となったようだ。

この会社は色々な規格のリチウム一次電池を作っていたっぽいね。充電できるのを二次電池といい、一次電池は充電できない電池である。日本国内でよく見かけるリチウム一次電池は、ボタン電池なんかがそうだね。

また、死亡した人のほとんどは、製造したリチウム電池の検査や包装などを行う2階で見つかったということで、工場の外に通じる階段があったものの脱出できなかったとみられるとしています。

NHKニュース「韓国 工場火災22人死亡」より

製品検査と包装をやっている場所から出火したようだが、その原因はハッキリとは分かっていない。

消防当局によると、この日の火災はアリセル工場第3棟の2階にあったリチウムバッテリーが爆発して発生したと推定される。火はリチウム電池の完成品を検収し包装する同棟2階で発生した。火災が発生した工場には高さ45センチメートル、直径30センチメートル円筒形など多様な大きさのリチウムバッテリー3万5000個が保管されていたものと消防当局は把握している。火災が起こったアリセルはスマートグリッド(知能型電力網)計器などに使うリチウム電池を製造・販売する企業として知られる。

中央日報より

リチウム一次電池が爆発したっぽいけどね。

熱暴走が原因か?

ただ、製品として出荷する前の乾電池が勝手に爆発するというのも不可思議な話ではある。

一般的にリチウム電池火災は熱暴走現象により発生する。リチウムバッテリーは正極、負極、分離膜、電解液などで構成される。分離膜が損傷すると正極と負極が接触して過熱され、火災と爆発が起きる形だ。この過程で熱発生エネルギーが制御されず熱が増幅され連鎖的に爆発が起きることがある。現場にいた目撃者は「ばたばたと音がしてドーンドーンと爆発する音が1時間はしていた。火が出た工場で花火をするように火花が飛んだ」「原子爆弾が爆発するようだった」と話した。嘉泉大学消防防災学科のペク・ドンヒョン名誉教授は「リチウムバッテリー火災が発生すれば温度が600度から1000度以上まで上がるなど鎮圧は容易でない」と話す。

リチウムバッテリーは火に燃えながら酸素と水素など可燃性ガスを多量に噴出し、水や粉末・窒息消火器では火災鎮圧が難しい。このため消防当局も砂と膨張窒息を準備したが消防人材が現場に到着した時はすでにバッテリーが燃焼した状態だったという。火災が発生してすぐ人命被害が起きた可能性が提起される部分だ。

中央日報より

こんな状態だと、工場にあっても店頭にあっても、消費者の家に置いてあっても関係なく出火しそうである。

一次電池の構造例
電池工業会のサイトより

ご存じ乾電池を含めた一次電池の構造は図解すると大体こんな感じな構造になっているのだが、燃えた工場でもこんな形の電池を作っていたようだ。

そして、爆発炎上してしまった。

車載されることで有名になったが、元々、リチウムイオン二次電池が危険視される理由はリチウムという金属が腐食性を有すると共に水と激しく反応する性質があり、リチウムイオン二次電池の場合、短絡によって熱暴走し発火するリスクが高いからである。

一方で、リチウム一次電池が爆発する様な事例は滅多に聞かないのだが……。

https://www.isad.or.jp/wp/wp-content/uploads/2019/12/no138_62p.pdf

あ、誤充電による出火事例は結構あるみたいだ。ただ、これは製造工場で出火するという類いの話ではないんだよね。

避難対策がなされていなかった

今回の火事で死者が多数出てしまった原因だが、どううやら日雇いの人材が多かったからということらしい。

消防当局によると、死亡者のほとんどは、建物3棟2階の発火地点と続く作業場に集まっている状態で発見された。

特に、被害者のほとんどが日雇い労働者で、内部構造に不慣れな点が被害規模を拡大させたという。チョ本部長は「2階の出入り口の前に避難してくれれば人的被害が少なくなるはずだが、この人たちが驚いて閉ざされた内側に避難した」とし、「ここで働いていた外国人労働者の中には、派遣会社から必要な時に派遣される形で勤務する場合が多く、工場内部の構造についてよく知らなかったことも被害が拡大した要因とみられる」と話した。

