あまり、この手のニュースは扱わないんだけど。
〈見た目バケモノ〉〈ヒステリーババア〉茨城県警幹部が筑波大・東野篤子教授への侮辱罪で家宅捜索されていた!
2024年6月27日
〈見た目からしてバケモノかよ〉
〈ヒステリーババア〉
5月上旬、茨城県警の現役幹部が、筑波大の国際政治学者である東野篤子氏に対して誹謗中傷をX上で繰り返し、県警の家宅捜索を受けていたことが「週刊文春」の取材で分かった。
文春オンラインより
なかなか酷いニュースなのだけれど、これ、いわゆる「菊タブー」に分類される話で、週刊文春が切り込んで報道された流れだったので、仕方がないかな。
警察幹部、なにやってんの
国際政治を専門としている
週刊文春のやり方は本当に嫌いで、数々の誤射を考えると、こんな週刊誌を何時までも生き残らせるべきではないとは思っている。
思ってはいるんだけど、しかし、この件に関してはGJと言わざるを得ない。
筑波大教授の東野篤子氏がネットでしつこく絡まれている事案は目にしていたのだけれど、彼女の言説が不都合な方はそれなりに居るらしい。
「極右伸長で欧州議会の脆弱さ続く」と筑波大の東野篤子教授 中露の介入も
2024/6/10 22:10
欧州連合(EU)の欧州議会選でEUに懐疑的な勢力が伸長した結果や今後の影響などについて、筑波大の東野篤子教授(国際政治)に聞いた。
欧州議会選では、最大勢力の「欧州人民党」(EPP)が一定の勝利を収めた。他方、フランスの極右政党で前党首のルペン氏が事実上率いる「国民連合」が中核の「アイデンティティーと民主主義」(ID)をはじめとする極右や欧州連合(EU)懐疑派勢力が伸長した。
~~略~~
今回の選挙では、ロシアや中国などの外部勢力からの選挙介入が大きく取り沙汰された。独極右「ドイツのための選択肢」(AfD)は中露双方のスパイ活動との関わりが指摘されている。EUの政策決定で重要な役割を担う欧州議会が脆弱な状況が続く懸念がある。
産経新聞より
本件と直接関係は無いと思われるけれども、本人は国際政治が専門で、直近で欧州情勢を分析した記事に登場していたので紹介させてもらった。
とはいえこの記事、産経新聞さんはちょっと酷いんじゃないの?「極右伸長」というのが適切かどうかはちょっと怪しく思う。まあいいや。
ロシアに関する分析
この他に、目に付いた記事がこちら。
ザルジニー司令官解任「政治的リスク高い決断」 東野篤子氏の分析
2024年2月9日 19時00分
ウクライナのロシアへの抵抗を約2年にわたって率い、国民から英雄視されてきたザルジニー司令官が解任されました。今後、情勢にどのような影響が出るでしょうか。筑波大の東野篤子教授(国際関係論)に聞きました。
ウクライナのゼレンスキー大統領が8日に解任を発表した軍トップのザルジニー司令官は、国民からの支持と尊敬が極めて厚い人物で、その信頼度はゼレンスキー氏を上回るほどだ。解任の臆測が報じられてからは、(東野教授と)親交のあるウクライナの研究者からも、解任に反対する声が相次いでいた。
朝日新聞より
ウクライナ関連のニュースで朝日新聞は随分と東野氏を重用していたようだ。女性研究者で、物事をハッキリ断言してくれるところが、朝日新聞的にも使いやすいのかも知れない。

ただ、そのお陰かかなり心ない批判を受けるケースもあるようだ。あ、これは朝日新聞がという話ではなく、物事をハッキリ言い、ロシアに批判的な言論を展開して目立つという点で批判を受ける大賞になっているという意味だ。
露と欧州 意思疎通欠く…筑波大准教授 東野篤子氏[視点 ウクライナ危機]
2022/03/09 05:00
ロシアのどのような言い分を取り上げても、今回のウクライナへの軍事侵攻は正当化できるものではない。
~~略~~
「オリガルヒ」と呼ばれるロシア新興財閥の幹部が、プーチン氏に忠誠を尽くしてきたのは損得勘定からだ。制裁で苦境に陥れば、オリガルヒらの「プーチン離れ」は一気に進むだろう。
讀賣新聞より
いちいち納得できる内容なのだが……。
もしかして工作員?
