無限に引き延ばせる訳もあるまいに。
中国碧桂園、香港裁判所での清算審理が再延期 7月29日に
2024年06月06日(木)15時52分
中国不動産大手の碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)は、債権者による清算申し立てについて、香港の裁判所が審理を7月29日に延期したと6日に提出した書類で明らかにした。
Newsweekより
延期してどうするんだろうか?
打つ手ナシの再延期か
対前年同月比マイナス80%
これまでも「死んだも同然」というような記事を書いて来たので、「未だ引き延ばすのか?」とちょっと呆れてしまった。
というのも、Money1様のところでこんな記事が。

なんと、新規販売実績が-80.53%と、対前年同期比でほぼ80%が蒸発したというのである。時間を稼いだところで、業績が改善するとはとても思えない。
海外債権者との債務再編協議が進展しているという証拠を示すことができれば、清算回避に向けて有利に議論を進められるとみられる。
Newsweek「中国碧桂園、香港裁判所での清算審理が再延期」より
どーすんだろう、これ。
流石に海外債権者も、「無理なんじゃないの」という結論を出しそうな気もするんだけれど、少しでも利益確保するために延長に応じるのだろうか?
焦点は3中総会
少し前に、3中総会絡みの記事を書いた。
支那経済が危ないのだが、流石に開催を先延ばしにしても良い材料が得られるとも思えないので、そろそろ開こうということになって今年の7月に開催予定であるとの情報を紹介した。
これによると、何か斬新なアイデアを出してくる予定らしい。
欧米と異なる発展様式「中国式現代化」の推進などが主な議題となる。
時事通信「「3中総会」7月に開催」より
この3中総会の結果を待って、支那不動産大手の碧桂園の審理をするという事なのだろうね、7月29日に審理延期ということは。
しかし、そうはいっても真っ当な意見が出てくるとも思えないのだ。
何か、余っている不動産を地方政府に買い取らせることで、景気刺激をする予定だったらしいのだけれど。
不動産関連株値下がり
これも一月たってどうなったかというと、ガッカリな様子。
中国の不動産株、弱気相場入り-政府の支援策巡り懐疑的な見方続く
2024年6月6日 12:57 JST 更新日時 2024年6月6日 18:46 JST
中国の不動産株がテクニカルな弱気相場に突入した。政府の不動産セクター支援策を巡り、投資家の間ではなお懐疑的な見方が続いている。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の中国不動産株指数は6日、3.3%下げ、5月半ばの高値からの下落率が21%近くとなった。融創中国は12%安、旭輝控股は8.4%値下がりした。
Bloombergより
少なくとも株価は下落していて、投資家としても不動産株は投げ売りに近い状況だ。
中央政府が5月17日に発表した広範な支援策に対する疑念から、不動産株が売られている。投資家は当初、住宅ローンの頭金要件緩和を含むこの政策を歓迎したが、その後、需要を回復させ、住宅の在庫過剰を減らす効果を巡り懸念が広がった。
Bloomberg「中国の不動産株、弱気相場入り」より
そりゃ、素人判断でも上手く行かないことは明らかなのに、投資家が「上手く行く」と判断するわけがない。

どーすんのよ。アナリストは「年末を待て」とか言い始める始末だ。もちろん、良い材料があるわけではないので、「政府救済策が上手く行く前提」なのだろうけれども。
好材料が一切ないので、僕としても書けることは殆どない。「ダメっぽい」というだけである。
コメント
こんにちは。
生ける近平、死せる碧桂を走らす、ですかな?
(出稼ぎ先で死んだ)死体を自分で歩かせて故郷に戻すのは、キョンシーの元ネタの殭屍術ですが、国家レベルのそれですね。
ひねりもなきゃ面白くも何ともない。失礼しました。
こんにちは。
碧桂園は死に体なんですけど、どうするつもりなのか。
ゾンビだらけですよ?支那の不動産開発は。