Daumより

避難誘導をする人材もいなかったようだが、火災発生を想定した訓練もしていなかった模様。

そして、誤った方向に避難した結果、被害が拡大したという分析である。

尤も、リチウム一次電池が多数積まれていて、火の周りが早かったのも、逃げ遅れた人が増えた理由の1つのようだが。

実際に火災発生直後には現場で勤務する作業員が消火器を使って火災を鎮圧しようとしたが、リチウムの特性から一般消火器では鎮圧できなかったことがわかった。京畿道消防災害本部のチョ・ソンホ本部長はこの日午後、「防犯カメラを確認した結果、バッテリーから白煙が広がり始め急激に発火し作業室全体を包み込むのに約15秒しかかからなかった。最初は慌てた作業員が消火器を持ってきて火を消そうとしたが、リチウムのためうまく消えなかったものみられる」と説明した。

中央日報より

この報道からも、消火器で火を消そうとした様子が窺えるが、それが専用の消火器だったかどうか(燃焼するリチウム表面を覆って窒息作用と冷却作用によりゆっくり消火する消火剤がある)も不明である。

一般的な消火器を使うくらいなら、避難した方がマシらしい。

とまあ、出火が想定されていたとは思えない状況で、避難口付近には出荷前の製品が積まれていたという残念な話もあるようなので、安全を警視した結果だということのようだね。

リチウムイオン二次電池の工場はもっと徹底した安全対策をとっているのが一般的だが、ここはそうではなかったと言うことなのだろう。これはアレだ、セウォル号事件と同じ構図である。

放水で消火しようとした消防隊員

で、もっと残念な話がこちら。

華城リチウム電池工場火災、放水巡り議論沸騰

記事入力 : 2024/06/25 11:15

24日、京畿道華城市内の一次電池メーカー「アリセル」の工場で発生した火災で、消防当局が放水による消火作業を行ったことをめぐり、議論が巻き起こっている。一次電池に含まれているリチウムは水に触れると爆発する危険性があるのにもかかわらず、なぜ放水したのかということだ。

朝鮮日報より

そうかー、水かけちゃったかー。

化学消防車が来ているようには見えないね、確かに。

これについて、消防当局関係者は「爆発の懸念があったが、リチウムはごく少量しか含まれていないため水を使用した。災害現場標準作戦マニュアル上の『火災対応共通標準作戦マニュアル』と『金属火災対応マニュアル』に基づき、今回の火災に対応した」と述べた。

朝鮮日報より

マニュアル通りの消火活動だったという当局の主張だが、本当かね?

それでも、「リチウムと水が直接接触すれば一酸化炭素・亜硫酸ガスなどの有毒ガスが発生するため人命被害が大きくなった蓋然(がいぜん)性も排除できない」(又石大学消防行政学科キム・サンシク教授)という見方もある。又松大学消防安全学部のイン・セジン教授は「工場内にリチウムがどのような状態だったかが重要だ。リチウムが原材料状態だったのか、固体ケースに入れられた状態だったのか、確認せずに水を使ったとすれば問題になる可能性がある」と述べた。

朝鮮日報より

そもそも、日本の場合はこの手の特殊な消火が必要な施設には、工場内に消防車が用意されているケースが多い。韓国のこの工場は、そうではなかったという事なのだろう。

そして、工場内部にどのようにリチウムが保管されているのかが分かった状態で消火に入ったのか、そうではなかったのかもハッキリしてはいない。なお、噂によるとここ10年で3回目の出火であったようだ。やっぱり、安全管理がちょっと怪しかったということなんだと思う。

報告していない出火

なお、こんな報道が出てきて笑った。

「31人死傷」アリセル代表が謝罪…2日前の火災未報告の理由は?

入力2024.06.25.午後3:15 修正2024.06.25.午後3:31

京畿華城市のリチウム電池メーカーであるアリセルの火災事故と関連し、パク・スンギャンアリセル代表が公開謝罪文を発表しました。

~~略~~

被害者のほとんどが日雇い労働者であり、内部構造に不慣れな点が被害規模を拡大させたという分析が出る中、違法派遣はなく、定期的に安全教育と粉末消火器教育法も十分に行ったと説明しました。

去る22日にも当該工場で火災が発生したが、申告をしなかったことについては、「リアルタイムで報告され、それに対する措置に問題がないということまで十分に報告された」とし、「隠蔽しなかった」と強調しました。

NAVERより

6月22日にも工場で火災が発生していたのだとか。

正確な火災の原因については、「作業者が作業する不良セルに対して事前に作業する際の点検を行い、別途に取り出したセルで火災が発生した」とし、「現在、事故原因については把握している最中なので、誠実に調査に応じ、回答できるようにしたい」と述べました。

