ここの所、スパイだの暗殺だのという記事を扱ってきたので、このニュースも実に嫌な感じがする。
英内務省職員の被告が死亡 香港活動家監視で起訴 公園で発見も死因や背景不明
2024/5/22 10:00
英警察当局は21日、香港の情報機関のために働き、在英の香港民主活動家を監視したとして、英国の国家安全に関する法律違反の罪で起訴された内務省職員のマシュー・トリケット被告(37)が死亡したと発表した。英メディアによると、被告は13日の起訴後に保釈され、19日に公園で死亡しているのが見つかった。死因や背景は不明。
産経新聞より
ロンドンの公園で、遺体で発見されたマシュー・トリケット氏だが、どうやらスパイ活動疑惑をかけられている人物だったしい。
詳細は未だ不明だが
スパイが殺された?
内務省職員であったこの人物、保釈中に不審死をとげたらしいのだが……。
スパイ活動容疑で保釈中の被告、遺体で発見 英
2024.05.22 Wed posted at 10:00 JST
ロンドン(CNN) 香港の情報機関のためスパイ活動を行っていたとして英警察に訴追されたマシュー・トリケット被告(37)が19日、ロンドン西部のバークシャー州メイデンヘッドの公園で遺体で発見された。
警察はトリケット被告の「不審死」を捜査中。遺体は公園で一般市民によって発見されたという。
CNNより
実に怪しい話である。が、死因もハッキリしないので、直ちに事件性があるかどうかという判断もまたできない。
なお、この人物は元海兵隊員であるというから、また話がややこしい感じがする。「不審死」という言葉で片付けられましても。

ただ、「現場で死亡が確認された」と書かれているので、病院に搬送するまでもない状態であったのだろう。つまり、記事にはハッキリ書かれてはいないが、口封じのために殺害された可能性が極めて高いと思う。もし違ったら、追記でお詫びして訂正させて頂く所存である。
支那だけでなくロシアからも
なお、先日はこんなニュースがあった。
イギリス政府 ロシアの駐在武官を“スパイ活動”で国外追放へ
2024年5月9日 7時07分
イギリス政府は、スパイ活動をしていたと見られるロシアの駐在武官を国外退去させると発表しました。
イギリス政府は8日、国内でのロシアの諜報活動への対抗措置としてロシアの駐在武官を国外退去させるほか、ロシアが諜報活動に使っていたとみられる国内の複数の施設を「外交施設」の位置づけから除外すると発表しました。
また、ロシアの外交官の滞在期間を制限するとしています。
NHKニュースより
ロシアもスパイ活動には積極的に予算をつけている、言わばお家芸的な話なので別に違和感のない話ではある。
イギリスでは去年からことしにかけて、ロシアのためにスパイ活動をしていた罪でブルガリア国籍の6人が起訴されたほか、近年、議員へのサイバー攻撃などが相次いでいてイギリス政府はロシアが関与していたという見方を示しています。
NHKニュースより
「サイバー攻撃」の話も最近何処かの記事で取り上げたが、なんともきな臭い話だね。
この話はこれ以上膨らましようがないので、この辺りで止めておくが……、各国の緊張が高まっていることが伝わってくるようだな。
そして改めて思うのは、日本は大丈夫なの?と。
コメント
いや、どう考えても口封じでしょう。
それ自体は通常運転なのでコレという感想はありません。
何ぞあるとしたら、日本も本格的な諜報機関を持たねばならず、諜報戦を戦う以上、こういったウエットワーク(汚れ仕事。セックスを濡れ場と呼ぶことからの比喩と思われる。)もやらねばならないという現実です。佐藤優氏が映画「シェパード」を見ていて、主役が米国の安寧ノ゙為に消えてもらわねばならない奴を、意を決して飛行機から突き落とすシーンがあり、佐藤氏は「諜報機関を持つ以上、こういうダーティワークの実行も覚悟をせねばならない」と発言してました。
情報収集と分析が大半といえ、それだけの諜報機関など存在しませんから。
国を護る為には手を汚す覚悟を必要とするというのが、敵味方関係なく真実であるということの表れだと思いました。
続報が現時点では見当たらないのですが、恐らくは口封じなんでしょうね。
諜報活動は綺麗事ではないのでしょう。流石にスパイアクション映画みたいな展開はないでしょうが、暗殺くらいは平気でやらかしそうですね。