ちょっと気になるのは、何故、東野氏が狙われたか?という点である。
本件に関するJFS氏のポストで、これがなかなかキワモノだったというようなことを指摘されている。
まあ、記載内容からキワモノである事は伺い知れるのだが、随分なデジタルソルジャーぶりだったらしい。
この一連の流れなど見ると、該当ポストは削除されてしまって読むことは出来ないのだが、Qアノン系の陰謀論が大好きだったようだ。警部、何やってんすか、生活安全課の幹部はそんなに辛いんすか。

この話、単なる警察の不祥事という話で片付けるべきなのか迷うのが、陰謀論者であって過激な言説を繰り返していたという点だ。
この手の陰謀論系工作員というのは意外に多いようで、ネットでご活躍なさっている様子はXなどを眺めていると頻繁に目に付く。しかし、そうした陰謀論者がロシア系工作員の工作に荷担している、あるいは既に工作員であるという状態になってしまっていると、なかなかシンドイ展開である。
単なるネットの誹謗中傷事件に留まれば良い(良くはないが)が、職場でも工作をしていたとしたら県警レベルで内部に浸透されているということになる。この件は気にしておきたいと思う。
追記
菊タブーかと思っていたが、NHKニュースは報じた模様。
“SNSでひぼう中傷”大学教授が刑事告訴 茨城県警の警察官捜査
2024年6月20日 18時47分
茨城県の筑波大学の教授が、SNSでひぼう中傷されたとして、茨城県警察本部に刑事告訴していたことがわかりました。捜査関係者によりますと、投稿したのは県警の警察官で、告訴を受理して捜査が進められていますが、茨城県警は取材に対し「コメントできない」としています。
NHKニュースより
しかし、情報はスッカスカだな。
犯人の名前すら非公開とは……。おそらく未だその段階ではないって事なんだろうけれど、そのうち容疑が固まれば公表されるかも知れないね。
コメント
ども。実態がどうだか解らないですが、
「極右の伸長」と決めつけてる連中に同情はしませんな。
そもそも「極右」の概念が、自称リベラルのメルケル糞婆みたいなパヨクが、環境だの移民だのに反対するリアリストにレッテル貼りするラベルでしょ!!
じゃあ、お前らの嫌いな極右が伸長するのは「お前らが嫌われてるからだ!」とは考えないんだな。西洋人は日本人と違い面の皮が戦艦装甲なみだから。まぁ同じことは日本のパヨクにも言えるけれど、基本的に「反省」がないんですよ。
そして声を大にしますが、もともと「レッテル貼り」の「キャンセルカルチャー」を政治利用してきたのは「リベラル」であり、「アカの手口」ですよ!!
こういうお高くとまった知識人や有識者は造反有理で追放したれと想うので、
まったく同情しませんな。世界に反知性主義が拡散したのは極右のせいではなく、こういうレッテル貼りキャンセルカルチャーを旗振りしてきた連中のせいです。ざまあみろとしか思えない。
メディアはそういうこと(極右の伸長)にしたいんでしょう。
EUの実態の多くは、どう考えても政策の失敗と、ソレを追求する側ってことなんで。分かり易い二項対立演出ということだけではなくて、そもそもEUのシステム自体が失敗だって事まで踏み込んでいく話になるんですが、それは報じたくないんでしょうな。
国際政治が専門なんですか?
極左の正義が専門の学者風では?
さあ?
僕は彼女を擁護したいわけではありませんよ。単に間抜けな警官が犯罪に手を染めただけのお話ですから。
ただ、その背景に工作の可能性を見たので、警戒が必要では?という要旨です。
こんにちは。
職務上、警官(を含む治安に関連する職種)は中央やや右くらいでちょうどいいとは思っていますが、他者を侮蔑して良い道理は無いですね。
警察の自浄機能が試される案件、と思っています。
まあ、マスコミは、きっかけさえ有れば炎上を狙うのでしょうけれど……
こんにちは。
この話はシンプルでして、警官だろうが官僚だろうが、他人に対してネットで罵詈雑言を投げつければ罪に問われるというだけの話であります。
ただ、「何をやっているんだ」とため息は出ますけれども。
犯罪者が出れば、徹底的におかしな部分を切除して改善してほしいものですな。