NAVERより

そして、不良セルの取り出しの際に火が出たということのようだ。

……不良セルの取り出し??ちょっと意味が良く分からないんだが。まあ、韓国語の報道を機械翻訳しただけなので、翻訳が間違っている可能性はあるよね。

追記

初期消火は間に合わなかった

韓国では連日報道されるレベルのニュースになっているようだね。中央日報が社説を書いていたので、紹介しておきたい。

23人の命奪った「白い石油」の惨事…バッテリー大国の韓国にマニュアルもない(1)

2024.06.26 09:05

京畿道華城市で発生したリチウム電池工場火災から1日が過ぎ人災の状況が相次いで明らかになっている。2日前に不良品のバッテリーの爆発火災が発生したのに通報もしておらず、大量に積まれたまま包装作業を継続した企業の安全不感症、過去に何回もリチウム電池火災が発生したのに政府の火災安全管理基準すらなかったことが代表的だ。その結果、移民労働者18人を含む23人が連鎖爆発で広がった火炎から逃げる間もなく命を失った。

中央日報より

社説の内容には若干疑問があるが、そちらはさておこう。

気になっていた消火器だが、やはり問題があったようだ。

リチウムは火災発生時に通常の粉末・窒息消火器では消火が難しいが、消防法では金属火災は火災類型に分類されず専用消火器が事実上ないという。消防施設関連法令上、火災は一般火災(A級)、油類火災(B級)、電気火災(C級)などの類型で分類し、消火器具(薬剤)安全技術基準もこの類型により開発するためだ。実際に火災当時の防犯カメラ映像には従業員が一般消火器で消火を試みて失敗した姿が映っていた。

中央日報より

使っていたのは一般消火器だったらしい。つまり、安全対策において出火を想定して「専用の消火器」というのを用意していなかったことを意味する。記事の記載で「専用消火器が事実上ない」とあるけれども、いくつかの消火器メーカーのサイトを見ると、適した消火剤は紹介されている。

そもそもリチウム含有量が1gを超える単電池は、国際的にも危険物(クラス9)として取り扱う指定があり、特に航空貨物として扱う場合にはかなり厳しい定めがある。これは、リチウムイオン二次電池からの出火事故が複数出てから取り扱いが定められたんだよね。

また、出入口側にバッテリー3万5000個を箱ごと積み上げて被害を増やした。従業員は火を避けようと出入口と反対側に走って行って被害に遭った。韓国産業安全保健公団の「水反応性物質の取り扱いと保存に関する技術指針」は、「リチウム金属を分離しされた部屋や建物に保存せよ」と規定しているが法的拘束力はない。

中央日報より

結局のところ、危ない状態で積み上げられていて、そこから出火したことが問題で、初期消火は全く間に合わなかったということになる。

安全管理の疑い

それと、2日前にも別の事故があった件だが、これがまた結構杜撰であったようだ。

アリセルは事故2日前にもリチウム電池で火災が発生したのに通報していなかった。警察などによると、第2棟1階で作業者がバッテリーに電解液を注入していたところ、温度が急上昇して火事が起こった。今回の事故で死亡した女性従業員の夫は、妻とやりとりしたメッセージを公開しながら「当時工場に煙が出て警報音が2回ほど鳴って従業員が慌てたと伝えた。その時措置をしていたならば…」となげいた。アリセルのパク・ジュンオン本部長は謝罪会見で「22日にも火災が起きたことを認める。ただ作業者が不良品を見つけて措置する過程で火事が起こり、適時に鎮圧され問題がないと判断して通報しなかった」と釈明した。

中央日報より

ここの記載の意味が良く分からない。バッテリーに電解液を注入??一次電池ではなく、二次電池も作っていたという意味だろうか。

そもそも「不良品を見つけて措置をする」が、何故、「バッテリーに電解液を注入」になるのかが分からない。問題になった製品の構造が明らかにされていないので、何とも言えないのだが。

リチウムに対する規制が緩いのは比較的安全な物質と考えられるためだ。今回の爆発・火災を起こした一次電池に対する安全不感症も問題だ。又松大学消防防災学科のイン・セジン教授は、「二次電池の場合、携帯電話やノートパソコン、自動車によく使われ一般の人たちも爆発や火災の危険性に対する認識がしっかりしているが一次電池は危険性を見逃す側面がある」と指摘した。

中央日報より

そもそもリチウム一次電池は取り扱いにさえ気をつければ、危険な物質とは言い難い。指摘にもあるがリチウムイオン二次電池の方が余程危険性が高いからだ。それでも、リチウム一次電池に関しても、日本では小分けにして一纏めにしないなどの取り扱いルールは企業毎に定められ、消防からの通達がなされている。特に廃棄する時にトラブルになり易いので、しっかりルールが定められている。

何か、社説はルールを定めれば問題ないというような記述になっているのだが、どんなものでもルールは守れなければ意味はないと思う。韓国だとルールがあっても守られるのかどうか、そちらの方が問題のように思うんだけど。

追記2

ある意味衝撃なんだが……。

積んであったリチウム一次電池から煙が出て、あっという間に燃え広がっている。

何が衝撃かって?雑に置いてあるリチウム一次電池の状態と、ただ置いてある電池から火が出たってこと。不良品がどうとかそういうレベルで良いのか?これが出荷されたらと思うと恐ろしい。

コメント

  1. みみこ より:

    >安全対策が徹底されていなかった
    →安全対策がなかった

    ではなかろうかと。
    いつものあの国の事故と同じですよね。

    • 木霊 木霊 より:

      そんなにズバッと(苦笑

      平常運転ではあるんですが、まだまだこれから情報出てくると思いますよ。

  2. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    記事の内容で全て語られてて、言うことないですが……

    リチウム乾電池は、高価ですが流通してますね。
    七面鳥も、緊急用に保管してます。
    大パワー、長寿命、長期保管性にすぐれ、寒冷地でもパワーが出る優れものです。
    高照度フラッシュライトなんかにも、よく使われてますね。
    そういうものだけに、不良品で火を噴いた日には……

    映像見る限り、手積で箱並べた後、いきなり火を吹いた感じで、何がきっかけかよく分からないのですが……何か導体がコンテナに紛れ込んでショートでもしたのか、最初から不良で、このタイミングで電池の絶縁が破壊されたのか……恐らく、現場は燃え尽きて解析不可能でしょうね。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/b3199634bef4641eeb5e0d2c574671b828d9c099

    亡くなった方は外国人労働者が殆どで、防犯カメラ映像見る限りは頑張って対処しようとしていたみたいですが……そもそもの消化器がリチウム用ではなく一般のABCタイプだったとか。
    避難路も荷物があって通れないとか、歌舞伎町のキャバクラじゃないんだから……という感じです。

    このタイプの「安全無視・マニュアル無視」の事故、無くならないですよね、お隣さん。

    亡くなった方のご冥福をお祈りします。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      事故状況はハッキリしないんですが、先ず、乾電池としてパッケージ化されたものから火が出るというのが信じられません。
      本日の社説では、危険物を取り扱うので安全手順書が必要とかルールが必要とかそんな話になっていますが、リチウム一次電池に関していえばそんな危ないものではないハズなんですよ。
      そこが先ず分からない。

      そして万が一、火が出た場合には、山積みになっていたリチウム一次電池に類焼してしまうというのは、分からなくはないので安全管理は必要だと思いますよ。それを普通の消火器を使って消火してしまうような教育の状態だったというのはかなりマズイ気がします。

  3. 河太郎 より:

    まぁ、その、みみこ様の書いたコメの上書きみたいな感想すけど。
    杜撰で適当な管理体制といい、被害者の多さといい、明治から戦前の炭鉱みたいですね。これでタコ部屋とかあったら、
    漫画「カイジ」ですよ。

    • 木霊 木霊 より:

      これがどうも、「カイジ」っぽい話らしく。
      違法派遣業者から派遣された作業者だったとかいう噂が出ていました。

  4. 玄米茶 より:

    F1マシンの炎上に一般消火器を使って回復不能にした国なので、高価なリチウム対応消火器なんてどこの工場でも置いてないんでしょうね。
    で、数日は「〜しなければならない」の大合唱をして、結局は何もせずに同じ事故を繰り返す、いつもの韓国しぐさをやるんだろうなぁ……

    • 七面鳥 より:

      横合いから失礼。

      「韓国しぐさ」言い得て妙で昼飯吹きました。
      ・~するしかない
      ・~しなければならない
      あちらのマスコミは、大体この大合唱で、でも結局何も変らない。
      「自分が変える」「自分が変る」という当事者意識がない、あるいは「変える≒変らざるを得ない弱者」という意識あるいは「先に変えると損をする」との勘定から、誰も動かないのじゃないかなって思います(で、敵対者は徹底的にこき下ろす)。
      李氏朝鮮からの伝統的な「しぐさ」ですよね。

    • 木霊 木霊 より:

      ああ、F1の消火器の話、ありましたね。
      衝撃的な思い出ですが。

      なお、件の火事は新しい記事を書きましたが……、予想通りの展開になっていますよ。